荒野のうさぎのブログ一覧

私はタイヤの空気圧に対してかなり気を配りたいと思っている。

気を配るといっても、コーナリングフォースがどうだとか、路面粗度がどうだとか、数パーセントの圧力調整がどうだとか、レーシングコンディションや極限状態での差異がどうだとかそういうレベルでの話ではない。

ただ、こういう雰囲気で走りたいとか、積雪路ではなく完全凍結路だから今日は接地面積が欲しいとか、夏季の高速道路での遠乗りだからこうしようとかそいうレベルで気を配っている。そして、そういう一般的なレベルの範囲であっても、考えるだけで何もやらないのと、実際に積極的に調整しているのとでは大きく違うのは確かだと信じている。

さて昨日の夜のこと、うさちゃんに乗って走っていて違和感を感じた。逆バンクのコーナリング中に車両の応答性が足りないような気がしたのだ。そう意識しはじめると益々感覚が敏感になるもので、帰宅する頃には右後ろの空気圧の変化を疑うようになっていた。

空気圧を測定すると右後ろだけ0.2気圧低かった。もちろんパンクを疑い懐中電灯で照らしてトレッドの全周を見てみたけれど異物や破損には気が付かなかった。なので再度正確に調圧して今日一日様子を見てみると、一日で0.1気圧減っていた。


夕方、行きつけのタイヤショップに向かい、水槽でチェックをしてもらったら、トレッドのサイプの奥に2ｍｍほどの金属片が刺さっているのが見つかった。タイヤを外し異物を取り除き、内側からパンク修理をし、予防整備でバルブも新品に交換した。




これで安心して引き続き乗れるようになったのはもちろんだけれども、それ以上に0.2気圧の変化に違和感を感じられた感覚に安心した。

パンク修理費用を払いながら、そういう感覚はこれからももっと磨きたいと思った。