2019年07月04日
まあ、アレよ。
右手痺れて自由に動かねえのよ。
プロ野球も痺れるねえ・・・・・・・・・・・・・・・・
でだ、今朝もラジオを聴きながら出勤したのよ。
で、木曜日のレギュラーが「東京大学 名誉教授 月尾嘉男」大先生だ。
工学部の先生だけど、話が判り易くて、この人の説明の仕方はアッシもよくパクる。
一言で言えば「難しい話を易しく」を実践している先生だよ。
で、今日の話題は「大学生の学力低下」だよ。
最初は「分数の足し算が出来ない大学生がいましてね」だ。
これはアッシも聴いたことがある。
何でも1/3+1/5=2/8って計算するんだってね。
問題はこの先よ。
・私(月の字のことね)の友人で、某国立有名大学で工学部の教授をしている
モノがおりましてね。
→フムフム
・物理が出来ない学生が増えちゃっている
→ま、工学部でも色々ありますからな。そういう学生もいるでしょう。
・工学部で物理が出来ないって致命傷じゃないですか
ここですよ。ここ。
自慢ですが、アッシは「工学部 化学工学科卒」でしてね。
ここでは生粋の物理なんて全く役に立たない。
アッシは元々医者になりたかった人ですから、物理なんて勉強したこと無いの。
お勉強が足りなくて、泣く泣く工学部に行ったの。
そういう人間が「工学部 化学工学科」なんてのに入学しちまうとね。
まあ、バカ扱い。
一般教養でも物理が嫌だから生物で単位を取った。
そーしたら教授に「工学部で物理出来ないなんてお前バカだろ。」と呆れられた。
ところがだ、実際の講義では純粋な物理を殆ど扱わない。
それどころか、実際には計算できない「微分方程式」ってのがウジャウジャ出てくる。
ここで普通に物理を勉強しているヤツはくじけますね。
ところが物理アレルギーのアッシがその数式をみれば「こんなの計算できない」の一言でポイ。
なので、その計算式の考え方だけ覚えるようにした。
それでも一応卒業できた。
ま、物理そのものは実際の工学分野じゃ役に立たないのだよ。
もう一つ、工学分野で大切なのが、「○○は××の△乗に比例する」という考え方。
クルマで言えば、空気の抵抗はこういうものに比例する。
・速度の3乗
・前面投影面積
・Cd(空気抵抗係数)値
・空気の密度
こういう事って学校の物理じゃ勉強しないね。
でもアッシなんかスラスラ出てくる。
ここも数学が絡んでますからね。
もっと言えば世の中デビューしてから、生粋の物理にぶち当たったことが無い。
例えば
・空調機能力計算(熱力学)
・分散分析(統計学)
・ラインの必要長さ(四則演算でOK)
・設備制御の仕様作成(制御工学)
等々、学校じゃ習わない事ばかりやってきた。
ここでも数学的思考が大活躍であります。
で、結論。
「物理はキチンと勉強しなくても、工学的分野で困ることは殆ど無い。
むしろ数学的思考能力の方が大切」
というわけで月の字、物理だけで来ても世の中じゃ役に立たないのよ。
数学的思考の大切さ・・・次回はここを語って欲しいな。
Posted at 2019/07/04 22:34:18 | |
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学ぶという事 | 日記