2月を振り返ってみて

私のうさちゃんがやって来てから気が付けば10年が経ちました。

東京の葛飾のスズキ自販中古車センターで見つけたあの時と比べてときめきや輝きも減ることもなく乗り続け、増えたのは走行距離とかけがえのない思い出の数々です。

春が近づいてきた2月の末、10年前と同じ場所に出掛け、うさちゃんの写真を撮ってきました。


まだ寒い朝、朝日の中に向けてうさちゃんに乗り込み出発


まだ厳冬の装いを纏う富士山の良く見える場所


10年前と変わることなくこの場所に戻ってきた


10年の歳月の中、いつも眩しい太陽の光と宇宙の暗黒を繰り返し取りこみ、雨に打たれて来た屋根に、今日は富士山を取りこんでみた


ラウンドシェープなラパンのフロントガラスは景色をパノラマミックに切り取ります


おそらくは富士山のような孤高の存在にはなれないけど、いつもそうありたいと思っているうさちゃん


孤高の高み富士山は、遠くから見るからこそ美しく気高い
ミラーに映るのは、枯草色の私の来た道


富士山に近づきすぎて蹴飛ばされ、ぶっ飛ばされた頭だという神話のある愛鷹山（あしたかやま）
それくらいの存在が、うさちゃんにも私にも丁度良いのかもしれない。



2月の末の静かな朝の30分、早起きしてこの場所を10年ぶりに再訪したのは良い機会でした。

そんな風にして10年が過ぎたのも、荒野をめざすうさぎ。