尾村伊助のブログ一覧

近ごろ具志堅さんがいい味出してますね。

むかしのボクシングはプロらしくてとても面白かったです。


大場政夫を筆頭に、ファイティング原田、具志堅用高、輪島功一、ガッツ石松、

もうムチャクチャなボクシングでハラハラドキドキ。

チャンプには成れなかったけれど、赤井英和が面白ボクサーの終焉ではなかったでしょうか。

最近はアマチュアの試合かと思うほどマジメなボクシングでつまりません。

ハッタリばかりが先行するのが胸糞わるいです。



さてさて大阪も氷点下になりとても寒いのでうれしくなって

新しいデジカメの試し撮りに出かけました。

フォトギャラ見てね。

カメラの取説、と言ってもＣＤ-ＲＯＭなんですけれど、

あまりの膨大さに悪戦苦闘、

ようやく実用レベルまでマスター出来た地蔵です、こんにちは。


ライフワークにしようと思っている　『　街の灯　』、

第一作はメンドクサイからおうちからパチリです。


山形だか福島だかで作られているという松下製ライカレンズですけれど、

因業メーカー・ライカは製造品質に非常に厳しくて、

作っている方も悪戦苦闘だそうです。


だけれども、狙ったとおりの絵が写せて大満足です。

親方の居ない間にこっそり道具を使って見よう見真似で憶えた素粒子仕上げも

設定のみでカンタンに出来てしまいます。

時代ですね。


カラーの発色は、

アメリカのテクニカラーだかコダクロームだかのケバい発色に毒された目には、

ものすごくたおやかに映る、なんと申しましょうか、

ロシアやフランス映画の空気感、

言うなれば、アグファの香りです。

キャノンでは到底ムリですな。

お正月に、何かおめでたい書を描いてくれ、と頼まれた一休さん、


親死ぬ　子死ぬ　孫死ぬ


と書いてヒンシュクを買ったそうです。


すると一休さん、烈火のごとく怒りだし、

バカか、おまいら、この順番が逆になってみろ、それこそ不幸だぞ？

と言ったそうです。


さすが一休宗純禅師。

大好きです。


今に残る肖像画を見ると、

着物のエリの合わせ方等、ただの乞食坊主じゃないことが一目瞭然ですね。

おしゃれです。

昨年末より、あんた、正月の餅代どうすんのよ？

と鬼嫁にヤイノヤイノ言われて渋々お休みなしで深夜より働いていた地蔵です、

おめでとうございます。


まったくヒマがありませんでした。

さりながら、忙中閑アリ、と申しまして、

地蔵にもわずかに閑があったのですけれど、

みなさまご存知のようにその閑をライカ導入に費やしてしまいまして、

みなさまに発送すべきお年賀状を全く作成しておりません。


この不義理をけしからん！とお思いになる方はどうぞ、お去りなさい。

おまいらより、このオレさまの時間が大切です。

去るものは追わず、近ごろでは来る者も拒む地蔵です。

歳を経るにつれ、ますます社交性がなくなって来ました。

人間嫌いも悪化しております。



さて、恒例の年頭所信表明であります。


★ラパンＭＴ換装の軍資金調達

★ライカで写すテーマは　『　街の灯　』　『　路地裏　』

★ますますもっての趣味への没頭

★オレは虔十になる！


地蔵が敬愛する写真屋の不肖・宮嶋くんは不遜な男ですけれど、

写真を写している時の小学生のような笑顔を見て地蔵も悟ったのであります。

カネも要らなきゃオンナも要らぬ、あたしゃもすこし背も要らぬ、

ただ欲しいのは純白の精神性であります。


地蔵の汚れちまった悲しみを恨む元旦でありました。

イエペソのモダニズムよりセゴビアのロマンチシズム、ではさようなら。