
9月12日の午前中に、富士スピードウェイ ショートコースに行ってきました♪
今回の走行は、みんから友達の『とりちゃん』がご一緒してくれました。
WAKO’Sのデモカーと思わせるDIYラッピングが、ひときわ目を引く車です。
チューニング内容もなかなかな物で、やる気満々なマシンとなっています。
私とはラップタイムが違い過ぎて、ランデブー走行とはいかないのが寂しい所ではありますけどね(泣)
今回のサーキット走行の目的は、新たに投入したタイヤのテストです。
新兵器となる超格安のアジアンタイヤは、
『FINALIST 595 EVO』です。
ヒューパチパチパチ。
タイヤサイズは205/45R17。
純正サイズの195/45R17よりも、若干太く外径も大きくなります。
サーキット用に準備したBBSのホイールが7Jなので、タイヤサイズ的にはピッタリです。
驚きの価格は、
6520円/本。
4本買って26080円。
交換工賃込みでも、4万円掛からずに新品タイヤと交換ができちゃうのです。
さてさて、FINALISTって聞きなれないメーカーですよね。
ですが安心して下さい。
595という名前からも、FEDERALが関係しているタイヤのようです。
この価格のタイヤが、どの程度までサーキットで通用するのか?
確かめてみたいと思います。
595EVOを評価する上で基準とするタイヤは、純正装着されているコンチネンタルのスポーツコンタクト5(195/45R17)とします。
ノーマルのスイスポ(ZC33S)に履いて、前回(6月28日)の富士ショートで出したタイムが38秒08。
今回の走行と気温的にも大差はありませんので(2℃の違い)、違いを知るにはちょうど良いという感じです。
ハイスペック スポーツタイヤとの謳い文句ですから、おてとしては純正タイヤよりもコンマ5秒程度短縮できれば合格かな?という期待を胸に走りました。
1本目(9時30分 天候晴れ 気温26度 路面温度40度)LAP SHOT 2計測
1 41秒51 最高速112km/h
2 39秒25 121
3 39秒72 120
4 39秒63 117
5 4分22秒23 PIT
6 39秒39 121
7 1分00秒37 117
8 39秒09 121
9 39秒52 119
10 39秒29 120
11 5分07秒56 PIT
12 39秒44 119
13 39秒56 119
14 39秒02 121 ☆best
15 39秒16 120
16 57秒16 121
17 40秒00 112
18 39秒62 120
19 58秒41 120
20 44秒27 112
21 39秒20 119
1本目を走り終えて、肩を落としてガッカリしているおてが居たことは言うまでもありません。
純正タイヤよりも、圧倒的に遅いじゃないか~。
1本目でしたからタイヤの感触を確かめながら走ったので、全開走行ではありませんでした。
エアコンを切り忘れていて途中で切ったり、タイヤの空気圧を高めに設定していたのもタイムが悪かった原因かもしれません。
ですが、ここから1秒以上の短縮は望めそうにない感触です。
1本目のタイヤの空気圧は、フロントは2.5~2.6、リアは2.2~2.3で調整していました。
595EVOがXL規格タイヤで、購入したAUTOWAYでは、高めの空気圧を推奨していたからです。
ですが空気圧の比較表を見てみると、タイヤサイズが大きくなっている分、空気圧を高くしなくても大丈夫そうなのです。(純正タイヤとほぼ同じ空気圧が適正値でした。)
2本目の走行では、タイヤの空気圧をフロント2.3、リア2.1で調整しながら走行しています。
2本目(10時30分 天候晴れ 気温27度 路面温度46.5度)LAP SHOT 2計測
1 39秒07 118
2 38秒87 121
3 38秒87 120
4 58秒73 122
5 51秒92 113
6 38秒85 121
7 39秒39 121
8 4分36秒28 PIT
9 38秒78 122 ☆best
10 38秒92 121
11 48秒02 120
12 1分00秒94 71
13 52秒17 111
14 39秒09 119
15 38秒95 123
16 4分24秒44 123
17 39秒30 120
18 39秒48 121
19 38秒96 120
20 39秒23 122
21 47秒53 123
22 44秒93 96
空気圧を落として走った結果、若干のタイムアップが見られましたが、前回の純正タイヤで出したタイムの38秒08には全く及ばないタイムです。
コンマ7秒落ち。。。
コンマ7秒短縮ではなく、タイム落ちてるし。
純正タイヤは、今にもブロックが飛んでしまいそうな中古タイヤで出したタイム。
595EVOは新品タイヤのタイムですから、純正タイヤのグリップ力が侮れなかったという結果ですね。
595EVOが期待外れと書かない所が味噌です。
帰宅してからデジスパイスのデータを検証してみると、私の運転のミスがタイムを出せかなった原因であることが判明しました。
今回のアクセルオンでの加速に関して、特に3コーナーではESPをオンにして電子制御に頼り切ったアクセル操作をしていました。
ここでの加速が明らかに遅くなっています。
純正タイヤの時は、ESPオンでもタイヤのグリップ力を気にしながらアクセルコントロールをしていましたが、595EVOでは電子制御に頼り切ってアクセルベタ踏みを試していました。
これでも空転が抑えられながら加速していたので、大丈夫と思っていたのですが、実際にデータを検証すると自らアクセルコントロールする方が加速しています。
電子制御を味方にしながら、自分でコントロールする術を練習しないと駄目ですね。
もう一つは、最終コーナーで突っ込み過ぎていました。
この2点を次回の走行で注意しながら、再度純正タイヤとの違いを見極めたいと思います。
ちなみに、Aコーナー、Bコーナー、Cコーナーでのコーナリング中の最低速度は、純正も595EVOも全く同じでした。
加速時のアクセルコントロールと最終コーナー(Cコーナー)の突っ込み過ぎを改善出来れば、似たようなタイムは出せる可能性がありますね。
中古タイヤと新品タイヤでコーナリング速度が同じとなると、純正タイヤの方がグリップが上という結論になるのか~(笑)
走行後のタイヤです。
フロント運転席側
フロント助手席側
リア(両輪)
耐摩耗性は高そうな感じですね。
タイムは出ませんが、練習用タイヤとして使うには非常に格安なので有りなのではないでしょうか?
こんな車も走っていました。

REVSPEEDの取材で来ていた、アクレのデモカーです。
運転は、レーシングドライバーの青木孝行プロです。
そして編集長の塚本さんと、走行後に少しお話しました。
新しい格安スポーツタイヤのサーキットテストをやっておられたようです。
銘柄は言えませんが、私の595EVOよりも1本で3160円も高いタイヤです。(私のは205/45R17。アクレは225/45R17。)
この日のベストラップを聞いてみて、アクレのデモカーでプロが運転していたタイムが○○秒だったそうなのですが、このタイムと比較すると595EVOのタイムもけして悪いタイムでは無いのでは?と思ってしまいました。