巻機山　三嵓沢

そろそろ寒くなってきたので、今年の沢登りも終わりかな～
泳ぐのは無論、渡渉も嫌だし、水は冷たく足先が凍える。
井戸の底に居る様な日の当たらないゴルジュは嫌だな～
一日の行程が長くなる日帰りより、ゆったり行程での泊で紅葉を楽しみたいけど、ツエルトで泊まるのは寒いので小屋に泊まりたい。
というぬるい贅沢な条件を満たすところという事で、巻機山にある割引沢からヌクビ沢へ、そしてその支流の三嵓沢を遡行し、巻機山の山頂直下にある避難小屋に泊まるという事にしました。

割引沢からヌクビ沢には登山道が有り、滝を巻くには全て鎖などがセットされ良く踏まれた登山道となります。
頑張って直登すると結構楽しめますが、チョロク巻いちゃうことも可能～)^o^(
この登山道は、鎖場が多く迷いやすいので、御膳ヶ幽窟ほどではありませんが、最近でいうハイグレードハイキングコースに当たるのかもしれません。



ペタペタとスラブを登ります～)^o^(

紅葉に日が当たって、スラブ滝とのコントラストが美しいです。

天狗尾根の岩場も紅葉とのコントラストできれいです。


深く抉れたスラブの中を流れる水流が～)^o^(

雪の多い上越の初心者向け沢登りルートは、スラブが発達し明るくて気持ちが良いです。
紅葉と相まって、とても綺麗です。
昨年のこの時期も同じ上越の西ゼンに行ったっけな～(^O^)


滝登りも快適です。






三嵓沢最初の滝です。
ここからは、少し傾斜の有る滝が出てきますが、困難なものは有りません。

相棒の奥様には安全を期してザイルを出しました。

三嵓沢もスラブの滑と小滝が続きます。

奥の二股は、稜線の登山道に出やすい右股を選びました。

段々傾斜がきつくなり、ルンゼ状の滝と急なガレが交互に出てきます。
ここでも、奥様には安全を期してザイルで確保です。

詰めのスラブは石が乗っていますが、落石に気を使う程ではありません。

最後は、笹薮を漕いで～

稜線は高速道路の様な登山道。
避難小屋はもうすぐです(^O^)

巻機山とニセ巻機の鞍部に有る無人の避難小屋は～(^O^)
木造に見えますが、内外装にウッドを貼ってある重量鉄骨造りの様です。

とても綺麗で居心地の良い小屋ですが、なにより凄いのはトイレ！
通常山小屋のトイレは外にあるのですが、この小屋は中にあります。
しかし、臭気は全くありません。
なんと、バイオトイレなのです。
使用前、使用後にペダルを漕いでバイオ材を撹拌する事で、微生物が自然に返してくれる～)^o^(