2000馬力のグラマンに勝て!
と海軍に要求され、三菱が開発した 950馬力の 『 ゼロ戦 』。
非力な発動機には軽量化が一番の特効薬である。
竜骨は強度限界まで穴を開け軽量化、
ただでさへ軽い超々ジュラルミンをさらにペラペラに伸ばす。
パイロットを守る鋼鉄の防弾装甲板など持っての外、
大和魂だ、天皇陛下バンザイだ、多少背中がスカスカしても、
そこは精神力で補え! と撤去。
結果、今なを語り継がれる名機が誕生したワケであるが、
軽量化しすぎたので急降下すると翼がモゲる欠陥機でもあったのである。
それを米軍に見破られた途端、我が皇軍は敗戦への道をひた走る。
おい、いくらなんでもそりゃ酷すぎるぞ?
真珠湾ではイキナシ殴りかかったから上手く行ったが、
もっとちゃんとしたモノ作ってくれない?
と海軍が要求。
三菱社は無い知恵を絞って 『 改悪 』 を重ねた結果、
ラバウルからガダルカナルまでも飛べない新しいゼロ戦が誕生。
戦闘機の援護が受けられず、陸戦隊は圧倒的物量の米軍に惨敗する。
超弩級戦艦 『 武蔵 』。
呉の海軍工廠で建造された 『 大和 』 が20発以上の直撃弾と
9本の魚雷を喰らってもまだ自走可能であったのに対し、
長崎の三菱造船所が 『 同じ設計図 』 で作ったハズの武蔵は
わずか2本の魚雷で沈んでしまった。
近年も三菱社製のトラック・バスのワッパがモゲて
大騒ぎになったのは記憶に新しい。
チープなことが得意なのは三菱社の伝統のようである。
うちの大事な一人娘と近所の三菱に行って見たら
なんちゃってラリー仕様の車が展示してあった。
近くによってよく見たらとんでもないほどにチープなお仕事が随所に♪
いったいぜんたい、三菱の人たちは
どんなセンスで仕事してるんでしょうねぃ。
オレがやった方が上手いぞ?
Posted at 2007/12/22 16:48:54 | |
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