フルード漏れ修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
またしてもフロントブレーキが片効きします。
ドラムを外してよく調べてみると、画像右側のホイールシリンダーから滲み出たフルードがライニングを伝ってドラムに付着しているのが原因でした。
2
では、なぜフルードが漏れたのでしょうか??
その原因を究明するために、まずはシリンダーを取り外して解体してみます。
3
わぉ!シリンダー内部に数本の縦キズが・・・
キズがシリンダーとラバーカップ隙間にフルードの逃げ道を作ってしまったのでしょう。
昨年、かなり無理してホイールシリンダーを4輪全てに新品を奢ってやったばかりですが、ピストンにわずかなバリでもあったのでしょうか・・
昨年組み上げる時には、見ても触ってもわかりませんでしたが、こういうのは新品でも信用せずに、念には念をいれてしっかりと下ごしらえをしないといけないんですね・・。いい教訓になりました。。
気を取り直して、1000番ペーパーでピストンのスムージングとシリンダーのホーニングを行いました。
4
さらにダストブーツをめくって確認すると、なんと、亀裂が・・・
シリンダーのキズとダストブーツの亀裂、これがフルード漏れの犯人です。
(本当の犯人は作業を行った私か・・?^_^;)
ダストブーツの亀裂の原因については判然としませんでしたが、とりあえず新品のダストブーツに交換します。
10年後に使うつもりで昨年ホイールシリンダーと一緒に購入したストックパーツでしたが、こんなに早く出番が来るとは・・・・
5
完成です。
今度のダストブーツには英国製と書いてあります。
信頼できそうです♪
それにしても亀裂の謎だけは解せないままです。。
6
ホイールシリンダーとライニングを組み込みました。
実はこの作業は結構大変なのです。
スプリングの両端形状とバネ定数から、国産車のリアブレーキによくあるように、ライニングを定位置に当てがってから、スプリングフックでヨイショ!とスプリングを引っかける訳にはいきません。
私はスプリングを装着してから、油圧ジャッキとエクステンションバーそれにタイヤレバーとゴムハンマーを駆使してライニングを定位置にはめ込みますが、力を加えるポイントやバネが引っ張る方向などに左右されるので、一発でキレイに収めるのはなかなか難しいです。いったいプロはどうやって作業をしているのでしょうか??
この組み込み作業中に、はたと気がつきました。
ライニングの端をホイールシリンダーのピストンの中央部分に乗せる際、少しでもズレてしまうとラバーカップに触れてしまいます。
きっとその時にラバーカップに亀裂を生じさせてしまったのでしょう。
納得、納得。
7
ドラムを取りつけてエア抜きをします。
一応心配なので、全ての車輪のホイールシリンダーを確認しましたが、フルードが漏れているものは他にはありませんでした。
クリアランス調整をして試乗してみましたが、特に問題はなさそうです。
しばらくこのまま様子を見ることにします。
どうか完治していますように・・・
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