三河物語をご存知だろうか。
天下のご意見番・大久保彦左の書いた秘伝書なのですけれど、
あまたの戦陣に参加して、
きものを脱ぐのが恥かしいぐらい全身傷だらけになり働いたのに、
ベンチャラのうまい事務系の連中ばかりが出世して、ワシぁ、たったの三千石かよ・・・
という恨み節でもあり、読むにつれ、
まあ、うちで一杯やろうや、ご老体、と言いたくなる本なのであります。
お話しは替わって森進一。
名曲 『 おふくろさん 』 にくだらないお涙頂戴のバースをくっつけたものだから
純粋な母親賛歌として作った川内康範の逆鱗に触れてしまい、
あわてて羊羹もって謝りに行ったら、
おい、羊羹でごまかすツモリか、わしはガキじゃないぞ!と火に油を注ぐ結果となって
お茶の間をずいぶん楽しませてくれたのも記憶に新しい。
森進一は苦労しました、貧乏でした、辛かったです、を売り物にしている芸人なんですけれど、
歌手なんて無名の歌手ですらドサ周りさへしてれば、
我々サラリーマンをはるかにしのぐほどの稼ぎがあるワケで、
苦労話なんぞは信じちゃいけません。
森進一・ジサクジエン、
聴けば聴くほど笑えてくる名曲 『 うさぎ 』 どうぞ。
Posted at 2010/11/15 15:47:07 | |
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