神父さんになれば結婚式のアルバイトで細々と食いつなげるんじゃあないだらうか、
と算用中の伊助です、こんにちは。
ですから京都は河原町三条上ルのカトリック教会に、
キリストの教えをやさしく説いたご本を送ってくれろ、とお願いしたら、
キリストの教えをやさしく説いたご本のみならず、
ほかのご本を2冊とマリアさまのお姿を彫ったメダイまで送ってくださいました。
290円の切手が貼ってありましたのですけれど、全部ロハで下さいました。
メダイよりロザリオがいいんですけれど、贅沢は申せません。
耶蘇をお勉強すれば少しはよい人になれるハズだと思いますので
さっそく読んでおりますと、
お部屋の中がトイレの香りで満たされて来たではありませんか。
あれれ、あれれ、と思っておりますと、
どこかで見たことがあるような外人の女の人が現れたのであります。
おお、なんと聖母さまではございませんか!
さっきのトイレの香りは芳香剤じゃなくてマリアさまのバラの香りだったのです。
ああ、この芳しいバラの香りはプリンセスミチコ、
あるいは遥か南のトムトム島に咲いていた青いバラの香りとまるで同じでありましたのです。
そしてマリアさまはおっしゃいました。
汝、迷える子羊よ、イエスの子よ、汝に福音を授けにきましたのよ、ホホホ、
汝はいつもプリンの黒い汁をチューチュー吸っておるけれど、
そんなに好きならばスーパーでプリンの素を買って来なさい、
さすれば好きなだけあの汁を吸えるぞよ、と。
ですからさっそく買って参りました。
プリンのところはいらないので捨てます。
この罪深き伊助をお許し下さい。 アーメン。
あそうそう、あとひとつだけ・・ ( コロンボの声で読め )
先般、ノーベル賞をかっぱらった中山先生のお話によりますと、
医学研究の世界には 『 阿倍野の犬になるな 』 という格言があるんだそうでありますのです。
恋しくば 尋ね来て見よ 和泉なる 信太の森の 恨み葛の葉、
キツネさんがそう書き残して去ったという安倍清明の生家の跡が阿倍清明神社であります。
そのお隣が伊助の氏神さま、阿倍王子神社であります。
童謡のさっちゃんはここで生まれました。
織田作はここで結婚しました。
吉田兼好はここでつれづれておりました。
文人墨客に愛された街、歴史も深き阿倍野原、
チャキチャキの阿倍野っ子の伊助にはギョっとするお話であります。
阿倍王子神社はテキ屋のバカが全部ハズレに細工したクジをお客に買わせて逮捕されたのが
全国ニュースで流れたと思いますけれど、とても治安のよい場所であります。
ちかごろは東洋一のノッポビルが建って話題になりました。
阿倍野の犬、とはこういうことでありますのです。
アメリカの犬がワンと鳴いた、という論文がアメリカで発表されますと、
すぐに東京の犬もワンと鳴いた、という論文が発表されるんだそうであります。
すると必ずその後に、
『 アメリカの犬がワンと鳴いて東京の犬もワンと鳴いたのなら、
阿倍野の犬もワンと鳴くかどうか検証してみたらやっぱりワンと鳴いた。』
という論文が発表されるんだそうであります。
医学界で失笑されておる阿倍野、とは大阪市立大学医学部のことであります。
ただのカゼで入院したウチのじいちゃんはさんざモルモットにされたあげく、
とうとう生きて帰れませんでした。
有名歌手の三橋美智也さんもただの糖尿だったのに、
ここに入院したばっかりに生きて帰れませんでした。
村田英雄さんも生きて帰れませんでした。
高田浩吉さんも鶴田浩二さんも帰ってきませんでした。
近所でも必ず死ぬ、と評判の病院であります。
藤木龍三郎ちゃんがここを受験する、と言ったとき、
藤木龍三郎ちゃんの母親が、そんなところを受験されたら私は恥かしくて実家に帰れない、
伊助を殺して私も死ぬ、と言い出して受験をあきらめました。
へ?なんでオレ?? と当時は思いましたけれど、
まあ、それぐらいバカな学校なんだな、ということは幼心に感じておりました。
今回、中山先生のお話でウラが取れたワケであります。
神父になったら営業に行ってこようと思います。
じゃんじゃん殺しちゃってください。
神のお恵みがあらんことを。 アーメン。
ああ、そういえばジャスミンティーもトイレの香りですよね。
Posted at 2013/10/03 17:15:22 | |
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