
7月の末に注文していた、ゴム製(エラストマー製)フロアマットが届きました。
楽天市場にて「ADワタナベ」というショップが販売している、車種ごとに専用設計のフロアマットシリーズの中に展開されている、ゴムマットを発注していました。
HE22S(二代目ラパン)用のゴムマットとしては、ラパンショコラ用の名前での販売ですが、ショコラも22ラパンも変わるところがないので、共通の形のマットです。
さて、厚手の銀色の袋の中にもう一枚薄手のビニールに包まれた状態で配達されたものですが、抱きかかえるように三つ折りにされて入っていました。袋から出してすぐは薄っすらと曲りグセがありましたが、程よく柔軟性のある素材なので程なくして問題なく平らに復活しました。
純正マットをもとに同じ形でつくっているようですが、一部が改良されています。
重ねてみて分かりましたが、運転席ペダル付近の奥が数センチ長くなっていました。
運転席に敷いてみて、運転姿勢でペダルに足を置いてみると、その数センチでより奥側までカバーされているのが分かりました。尚、表面の摩擦係数も程よいグリップ感で、ペダルワークも快適です。
厚さは6~7mm程度で結構しっかりした素材で、テープで縁取りが縫い付けられています。
私は趣味でミシン等の縫製作業も頻繁にしますが、いくらパワーのある工業用ミシンだとはいえ、破綻なく綺麗にテーピングがされていて、熟練の腕前と丁寧な処理作業がされていることは明らかに真面目な仕事です。
もちろん私の持っている縫製技術や、家庭用のミシンでは到底まねることのできない仕上がりです。
商品の価格帯を考えると、これだけの手間暇をかけていることを思うと、やり直しの効かないテーピング作業ですので、実に大したものだと感心させられました。
ズレ止め用のフックを入れる鳩目穴も純正品に対して正確に取り付けられていますし、穴の直径も車体側フックに対してジャストなサイズで不安なく敷くこと、固定することができました。そして実際に運転してみて、乗り降りしてみて、足を引きずってみたりしてもずれることはありません。
ちなみに純正マットと重ねるとこのような具合です。
前座席・フロントシート側

ペダル奥の部分のみ長くなっています
後部座席・リヤシート側

寸分違わず、同じに仕上がっています
さて、こういう厚手のシート素材というのは、自分でカットしたりしてみればわかりますが、ゆがんだりして形を揃えるのは結構難しい作業なのです。厚手の素材のハサミでのカットは、ハサミの運びを間違えると段ができてしまったり、斜めになってしまったり簡単に崩れてしまうのです。間違いなく職人による丁寧な作業です。
車内はこのような感じになります
まだ少しだけ曲りグセがありますが、フロア形状に対しての馴染みやすさ、沿いやすさは問題ありません。
夜に車内にセットしての翌朝、夏なのでそれなりに、30度近くの車内温度でしたが、窓、ドアなどを閉め切って一晩おいての車内の臭いも気になることはありませんでした。
そして真夏の炎天下で、車内温度も猛烈な状態になっている昼下がりの車内の様子ですが、ゴムマット由来のケミカル臭もわずかにはありましたが、新車のような強いにおいとは比較にならない程に弱いもので、不快感は感じませんでした。
また、マット自体も結構な温度になっていましたが、熱でフニャフニャになったりすることもなく、触った感じもしっかり感があったので、熱変化にも安定した素材のようです。
これまでも定期的に洗剤洗いをしてきた純正フロアマットですが、それでもしみ込んだ汚れや臭いはあったようで、それらが純正マットの撤去で、車内から一掃され、車内のにおいが爽やかになって、気持ちがよかったです。
ちなみに、このゴム床マットは元から敷かれている純正マットを外した状態にして、ゴムマット単体で敷いて使うようになっています。
「乗用車にはカーペット」的な図式がすっかり浸透しているような乗用車の文化ですが、実用車よろしくこのようなゴムマットに入れ替えると、実にすがすがしく、サッパリして、虚飾の無い機能美がだけがそこには現れ、運転環境も正されて実に素晴らしいのです。
ADワタナベのネットサイトを見るとラインナップもかなりの多車種に上っていますが、ページ上には「職人が一枚一枚手作業で切り出しています」的な説明がありましたが、おそらくはカット用の押切金枠を準備する必要がないからこそ圧倒的な多車種に対応できるのかと思います。
設定されている車種は、例えば昭和のクルマ用にもラインナップが敷かれていたり、価格もプレミア価格ではなく、現行車種と同様の価格帯での設定だったり、販売姿勢も腰が低く好感が持てるものでした。手持ちの他の車両に付いても、近日中に問い合わせてみて注文してみたいと思います。
うさぎのマークは付いてないけれど、その分だけクルマの本質を引き出して、うさちゃんを輝かせてくれるのが社外のゴムマットでした。
もちろんラパンのうさぎマーク入りの20000円の純正フロアマットもいいですが、7500円の社外マットにも逸品は隠されているのですね。
※商品代金 6480円(税込み) + 送料1000円 = 7480円
※7月27日に注文 → 8月7日に配達・納品 = 納期は11日間 という状況でした。
高額な商品が高級だとは限らないのです。
真面目に丁寧に作られたものが高級品なのですよ。
大人なんだから、そういうところを間違えたらダメですね。
そういうのも荒野を目指すうさぎ。
Posted at 2018/08/08 23:11:58 | |
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