2016年12月30日
幼稚園の仲良しグループ「梅男」に、綿菓子を作ってもらう当日を迎えました。
綿菓子製造機の仕様書はこうです。
【仕様書】
・風のある公園(屋外)で使える事。
・幼稚園児が、割りばしで回収出来る事。
・幼稚園児20人が暴れ出しても、軽い火傷で済む事。
・全員が楽しむ前に、故障等の理由で設備が使用出来ない事にならない事。
実験では何回も大成功しています。
今回の為に用意したメンテナンス用品
・釜の穴詰まり対策として→スチールタワシとお湯を用意
・モーター故障と配線が燃える対策として→スペアモーターとスペア配線を用意して交換用工具も用意
・釜がダメになった対策として→スペア釜を用意しました。
いざ、綿菓子製造開始!
1人目の園児は大成功。笑顔で喜んでいます。
練習と同じ大きさに綿菓子完成。
2~4人目も成功。
しかし、綿菓子の大きさはだんだん小さくなっている・・・
4目の園児で、トラブル発生!
シュガーディスペンサの使い方が起因して、ザラメの量が多く、釜の穴が塞がる。
責は設計者の私です。
シュガーディスペンサを振って遊んでしまい、定量を越えた量のザラメが釜に入りました。
釜を外し、ポットに用意した熱湯に付け、スチールタワシで擦り、詰まりを直す。
メンテナンス時間5~6分かな?
良い状態になり、綿菓子再開。
しかし、一回目に比べ出来が悪い。
7人目になり、明らかに出来なくなる・・・
園児の残念な顔を横目にメンテナンスする。
が、釜の穴は詰まってないんだよなぁ・・・
メンテナンス完了後に少し綿菓子が出来る。
8人目になると、綿菓子にならない!
あきらめて、撤収。
15分後にあきらめきれず、園児に隠れて自分で綿菓子を作り始める。
流石にコツが分かってるから、7個位作る。が、実験の半分位の大きさ。
これが限界で、出来なくなる。
30分後にもう一度チャレンジして分かったが、釜の軸である、M8ボルトを直接火で炙っているので、トルクチューンプロⅡ(モーター)がオーバーヒート
メンテナンスすると、その間に冷えて回転が復活していた。
実験では、こんなに長時間作業しないからなぁ~
現在は釜とモーターは10mmしか離れていない。
コンロが直接モーター軸を炙っているような状態です。
モーターに熱が伝わりにくいような構造にしないとなあ…
と、少し位のトラブルでも回転が維持出来る余裕のあるトルクが欲しい!
今回分かった問題点。
・モーターがオーバーヒートして、釜の回転が上がらず綿菓子が出来ない。
・園児にザラメ供給させると、不具合発生。
・ザラメが偏って固まり、偏心してしまい釜の回転が上がらない。
次回対策案
・ベルト駆動かシャフト延長、又は水冷方式にして、モーターに熱が伝わりにくい方法にする。
・シュガーディスペンサーの定量交差をマイナス方向にして、少なすぎる事はあっても、出過ぎないようにする。
Posted at 2016/12/30 07:18:15 | |
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自作綿菓子製造機 | 日記