一休さん、お正月に皆に請われてサラサラと書をしたためた。
『 親死ぬ 子死ぬ 孫死ぬ 』
一同、正月早々インギでもねぃ、不謹慎だ、と非難轟々。
されば禅師、飄々と答えたという。
『 これでめでたい。 この順番を逆にする気か? それこそ不幸というものだ 』
今に残る禅師の肖像、
一見、乞食坊主の如し、ではある。
ではあるがよく見れば、細くカットされたヒゲ、ハの字のマユ、
クラークゲーブルの如し、である。
襟元を見るに、どこぞの花柳界の玄人衆かと思うほどビシっと決まっている。
成人式でニワカ仕立ての振袖を着たおねいちゃん達ならこうは行くまい。
禅師もまた中村主水的ダンディズムの実践者だったのか。
一休禅師よ。
地蔵はあなたの弟子になりたい。
Posted at 2009/12/28 17:15:04 | |
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