
ある方とお会いする為、昨日は岐阜県は恵那市へと車を走らせました。
早朝から行動を起こすなんて何年ぶりでしょうか(笑)
夜明け前、車もまばらな高速道路が本当に気持ち良い♪
先日交換した足回りもエンジンの吹けも快調にざっと3時間のドライブ。
恵那ICからすぐの待ち合わせポイントに予定時刻5分ほど前に到着すると…
明らかに異彩を放つ黒い影と共にその方は笑顔で迎えてくれました。
そこから丸一日、二人で一心不乱に語り、眺め、乗り。
観光地ではあったけど何も見なかったなぁ(^^;
昼食だけが車を離れた時間(笑)
勝美ってお蕎麦屋さん、美味しかったなぁ。。大盛りが蕎麦二倍\(^^)/(笑)(笑)
さて、そんな濃密な一日の中でスペシャルな体験をしたのでブログに記録しようと思います。
ひょんな事からお互いのクルマを運転してみようと言う事になったのですが…
私のはあくまでも普通のGT、その方は以前もブログで紹介した事のある5.4L、V8スーパーチャージャー、6速MTのShelby GT500。
格が違い過ぎです(^^;
にも関わらずとても自然な雰囲気で互いのキーを交換出来た、その方の懐の深さにまず感謝です!
実物のS197前期型GT500を見るのは初めてでした。
写真や動画では伝わらなかったエクステリアの重厚さとまとまり。
ミケランジェロの彫刻のような美しさがそこにはありました。
前期型の基本デザインを全く崩すことなくあれだけマッシヴに出来るフォードSVTの底力を感じました。
インテリアもとても興味深く、ステッチ入りレザー巻きのダッシュボードやドアアームレストにコンソールボックス。
サイドブレーキハンドルにもレザーが巻かれる。
コンパス付き光調整ルームミラー等、初めて見るアップグレード版インテリアに感動♪
もちろんあのスパルタンなステアリングは絶妙な握り。
オーナーによりハーストのスティックを奢られたクイックでカチッと決まるシフター。
インパネは色調が抑えられすこぶるレーシーなムード。
極めつけのShaker1000でザ・アメリカンオーディオ♪音圧サイコー(笑)
セルを回すと塊感のあるドライでセクシーなフローマスターエキゾーストノート。音量も適度で実に好感の持てる排気音です。
まずビビったのがアクセルを煽った時のレスポンス。
スロットルは若干硬めかもだけど、所謂ツキがとても良い。
重くはないけどしっかりと粘りのあるクラッチを踏み込み初めての感覚の右手でローへ。
いざ発進なのだけど…つながり代少なっっ(^^;
ノッキング気味でなんとか発進(笑)
しかしLSDがめちゃくちゃ効いてるのかクラッチミートの時点でもわずかにタイヤをスピンさせながらグイッと前へ推しやるトルク感。
あくまでその方の愛車なので安全マージンは余分に取りつつシフトアップしていく。
足回りはファクトリーチューンが施されるが硬すぎる事はなくダンパーがきっちりと仕事をこなしいたってしなやか。
特別なクルマだけどキチンと誰もが操る事を意識したような好感の持てる乗り味。
ブレーキのタッチも上々で私は全く違和感ゼロ♪
基本的な挙動をある程度確認させてもらい、おもむろにスロットルを多めに開けてゆく。
ミュィィィーン!!
おぉ!!
スーパーチャージ音と共に怒涛のトルクと加速感が押し寄せる!!
5000rpm手前ぐらいまでにしよう。
それ以上はオーナーのみが許される領域だと思うから。
感覚ではレッドゾーンまで天井知らずだろうという印象。
速い!速いが怖くないのは?
なぜかトータルなバランスで安心させてくれるものがあるのはやはりSVTチューンの成せる業か。
ワインディングではリジットアクスルの挙動に変わりは無いし、ボディだって軋む。
でもめちゃくちゃ楽しいじゃないか!
タイヤのポテンシャルは未知数なので無理はしない。
どの回転数からでもそれに見合った走りを楽しめる。
NAとはやはり違ったフィーリングだけど、とてつもなく官能的。
例えゆったりおおらかに走ろうが、スポーティに攻めようが、ドラッグ野郎を気取ろうが懐深く受け入れてくれる。
プレミアムスポーツカー、スーパーカーには出せない親しみの持てるフレンドリーな鬼凄いクルマ(笑)
そんなもしかしたらオレにも乗れるかも!?みたいな妄想を抱かせてくれたShelby GT500とそのオーナーの方。
また変わり無い姿で再会したいなー。
Posted at 2016/09/12 23:30:11 | |
トラックバック(0)