地蔵の最近のお酒のアテです。
アテ、と言う言葉が薩長の田舎侍が制定したいわゆる標準語なのかどうかは知りませんけれど、
肴、つまみ、と同意です。
70年のロングセラーを続ける伊藤ハム・ポールウインナーです。
これは魚肉ではなく豚と羊です。
だからと言って美味くありません。 不味いです。
不味いけれども美味いんだよ。
立ち呑みの出来る酒屋さんのアテ類、
カンヅメの大和煮だとか、スルメだとか、不味い物ばかりなんだけれども
とても魅力があるのと同じです。
あせって皮をむくと途中でグチョグチョになったり折れたりするのが難点ですので
精神を統一しなければなりません。
先っちょを歯で噛み千切ったり、ネジ切ったりしては決していけません。
お茶を飲む、というくだらない行為を 『 茶道 』 にまで昇華させた利休居士や
美食倶楽部・魯山人の心に通じるものがあります。
くだらないことを一生懸命やる、
これが日本の心ではないでしょうか。
だけれども、自分がやっていることがくだらないことである、という自覚が必要です。
自覚なしに一生懸命やるのは、ただのバカです。
趣味人たるもの、バカであってはいけません。
Posted at 2010/05/30 18:18:23 | |
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