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2024年04月27日 イイね!

EKシビック 3ドア ドアロック アクチュエーター交換 その1

EKシビック 3ドア ドアロック アクチュエーター交換 その129年乗ってる愛車のEK3シビックVTiのドアロックアクチュエーターを交換した。
ついでにドアチェッカーも交換した。
一人でいろいろ苦労はしたけど、人にも勧められる手法が紹介出来ると思う。

なんでも4ドアのシビック・フェリオはドアロックアクチュエーターの交換が比較的簡単らしい。

3ドアのハッチバックはアクチュエーターの向きが違うので、ドアロックASSYごと取り外さなければならず、大変らしい。
実際、ドアロックASSYを取り外してる記事が見当たらない。

愛車は2019年末から2020年の12月の車検前まで、全ての内張りも座席も取り外して、多くの電装品を取り付けたりしてたので、周囲をビニールで囲ったカーポートから一度も出さず、この間、丸一年近く一度もドアロックしてなかった。

その為なのか、以降、セキュリティー兼エンジンスターターのカーメイトSQ7500αのリモコンでドアロックやアンロックが1発で出来ない状態になっていた。
愛車は元々、キーレスエントリー仕様なのだが、その専用のリモコンはずっと使っていない。
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↑左が純正キーレス、右がSQ7500αのリモコン。車の絵がEKシビックに似てる?
SQ7500αのリモコンのほうが遥かに遠くから操作出来るし(見通し最大3,000m!と取説にある)、車内温度やバッテリー電圧の表示も出来る。

何よりいいのは「鍵閉めたかな?」と不安になっても、リモコンの液晶表示を見れば下にロックされてるか否かの鍵の表示があるし、買い物に入った店内からでも操作出来る。
またウィンカーによるアンサーバックもある。ロックは1回、アンロックは2回点滅。

↑チャープ音は鳴らない設定にしてある。シーケンシャルウィンカーも付けてる。

しかし、現状は、リモコンの操作では、車内のドアロックのレバーが少しずつしか動かないのだ。
レバーが完全に車体と平行になって赤い部分が見えなくなるまで、つまり、閉じたように見えるまで、2回か3回、セキュリティーONのボタンを押さなければならない。実際には、左端のように完全に閉じることは無かった。
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レバーが完全に閉じなくても、ドアはロックされて、開かないみたいだけど、念の為に、操作の繰り返しをしてしまう。

そして、ドアのアンロックはやはり2回か3回セキュリティーOFFのボタンを押さないと、今度は本当にドアは開けられないので不便なのだ。

それが、充電中やエンジンがかかった状態だと、電圧が高いのか、1発で決まる事もある。
この事から、エクチュエーターのモーターが弱ってるのではないかと思っていた。
あるいは、丸1年近く、ドアロックしなかったので、ドアロック機構の動きが硬くなってしまったのか。
実際、このドアロックレバーの動きが、かなり重たく感じられた。

同時期から、エンジンキーを回しても、セルが回らず、エンジンがかからないという現象が起きていて、これもイグニッションスイッチが悪いのではないかと思い込み、交換するのにパーツを発注していて、その時に、ついでにドアロックアクチュエーターとドアチェッカーも発注していた。
当時はまだ在庫があったのだが、今はもう無いのだろうか。
以下がその見積書で、それぞれの価格が記載されている。
これらは鈴鹿のホンダ部品センターから取り寄せられてる。
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ドアロックアクチュエーターの品番は以下
72115-S03-J11 アクチユエーターASSY.,R.フロントドアーロツク
72155-S03-G11 アクチユエーターASSY.,L.フロントドアーロツク
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↑これらはパーツリストのPDF版から。

amazonで同じアクチュエーターと思われるのが左右セットで2000円ほどで売られてる。この商品ページはこちら。
でも品番の末尾3桁が左右で入れ違ってる。これは中国から発送される中国製だ。

こうしてパーツは純正品を約3年前に取り寄せていたものの、取り付けは出来ないでいた。作業が厄介そうだと思ってたから。
だからと言って、ディーラーには頼みたくないし、行きつけの信頼出来るショップがあるわけでも無い。
「エアコンのコンデンサのファンとモーターの交換」の時と同じで、ディーラーなんて全く信用出来ない。自分でやったほうがずっとマシと思ってるから。

まず、狭い場所での作業の前には、
ドアを当てて傷付かないようなクッションが必要だ。
画像のは手動式のポンプで膨らませるもので、大量のロール状になったシートを所有してる。どこで買った、なんという商品かも不明。検索しても出てこない。バブルの頃の古い高級オーディオ機器を売却する時に、発送用に買ったもので、もう20年以上も前のものだ。
ともかく、ドアチェッカーを外すと、ドアがフリーで開いてしまうので、必ずこうしたクッションがいる。
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実際の作業にかかる前に、
確かめるべきは、ドアロックの固定ネジが緩められるかどうか。
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他車の場合は、この3本のネジが硬いらしい。確かにドライバーだけでは硬かった。
それで、手持ちの差込角9.5mmのラチェットレンチと、プラスビットソケットで、押し込みながら回すと、案外簡単に緩める事が出来た。

ところが、反対の右側ドアの1本は何故か硬くて、どうしても外れず、プラスネジ穴も完全にナメてしまった。しかも、先にロッドもドアハンドルも外してしまった後で。
この為、ドアを完全に閉める事も出来ない状態で3日経過してしまう。ナメたネジを外す道具を次々と注文しては試すの繰り返しで。

しかも、運転席側はドアロックレバーが動かない状態だったので(ドアを完全に閉めた状態で、キーレスでドアロック、アンロックすると動くようになる)、もし後述のようにドアストライカーが噛んでしまうと、残ったロッドを操作してもドアが開かないかもしれないと思い、ドアストライカーごと外して、ドアを閉じられるだけ閉じて、周囲を幅広のマスキングテープで貼っておいた。
愛車の場合は、前述のとおり、周囲を完全にビニールで囲ったカーポートの中だし、門扉には鍵もあけてあるからいいようなものの、もし屋外の駐車場だったらどうする?

このナメたネジの取り外し作業については「その2」で後述する。
なお、プラスビットソケットは以前からある手持ちのP2という製品で、もう一つ上のP3というプラスの先が大きなほうが、ナメずに済んだかもしれない。プラスのネジは、その穴にピッタリ合ったドライバーでないとナメやすいから。そのP3の製品は前のプラスビットソケットのリンクの中で選択出来る。

ともかく、まずはこのネジが緩められるかどうかの確認が第一。
ただし、このネジはここではまだ外さない。手順としてはもっと後にする事。

次の作業はドアの内張り外し。最後に外したのは、はやり2019年の末だったか。
これも何度も外してはいるが、出来ればやりたくは無い作業。

以下は左側のドアの作業例を紹介するが、右側もほぼ同じ。
まず、ドアミラーの三角パネルを外す。これは手でも上の方から外れるはず。
パネル外しを使うなら、画像のように右側をこじる。左側のガラスのほうをこじると、ガラスが割れる可能性もある。
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このパネルは以下のように、1つの金属ピンで固定されていて、下側に爪が2つあり、パネルの下の方が隙間に入り込んでいる。
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↑愛車には、これ以降、標準では無い遮音材のシートやら、画像に見えるドアミラー下の3Dアラウンドビューのカメラや、後付けのドアミラーウィンカー(現在は外してる)への配線があったりする。

逆に、この三角のパネルをハメる時は、前方の下から先に差し込む。
また内張りのすぐ下にある「クリップ」をハメる前に、この三角のパネルを差し込んだほうがいいかもしれない。

ドアポケットのプラスネジを外す。
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ドアポケットのパネルを外す。
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↑必ず、パネルの後ろ側にパネル外しを差し込んで持ち上げてから、後方にズラすようにして取り外す。指先に自信があるなら、後方から爪で引き上げてもいいかもしれない。
パネルの前方には刺さる突起があるので、前方から持ち上げる事は出来ない。

パワーウィンドウ操作用のカプラも抜く。
これを抜くと、パワーウィンドウは操作出来なくなるので、
先に必ず窓ガラスは一番上に上げておく事。
カプラはロック解除ボタンを押しながら引き離すが、助手席側はボタンに関係無く簡単に抜けてしまう。
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このカプラと配線は、ドアの内張りを取り付ける時も、ドアポケットの穴から引き出しておかないと、それを忘れて内張りを押し込むと、配線を痛める可能性もある。
またドアポケットを取り付ける時は、カプラを接続した後、前方の突起から差し込んで、後方を後から押し込む。

車内側のドアハンドルを開いて、中に見えるネジを外す。
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ドアハンドル周囲のパネルを縦にして抜く。
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スピーカーカバーを外す。
これも愛車のはスピーカーをドアの金属パネルに直接取り付けてるので、標準とは異なるし、カバー自体を内からLEDで照らすようにしてるので、その配線があったりする。
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↑左上の加工前の内張りと、左下の未使用のカバーの画像を参考に、黄色丸の部分の突起2つが右上に刺さり、赤丸の2つの金属ピンで固定されてる。

カバーを取り付ける時は、先に右上の突起2つを差し込んでから、下側の金属ピン2つを外から手の平で押し込むとパチンと音がする。
なので、取り外す時は逆に下から手をかけてピンを引き抜き、下側が浮いたら、左下にズラすようにして右上の突起を外す。

次に標準では、スピーカーも外して、その配線を抜く。
そしてスピーカー回りの3つの穴の奥のボルトも外す。
EKシビックは標準では内張りにスピーカーを取り付けてる。その内張りの周囲を3本のボルトでドアの鉄板に固定する事で、内張りの振動を抑制してるようだ。

こうして固定されてるボルト類を全て外すと、後は
内張りを下側から引き剥がすようにして、裏側のプラ製のクリップを外す。
後の内張りの裏の画像を参考に、クリップは後方に2つ、下に3つ、前方に1つあるので、それらを意識しながらクリップを引き抜くように内張りを剥がす。

下側が外れると、上側の金属レールがウィンドウの際に刺さるようになって、ぶら下がってる状態なので、
内張りの後ろ側を持ち上げるようにすると、外れやすい。
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後ろ側のひっかかりが外れたら、少し後方へズラすようにして持ち上げると、前方のドアミラーに近い側の引っ掛かりが外れやすくなる。

逆に内張りを取り付ける時は、前方のドアミラーの三角部分にピッタリ付けるようにして、レールをウィンドウ際に差し込んでから、順に後方へとレールを押し込んで行く。
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こうして、取付時は内張りが完全にぶら下がったら、パワーウィンドウのカプラをドアポケットの穴から引き出しておく。
後は後ろ側と下側のクリップを押し込んで行く。次の画像の裏のクリップの位置を意識しながら、手の平などで順にその部分を叩き込むようにすると、その都度、パチンという音がしてハマる。
前方にある唯一のクリップは、先にドアミラーの三角パネルを差し込んでから、ハメたほうがいいと思う。

取り外した内張りは以下だけど、愛車のは前述のとおり、多くの吸音材が貼られている。
赤丸の6個のクリップが全て、内張り側に残ってるか確認。
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↑内張りを外す反動で、クリップの位置がずれてないか、所定の穴にキッチリと収まってるかも確認しておいたほうがいい。

これが以下のように、クリップがドアの金属パネル側に残ってると、内張りを取り付ける時にハマらないので、必ず外して内張り側にクリップを付け直しておく。
内張りにはクリップは脇からハメて、所定の穴の位置にカチッと入れておく。
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愛車は何度も内張りを外してるので、クリップも外れやすくなってる。
それで新しいのに交換する。このクリップの品番は91560-SP0-003
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↑下のクリップの左側に見えてるのは、ドアを開けたらHマークを路面に投影する装置

このクリップはamazonで売られてるのも中国から発送される商品で、送料がかかるし、日数もかかる。
中国のサイトで買ったほうが安くて早く届いた。
購入時は100個で1,201円送料無料だったけど、今は1,699円に値上がってる。
その商品はこちら

このクリップはリアハッチの内張りと共通で、ミラー型ドラレコのリアカメラのノイズ対策などで、何度もリアハッチの内張りを外してるのだが、
ともかく、強力にクリップして外しにくく、外すと大抵は、頭の部分が取れてしまい、金属パネル側に残ってしまう。それを外すのがまた厄介で、苦労したのだが、以前に買ったホースクランププライヤーが威力を発揮した。これで残ったクリップの根本を掴んだ状態で、工具を傾けると引き抜ける。

つまり、この中国製のクリップは取り付けたら最後、外す時は壊れるので「使い捨て」。
100個も必要ないと思ってたけど、これくらいあったほうがいい。
愛車の場合は、何度も取り外して、クリップがバカになってるのと、多くの吸音材で膨らみ、ただでさえクリップが外れやすいので、強力に食い付いてくれるほうがいい。

こうして、ドアの内張りを外すと、愛車の場合はこんな状態。
2009年にデッドニングをしている。
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本来は防水シートが貼られていて、その周囲はブチルゴムで接着されている。その防水シートを捲らなければならないが、そうするとベトベトのブチルゴムが糸を引く感じで、そのままだと作業中に手や服に付いてしまう。
これを期に、防水シートを張り替えるか、それをしないまでも、作業する部分のブチルゴムを除去しなければならないと思う。

そして、ドアロックを操作するロッド(鉄棒)に絶対にブチルゴムが付かないようにする。
このネバネバがロッドに付くと、防水シートに貼り付けて、ロッドの動きを妨げ、アクチュエーターを交換しても、ドアロックが一発で決まらないという事になる。
もし、ロッドにブチルゴムが付いてしまったら、綺麗に除去する必要がある。

愛車の場合は、穴を塞いだレアルシルトを剥がさないといけない。
レアルシルトは薄い金属板に粘着材が貼られたようなもの。剥がすと両面テープの跡のようなのが残る。
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↑この画像の右下に少し見えてる
ドアロックアクチュエーターへの配線カプラを外す。
右側のロック解除ボタンを押しながら引き離す。カプラ裏のオレンジ色の固定ピンも裏から押して外しておく。
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↑外した右側の配線はどこかに留めておいたほうがいいと思う。
ぶら下がっても、ギリギリ、ドアには挟まれないと思うけど。

なお、ここで剥がしたレアルシルトは再利用する。と言っても、粘着性は悪くなってるので、接着剤で付ける事にする。
その前に、残った粘着剤は除去して綺麗にする。私はピッチクリーナーを使用する。

カーポートでは周囲を囲うビニールシートの補修や補強に安価な中国製のグラスファイバー入りのテープを使用してたら、太陽の熱で粘着剤がドロドロに溶けて酷い状態になり、その除去にアレコレ試して、一番良かったのがピッチクリーナーだった。
それ以来、両面テープの残りカスなどを除去するのにも使用してる。
ピッチクリーナーを吹き付けておくと、粘着剤が柔らかくなって取り易くなる。
それをはがしヘラで擦ってこそぎ落とす。
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塊を除去したら、さらにピッチクリーナーを吹き付けながら、木綿の雑巾の繊維で絡め取る。雑巾にもピッチクリーナーを吹き付けておく。
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ピッチクリーナーは石油系溶剤とシリコンオイルなので、後から何かを貼り付ける場合は、シリコンオフやパーツクリーナーで「脱脂」しておく必要がある。
こうして、綺麗にしておく。
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↑ロッドに被せたコルゲートチューブは愛車だけのもの。
先のレアルシルトの内側の粘着材がロッドに張り付かないようにしてる。

以上は、標準の防水シートのブチルゴム除去の参考にでもして欲しい。

続きは例によって、これより過去の日付で、下に来るように掲載する。
Posted at 2024/04/29 21:54:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ

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1995年に新車で買ったシビックEK3(VTi)のHMMに乗り続けてます。 購入時よりも奇麗な状態を維持するべく、結構、お金かけて来ました。 単に多くの手間...
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