多摩湖と狭山湖の水は、どこから来ているの？　①

コロナ初期で亡くなった志村けんさんの名曲、「志村けんの全員集合 東村山音頭」にも登場する「多摩湖」ですが、どこから水を持ってきているのか不思議でした。
湖の大きさに見合う川が無い！

人造湖なのは何となく分かってはいましたが、色々不思議です。


多摩湖と狭山湖は並んでいます。

調べると、明治に東京の水源確保の為に「西多摩郡日の出町」と「狭山丘陵」を検討して、コストで現在の場所（狭山丘陵）に湖製作を決めたとの事。

日の出町産まれの私は、別の場所の出身となっていた可能性があります(笑)



多摩湖（村山貯水池）は、大正５年に工事開始。
狭山湖（山口貯水池）は、昭和２年に工事開始のようです。

で、どこから水を持ってきているかというと、玉川上水からのようです。
玉川兄弟は全く関係ないですが、玉川兄弟スゲー！！






多摩川から玉川上水を分岐している「羽村の堰」に玉川兄弟の像があります。
そこに説明があります。

小作の堰？からも水を持ってきているとの事。
基本的に多摩川からの水ですね。

多摩川より多摩湖・狭山湖の方が標高は高いと思うのですが、ポンプで圧送してるようです。
玉川上水とは時代が違います・・・





で、グーグルマップ上で水路を書きました。
小作からのルートは、新青梅街道の下を通っているようです。
羽村からのルートは、元々狭山丘陵に人造湖を作るために軽便鉄道を通したようで、現在鉄道は無いですが、「神明緑道」「野山北公園自転車道」となって、現在も自転車で通れます。
その地下が水路になっています。
米軍の横田基地の地下も通っています。


今回は、羽村ルートの「神明緑道」「野山北公園自転車道」を自転車で走ってみます。



多摩川です。



玉川上水のこの場所から、多摩湖に水を送っています。



奥多摩街道のこの場所です。








道は「神明緑道」となっていきます。　　まだここは違うかな？