尾村家からは冠婚葬祭の一切を教えてもらえないし、
鬼嫁家の子供たちはみんな片付いちゃったし、
誰も死なんし、
普通のサラリーマンじゃないし、
フォーマルな場所には近寄りたくないし、
ですからネクタイなんぞは滅多に締めないのでありますけれど、
たまに締めるときは細いノットが好きなので一回しか回さないのですけれど、
田舎の人やサラリーマンの人の締め方を見ていたら、
数え切れんぐらいにぐるんぐるんに巻きつけて締めておられるようなのです。
にもかかわらず、ほどく時はピッ!と引っ張っるだけで簡単にほどけておるのです。
伊助のは簡単に結んでいるだけなのにほどく時はダンゴになって
人の手を借りてまでしないとほどけんようになっとるのです。
なぜなのでありましょうか。
ぼあちゃんにちょうちょ結びを何度も教えてもらったのですけれど、
伊助のクツ紐はいつもちょうちょの羽根がタテになってしまうのでありますのです。
なぜなのでありましょうか。
朕想ふに、きっとどこかの工程に於いて、
他人とは違う特殊な作業を追加してしまっているか、
どこかの工程に於いて他人とはアベコベの方向へヒモを回しているのだと思うのでありますのです。
メンドクサイから研究はしませんけれど。
これは伊助が張った弦のおしまいのところであります。
こちらは匠の張った弦のおしまいのところであります。
危惧していたとおり、シッポの向きが伊助のはアベコベになってございます。
いったいぜんたい、どうしてなのでありましょうか。
伊助の脳ミソは南半球仕様になっておるのでありましょうか。
なんでおうちから南十字星が見えるのかなあ、といつも不思議に思っておったのでありますのです。
はるか南のトムトム島で咬まれた時のツエツエ蝿の幼虫が脳ミソまで周ったのかも知れません。
ですから本日はチャレンジャーさんへ行って伊助号のオイル交換をして頂きました。
昭和14年、海軍に納入されたゼロ戦の取説にはこんなことが書かれてあったそうです。
★故障かな? と思ったら・・・・ 12ページへ
★Q&A よくあるご質問・・・ 13ページへ
★ご使用のまえに必ずお読みください・・・ 14ページへ
14ページにはこう書かれてありました。
●オイルはテキサス油田産エステル系オイルをご使用ください。
その他のオイルをご使用になられますと故障の原因になります。
事実、ガソリンの供給を停止されてしまった日本では米国産のオイルなど入手できるワケもなく、
粗悪なオイルを使用せざるを得なかったため、エンジントラブルが多発したと申します。
ゼロ戦仕様の大事な伊助号でありますから取説どおりの合成オイルを泣く泣く入れて頂きました。
普通のサラリーマンが使う、ホームセンターでしか入手できない、鉱物系の、メーカー純正の、
0-20wぐらいの、高価なオイルを入れられる身分に一度でいいから成ってみたいものであります。
おつりが600円ぐらいありました。
朝から飲まず食わずで1000円未使用です。
都合1600円。
今から新梅田食堂街へ行って一杯ひっかけて参ります。
ほなさいなら。
Posted at 2014/11/18 19:21:40 | |
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