東電のうそっぱちな発表を聞いていると、
やっぱり温度センサって大切だな、と思う地蔵です、こんにちは。
最初っから大穴開いて放射能もお水もドバドバ漏れ放題だって言ってるじゃないか。
それを今ごろになって2号機にお水が60cmしか溜まってません、って・・ww
思えば水温が400度になったものを、
温度計の故障です、安全です、問題ありません、風評被害です、絆!絆~~っ!
って言ってたのもウソっぱちでホントに400度まで上がってたんですね。
だってお水が無かったんだものw
というワケで地蔵号の水温センサ、復活しました。
うれしくて仕方ありません。
オートバックス(実名)の店員が出来ることなら世界中の人々にも出来る、
と信じていますのですけれど、地蔵には出来ないものだから、
日ごろお世話しているチューニングパーツメーカ飛田スポルツの社長の
レイモンド飛田さんに取付けをお願いしました。
飛田さんは地蔵の分身のようなものですから何でもロハで引き受けて下さいます。
壊れたセンサを外したとき、ミドリ色のヘンな汁がこぼれたので
あとでエア抜きしとけ、と命令しましたら、
あなた、こんな所、物理的に考えてエア抜きの必要はありませんよ、
とおっしゃるものだから、気は心、と言うじゃないか、
ホースをモミモミするぐらいのことはサービスでやっとけ!と怒鳴ってあげました。
水温計の針が動き出した時は地蔵はもううれしくてうれしくてひとりでに笑へて仕方ないのを、
無理やり大きく口をあき、はあはあ息だけついてごまかしながら
いつまでもいつまでも地蔵号の水温計を眺めて立ってゐるのでした。
時にはその大きくあいた口の横わきをさも痒いやうなふりをして指でこすりながら
はあはあ息だけで笑ひました。
なるほど遠くから見ると地蔵は口の横わきを掻いてゐるか、
或いは欠伸でもしてゐるかのやうに見えましたが、
近くではもちろん笑ってゐる息の音も聞えましたし唇がピクピク動いてゐるのもわかりましたから
学校帰りのご近所の子供らは地蔵をばかにして笑ひました。
あの子たちもやがて大人になって車に乗り始めるでありましょう。
そのとき地蔵のことを思い出すのでありますのです。
中にはアメリカで博士になる子や校長先生になる子もいるでありますでしょう。
そしてふるさとに帰って来たときしみじみ語るのでありますのです。
むかし、この辺りに貧乏人が乗るショボい車をイジリながら
やけにうれしそうな人がありましたよね?
ああさうさう、ありました、ありました。その地蔵といふ人は少し足りないと私らは思ってゐたのです。
いつでもはあはあ笑ってゐる人でした。毎日丁度この辺に立って軽四を見てゐたのです。
この歩道のシミもあの人がオイルやらヘンな汁をこぼしてつけたのです。
あゝ全くたれがかしこくたれが賢くないかはわかりません。
地蔵さんは本当はとても賢かったのかもしれません。
たゞどこまでも十力(※)の作用は不思議です。
今は立派になった紳士たちはいつまでも地蔵の思ひ出を語ったのでありました。
というワケで整備手帳見なさい。
※十力とは仏さまが地蔵さんを救済するときに使ったと云われる10種類の超能力。
Posted at 2012/04/04 18:33:53 | |
トラックバック(0) | 日記