アルミホイール雑感（CR-V）

これまで純正以外のアルミ合金ホイールを取りつけることはあっても、性能差を感じたことはありませんでした。昨年始めた夏タイヤ２セット体制の影響が大きいですが、それはクルマの走行性能が適度に優れ、快適性も備えていることに原因がある？もしもガチガチのスポーツカーだったら、圧倒的性能に飲み込まれ、私の場合は、気がつくこともなかった？

当初、純正ホイールの重さ（まさかの１本13.3kg）に驚きました。ですが、大きな衝撃を受けても変形しない丈夫さ（そんな事すら心配しないで済む）、塗装の厚さ（耐腐食性）、そして硬すぎず、柔すぎず、走りと乗り心地の両立に、純正は大貢献しているように感じます。

とはいえ、デザイン性に優れる社外ホイールは大きな魅力があります。私の場合、スポークの間隔が広く、ホイール内やブレーキの掃除がラクで、将来、ブレーキディスクローターをスリット入りに変えた場合のチラ見度、タイヤ交換時の腰痛軽減のため、軽量ホイールにしよう！という、ちょっと変わった動機でした。

私にはもう一つの拘りがあって、社外ホイールに交換しても、リム幅やオフセットはできるだけ変更しないことです。昭和時代、2インチアップした幅広ホイールを取りつけたところ、操縦安定性、強ブレーキングの操縦性を喪失し、激しいトラウマに。今どきのクルマは、インチアップしたり、ある程度オフセットを変えて、走行特性が変わることがあったとしても、あるべきハンドリング性能を失うとは思えませんが。
（トラウマなの、）

（話しを戻して）ホイール掃除や腰痛軽減の目的は達成できましたが、まさか走行感覚が変わるとは考えていませんでした。素人考察ですが、社外ホイール（鋳造）は軽量のため、スポークを極限的にスリムにし、剛性や強度上の対策からイエローラインのような形状を設け、走行負荷による変形を少なくする狙いがあるのでしょうが、純正ホイールでは感じない走行中の跳ねやゆらぎを感じるのです。（耐荷重性能やホイール剛性の不足を疑う）

同じ10本スポーク型でもこちらは剛性・強度に優れる鍛造製。この製品に限って言えば、形状のシンプルさを感じます。前述の鋳造ホイールは変形を抑える形状的な工夫がありますが、こちらのスポークは真っ平。ただしスポークとリムの接合部は広くなっています。これがどの程度の剛性になるのか？リム円筒形部分の変位量は？

こちらの鍛造モデルは5×2本スポーク型。5本スポークの外側はアーチ形状（曲面）になっており、真っ平なスポークと比べ、周方向を含めて、ホイールは変形し難い？