本日は「日航ジャンボ機墜落事故」から31年であります。
当時私は高校3年生。当時の報道は今でもよく覚えています。
この時、日本史を選択していたのですが、ノートの最後のページに「日航機墜落事故」と書いたこともよく覚えています。
それだけ大きな事故でありました。
では、本題に入ります。
私が毎月買っているは「オートメカニック」でありますが、もう一冊こんな雑誌も購入しています。
8年前から、毎号買っています。
最初は私好きで読んでいたのですが、最近はお子様達が良く読んでいるようです。
で、表紙にこんなことが・・・
二宮康明先生の「よく飛ぶ紙飛行機」が最終回となりました。
この飛行機、私が小学5年生の時、夢中になって作りました。
作っては学校に持ち込み、校庭で飛ばして遊んでいました。
でも作っただけでは飛ばないのでありまして、調整という作業が必要になってきます。
例えば
・主翼にはキチンとキャンバー(断面をカマボコ状にする)を付ける
・機体はまっすぐにする
・飛ぶ方向(上下、左右)は尾翼(垂直尾翼、水平尾翼)で調整する
・設計通りの位置に重心を合わせる 等
この調整は飛行機が飛ぶ原理(揚力等)を、キチンと理解しないと上手に出来ないのでありまして、それだけ「奥が深い」ものでありました。
当時、校庭で多くの「紙飛行機」が飛び回っていましたが、まともに飛ぶのは少数。
この少数の人間だけが、飛行機が飛ぶ原理を理解していました。
自慢ですが、私もこの「少数」に含まれておりまして、6年生と滞空時間を競ったりしていました。
台風が来ると外で遊べないので、家の中でじっくり飛行機を作って、台風一過の翌日に飛ばしたら、風に乗ってしまい、あっという間に見えなくなった・・ということもありました。
で、8年前に「子供の科学」を読んだ時に、まだ連載されていまして、正直驚いたものです。
でこれらを大人買い。
収録された機種が昔と違うのですが、飛行機が飛ぶ原理や、設計方法は当時と同じ物が記載されていました。
でも、いきなり作ると勿体ないので、スキャナーでコピー取って作ったりしました。
ガキの頃に作った飛行機の方が「欲が無い分」良く飛んでいましたね。
大人が作ると、どうも「カッコよく飛ばしたい」という欲が出ます・・・
今でも広い公園に行くと、年配の方が飛ばしていたりします。
私が「良く飛びますね。自分で設計したのですか?」と聞くと、ニヤッとしながら「そうだ」と答えていました。
「ひょっとして、二宮先生の本を参考にしませんでしたか」と聞くと、同じ反応でしたね。
私は設計迄手掛けなかったので、素直に「このオッチャン、すげえな」と思いました。
私は今でも自分が作った飛行機が、長い時間飛んでいた感動を忘れません。
飛ばなかった時、「なぜ飛ばないのか、どうすれば飛ぶのか」を子供ながらに真剣に考え抜いた「あの時間」も、とても良い思い出になっています。
二宮先生、多くの事を勉強させていただきました。
本当にありがとうございました。
Posted at 2016/08/12 18:13:19 | |
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オモチャ、プラモデル | 日記