昨日、長男君が技術の授業で作っているラジオを持って帰りました。
完成するまで、学校に置いておくように・・・と指示があったようですが、私に見せる為に先生にお願いして持って帰ってきてくれました。
偉いぞ!!
未完成とは言っても
・FMラジオ用のアンテナ線×1本
・電圧計(ラジケーター)の線×2本
が接続されていないだけなので、ほぼ完成状態でありました。
で昨夜、その3本の線をハンダ付けして完成させました。
表側。

ラジオはAM/FM両方対応。しかもワイドFM対応です。
あとサイレンも鳴ります。
横その①

LEDライトもついています。
横その②

USB充電器が付いていおり、今時の仕様です。
他にもイヤホンジャック、外部入力用ジャック、ACアダプターも付けられる様になっています。
後側。

発電機を回すハンドルが付いています。
また、単三電池2本を入れることもできます。
全体としては、発電機+LEDライト付きの防災用ラジオです。
ラジオを受信すると

ダイヤル目盛り右側のLEDが点灯します。チューニング・インジケーターですね。
受信感度も中々よろしい。AM、FM共バリバリ電波を受信します。
また目盛り左側にはバッテリーチェッカーがついています。
完成させたとき、長男君が嬉しそうでしたね。
やっぱり「俺の手がやったんだ」という実感が沸いたのでしょう。
とても気に入っているそうです。
回路図も見せてもらいましたが、ラジオ部はソニーのICが使われています。
このIC一つでRF、AFを増幅しています。
同調には、なんとバリアブル・コンデンサを使っています。
てっきりDSPだと思っていたのですが、これは意外でした。
私は短時間しか触っていないのですが、このラジオについてまとめてみます。
<良い所>
・ラジオの感度は十分実用的。市販のラジオと同等かそれ以上。
・電池が単三×2本と使いやすい(この手のラジオだと3本が多い)
・後ろのハンドルを回せば、電池不要で、ラジオ、LEDライト、スマホ等の充電ができる。
・バッテリーチェッカー(昔で言えばラジケータ)が付いている。オジサン世代には泣ける装備です。
<改良して欲しい所>
・LEDライトを点灯させたままラジオを聴くと、チャージポンプの影響でFM受信時でもノイズが入る。
・手回し発電機でスマホの充電はできますが、満充電するには相当の体力が必要。
・FM用アンテナが華奢で、丁寧に扱わないと折れる可能性有。
・あれもこれも・・と装備が多い為、主要部品は組立、調整済です。生徒がハンダ付けする
箇所が少ないと思います。
もう少し、「苦労」して作る喜びを味わえるようにして欲しい。
私が中学生の時には、6石ラジオかインターホンが選択できました。
私はラジカセを所有していたのでインターホンを作りましたが、狭い家に住んでいたので、怒鳴った方が早く、無用の長物でした。
今思えばラジオにしときゃ良かった・・・と後悔しています。
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Posted at
2017/12/12 22:44:49