前回「
ラジオケースをマーチの色で塗る」を軽く紹介しました。
今回はその手順を紹介します。
まず、ケース(タカチ電機 SW100)を加工。

加工の手順は
こちら。
加工時にキズが付いたら、耐水ペーパーの♯240→♯600→♯1000で均しておきます。
これを中性洗剤で洗い、良く乾かします。
次はプラサフ。

ソフト99のプラサフ(グレー)を塗装。
2回に分けて薄く塗装。
1時間程乾燥させ、キズやゴミが有ったら耐水ペーパーの#600→♯1000で磨き、プラサフを再塗装すればよろしい。
次はマーチの色「KY0(ダイヤモンドシルバー)を塗装。

ムラが目立つ色なので、3回に分けて薄く塗り重ねていきます。
1回塗る毎に10分程度、間隔を置けば綺麗に塗装できます。
2時間程乾燥させて、ソフト99のクリアを薄く塗装します。

これを塗っておかないと、デカールを貼る時にアルミ粒子の配向が変わってしまいます。
一晩乾燥させて、自作デカールを貼り付け。

自作デカールを貼り付ける時は、マークセッターを使います。
市販品とは違い、インクジェットプリンターで作ったデカールなので、手早く貼り付けないとインクが滲みます。
あと、デカール下の水分は綿棒やティッシュペーパーを使って、完璧に取り除きます。
これも一晩乾燥後、軽く水洗いして乾燥させます。
アッシはこの作業が一番好きですね。
この後、
①クリア塗装
②10分放置
③再度クリア塗装
④一晩乾燥
させます。
ソフト99のスプレーはボタンを弱く押すと細塗りができるので、塗料が載りにくい角の部分は細塗りでクリアを乗せておきます。
で、デカール部分の段差を♯1000の耐水ペーパーで均しておきます。

一回目はこの程度の段差があっても大丈夫。
水を流しながら耐水ペーパーを掛ければ、作業効率が向上します。
ただ、クリアを削り落とすと「お釈迦」になるので、慎重に作業しましょう。
研磨が終わったら、中性洗剤で洗浄、乾燥させ、再度
①クリア塗装
②10分放置
③再度クリア塗装
④一晩乾燥
を繰り返します。
クリア塗装+耐水ペーパー研磨を3回繰り返し、段差を完璧に落としておきます。
で、極細のコンパウンドを布に付け、丁寧に磨けば

完成です。
激安クリアとソフト99のクリアの比較。

左が激安クリア、右がソフト99のクリアを塗装したもの。
ソフト99のデカールの段差が目立ちません。
多分、クリアの塗膜が硬く、水研ぎし易い為でしょう。
これでケース本体は1個完成したんですが、クリアが無くなりましてね。
裏蓋が完成していないので、中身を入れるのはもうちょっと先になります。
Posted at 2018/11/11 22:06:48 | |
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