入川 中小屋沢ヒダナ沢

台風一過の晴天狙いで奥秩父入川　中小屋沢ヒダナ沢に行ってきました。

入川でメジャーなのは、本流遡行、真の沢、大荒川谷、股の沢です。
中小屋沢ヒダナ沢は殆ど紹介されていない支流です。


出合まで入川本流を一時間程遡行するのですが、
前日までの台風で増水しているだろうとは思っていましたが・・・・

半端じゃないです(*_*)
渡渉はザイルを出して・・・
怖いです。


二回程、ここは来たことが有りますが、簡単だった所が、あちこちに難所だらけとなっています。
流されたらどこまで行っちゃうか・・・(*_*)

巻きも、本来巻かないところばかりなので、踏み跡皆無。
脆い岩、泥壁、腐った倒木と、際どいです。

高く巻きすぎて、懸垂下降・・・

倒木も活用します。

中小屋沢出合に到着するまで、
本流遡行に4時間を要しました。
通常なら一時間程度なのに～(*_*)
くたくたです・・

最初の滝は全く手が出ません。
その上、暫くゴルジュが続き、登れそうに無い滝が続きます。
右を巻いたのですが、結構際どいです。

降りるに降りれず、泥バンドを巻いていき、沢筋に降り立つと、中小屋沢本流とヒダナ沢の出合でした。
ここで、ルアーを投げると～
30cmクラスの岩魚ゲット～!(^^)!
流石に釣り師も出合のゴルジュを突破してまで釣りに来ないのでしょう。

中流部の5段の滑滝

二段目は右の草付きから登り、落ち口にトラバースしたのですが、ビレイ無で恐ろしかったです。
ラストの若手S君はなめてかかって一歩目でスリップ！
カム二本がぶっ飛び～(@_@)
滑落10m！
もう少しでグランドホールでした。
セカンドのS氏に確保を交代してもらってカメラ構えていたのに、決定的瞬間は撮れず・・・

ノーダメージだったので、中央のリッジから水流線を直登してきました。

三段目は簡単。
四段目を際どく相棒のH氏がクリアしましたが、五段目は右壁にハーケン二本をぶち込んだ物の、S君二回の転落で敗退・・・
滝壺に刺さった倒木に支点を取り、懸垂下降で撤退です。
右から四段目五段目は巻きましたが、土がスラブに張り付いていて剥がれ落ち、結構際どいです。

5段の滝の先にも、滝が次々に出てきますが、増水した本流遡行でくたくたで楽しめません。

河原状の所手前の滝下で薄暗くなり、本日終了としました。
なんと、行動終了7時近くでした。

岩魚は、大きすぎたので
塩焼きに向かないと判断し、
刺身でいただきました～!(^^)!