https://minkara.carview.co.jp/userid/2576178/blog/38923925/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2576178/blog/39083276/
の続きです。
作り方を参考にされる方は、上記URLも見てみて下さい。
前回の失敗である、モーターのオーバーヒートを対策しました。
今回は7号機となります。
6号機まではモーターの軸ブレを無くすために、釜とモーターの距離を近くしていましたが、それがオーバーヒートの原因でした。
プロの機械と同じに、Vベルトで駆動させようとも思いましたが、ベルトでパワーをロスるのでモーターに力が必要になります。
園児に作業させるのが目的なので、出来るだけ力がなく低いボルト(アンペア―)で動かせられるものが理想です。
自分自身が機械屋さんなので、精度よく作っていましたが方向転換します。
駆動部のフローティング化です。
ネットで見かける「自作綿菓子製造機」を作ってる方は、ほとんど手で持っています。
2~3人ならそれで良いのですが、20名(おかわりも含めると50名以上?!)も作るのは大変と考えたので、モーターは固定していました。
モーターの固定はヤメて、針金で吊り下げ式のフローティングマウントにしたら、重心がズレていても高速で回ります。
釜の熱がモーターに伝わらないように、ステンレスのネジで延長バーとしました。
出来るだけ短くしたいので、釜に熱を入れテストしたら150㎜あれば、モーターに熱が伝わりませんでした。
今回はM8のスタッドボルトを使いましたが、M6やM4を使えば熱が伝わりにくいのでもっと短くて良いと思います。
前回は「これで良し」と完成して、近所の子供にモニターをしてもらったのですが、本番の人数でトラブルが発生しました・・・
やっぱ、本番の回数の実験しないとダメだね!
つー訳で、20個の綿菓子を作りましょう~!
こんな感じで機械をセットします。
https://www.youtube.com/watch?v=fGFU6eORdu8
んで、作り始めましたが13個で人間がダウン!
腰が痛い(笑)でも機械は大丈夫。
https://www.youtube.com/watch?v=dBQmNCrBB70&t=3s
これなら本番も行けるぞ~!
今日の初詣で見た本職の綿菓子露店と比べても、そんなに見劣りしてないぞ!
桶のアップです。
流れるように綿が出来ているのが分かります。
https://www.youtube.com/watch?v=Tqql0SyrI8M
メンテナンスの為に、釜の着脱を工具無しで出来るようにしました。
以前は工具を使い、時間が掛かっていましたが短時間での作業が可能になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=RUKA6hVO6XY
【構成部品の説明】
釜:
株式会社浅田飴 浅田飴子供せきどめドロップ(ぶどう味)
http://www.asadaame.co.jp/products/medicine/kodomosekidomeg.html
が、現在試した物の中では、ぶっちぎりで高性能!!!!
板厚が厚いのでブレないし、肉厚により温度が保てるので安定した釜温度を保てる。
次に良いのが、シーチキン缶
浅田飴に比べ、肉厚が薄いので少しブレやすく、温度管理が少しシビアになる。
穴の径はあまり試していませんが、私はφ0.6mmの穴を空けています。
「穴径が大きいと、べっこう飴になる」と言う方がいますが、これは周速が遅いか、暖める温度が高過ぎです。
穴数は20個も空いていれば良いです。多くても問題ありません。
穴位置は、人によっては「下から20㎜は穴を空けない方が良い」と言っている方が居ますが、それは周速が足りないだけです。
周速が出せていれば、下部から0㎜~30㎜まで自由に開けて下さい。
釜と桶の底面距離は、ある程度高さが無いと、綿菓子の山が釜の近くに出来てしまい、釜に絡み付いたり、園児が割りばしで、釜を突っついて故障の原因になる。
桶:
カインズホーム製のアルミ鍋
http://www.cainz.com/shop/g/g4936695050302/
Φ360㎜ 1780円
今の私の技量では、このサイズ(鍋半径-釜半径)が綿菓子の直径になる。
もっと大きい桶ならば、夜店の大きさの綿菓子が作れる!
フレーム:
アルミアングルとアルミの板を、ホームセンターで購入
1500円位かな?
熱源:
もう、30年使っているEPIgasコンロ
バーナーの風よけ:
ホームセンターのガスレンジのガード 300円位かな?
ザラメ:
白ザラメ 10ccが現在ベストです。
茶色でも白でも良いです。
ただし、ザラメ種類に合わせた火力の調整が必要です。
茶色ザラメだと、白ザラメに比べ釜が焦げやすいです。
メンテナンスサイクルが、短くなります。
モーターマウント:
針金と金属バンド
金属バンドを強く締めすぎると、モーターの回りが悪くなります。
幼稚園の仲良しグループ「梅男」のバーベキューです。
待ちに待った日です、どうなるか?!

親の分も含めて30個以上ノーメンテで出来ました!大成功!!

釜の穴がべっこう飴で詰まったので1回メンテナンスしましたが、そのメンテナンスも2~3分位だったと思います。
やったぁ!完成とします。
この開発モニターになってくれた「梅男」の皆さんに感謝して、この自作綿菓子製造機を『梅男7号』と名付けます。
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自作綿菓子製造機 | 日記
Posted at
2017/01/04 20:47:36