物語山　メンベ岩偵察

下仁田から佐久に抜けるR254を進み、荒船の湯の手前に物語山は有ります。
中腹に岩峰が有り、メンベ岩といいます。

随分昔、本だかったか???雑誌だったか???に～
メンベ岩には今川方の武将が武田に追われ、財宝を持ってメンベ岩に登ったは良いが、降りられなくなって果てた・・
という言い伝えが有り、登ったものは墜死する(*_*)
しかし、ロープが設置されていて登れる(*'▽')
と、書いてあった・・

しかし、いくら探しても記載されていた本または雑誌は出てこない～
ので・・
おぼろげな記憶を頼りに行ってみました～!(^^)!


物語山にはハイキングコースが有りますが、メンベ岩には有りません。

林道は崩落していたので、橋を渡ったところに駐車して10時出発です。


林道を進むと、メンベ岩が見えます。
メンベ岩から伸びる尾根に向かって踏み跡らしき物が有りましたが、私のおぼろげな記憶では、「林道から物語山に取り付き直ぐに踏み跡が有る」と記載されていたと思ったので入りませんでした。


林道が終点に近づくと道標が有り物語山への登山口を示しています。
登山道に入ると直ぐに、虎ロープで通せんぼして有る踏み跡発見(*'▽')


ザレた急斜面をトラバースしていく不明瞭な踏み跡を辿り、尾根を一つ回り込み、落ち葉雪崩が起きそうな窪を渡ると、木の根に目印が付いていました。
まばらな雑木林を登っていくと、メンベ岩が見えてきました。


踏み跡は不明瞭で無くなったり現れたり・・
途中に炭焼釜の跡が有ったり(*'▽')


11時、メンベ岩と物語山の鞍部に到着です。


結構大きい岩壁です。
高さは40m～50m位かな・・


近づいてみると・・・
取り付きは50度程度ですが、直ぐに70～80度位は有りそうな壁になっています。
よく見ると藪の生えたフレークの脇に・・・
確かにロープが設置されています。


少し登って更に観察すると、比較的短い間隔でハーケンやRCCボルトも確認できました。


残置されているロープはかなり古いもので白くカサカサした感じ・・
頼りにするのは無謀です。

ザイルは30m一本しか持参していないし、今日は単独なので偵察のみとして退散しました。

鞍部に戻って振り返ると・・
またおいで～!(^^)!
と、メンベ岩が言っているようです。


さて物語山への藪尾根は・・
全く踏み跡が有りません(*_*)
でも、歩くのに支障は無く快適に標高が上げられました。
振り返ると、だんだん低くなるメンベ岩が見えます。


段々斜度が増し、頂上直下で岩交じりの藪壁に当たりました。

そのまま直上も出来そうでしたが、よく観察すると右に回り込む踏み跡を発見し辿ると、物語山西峰から伸びる支尾根に登りつきました。

尾根上にははっきりした踏み跡が有り、物語山西峰に導かれます。

到着時間は11時40分でした。


メンベ岩の方角、先ほどの藪岩壁の上までハッキリした登山道が有り、メンベ岩を見下ろす展望が開けました。


物語山本峰である東峰を往復し～


帰途につきました(*'▽')