行き止まり国道 南信編

一昨日の行き止まり国道北信編に続き南信編です。
　
中央構造線周辺の崩落と修復工事による通行止めはこの辺りでは良くあること。
休日でないと工事車両に迷惑がかかるので帰りの渋滞を覚悟で休日を選んで行ってきました。
　
茅野から R152に入る予定ですが明るくなるまでの時間調整として空いている一般道をのんびり走行。
結局、そのまま杖突峠の下まで R20でした。


前回より明るくて走りやすい杖突峠↑ を楽しんで高遠、そして分杭峠↓ を越えて大鹿村へ。
狭い道ですがこの時間なら対向車もほとんどなくて辛くはないです。


狭い山道を想定して今日はデミオディーゼル。


大鹿村は天空の池、大西公園、中央構造線博物館、中央構造線露頭などがあり何度も訪れていますがアクセスのしにくさからか観光車両は少なく休日早朝であれば面白いところです。


道の駅で休憩し、いよいよ地蔵峠の行き止まりを目指します。

地蔵峠は分杭峠とともに例年冬季閉鎖期間が設定されるのですが、現在は道路崩落のために特別に閉鎖されています。


R152の路面はそれほど荒れていませんが斜面崩落箇所がいくつもあって緊張します。


途中、結構立派な工事関係者用宿舎らしい建物があったので道路修復工事に本腰を入れているのかと思いましたが、よく見ると中央新幹線の伊那山地トンネル工事関係のようです。

道の駅から約10km、15分ほど進んだところで通行止め。

ちょうど中央構造線安康露頭のところです。
ここなら楽々転回できます。


残念。

安康露頭についての詳細はこちら↓
https://mtl-muse.com/exhibit/geosite/anko-outcrop/

トイレの奥に広い駐車スペースがあり空も青いので撮影会。



次は地蔵峠の南側を目指します。
大鹿村に戻って松川町へ西進、喬木村から矢筈トンネルを抜けて9月にも来た程野へ。


新東名の浜松いなさJCTから北上している三遠南信道は、佐久間を抜け R152に沿って地蔵峠南側の程野に達すると矢筈トンネルで北西に転向して飯田で中央道に接続する予定。
難関の青崩峠はすでにトンネルが貫通し、2025年の開通に向けて工事が進んでいますが程野から北の R152は一般国道のまま。
地蔵峠が通行止めだと天竜川の流れているところまで迂回しなくてはなりません。



矢筈トンネル入口のループ。
この高低差を一気に上がります。

矢筈トンネルを出たところ。

ここから折り返します。

これから向かう部分は本来の国道ではなくその代替路としての蛇洞林道。
地図によって扱いが異なります。

国道部分は9月に行き止まりまで行っていますが、今回は地蔵峠方面の行き止まりを確認したらしらびそ高原に上がってみます。

行き止まり。

さらにしらびそ高原へ上ります。

高度をぐんぐん稼いでいくと見晴らしも良く木々もきれいです。
狭くて対向車に気を遣う以外は癒やされます。





まずはしらびそ峠。


しらびそ高原はすぐです。

写真右下は東側に広がる南アルプス。

ここには立派なホテル、広い駐車場、有料トイレがあり、すぐ南にはオートキャンプ場もあります。
星空を見るには最高ですね。

西側は

信州サンセットポイント。

中央は御嶽山。




中央アルプスだけでなく北アルプスも見えます。

中央奥でこの写真では少し厳しい。



この時点で10:30ごろ。
さすがに南側の南アルプスエコーラインに行く元気はなく、飯田に下りて座光寺から中央道に乗りました。

駒ヶ岳SAで糖分補給し


諏訪湖SAで仮眠して


小仏渋滞は秋山抜けで回避して帰宅。



[ハイタッチ！drive] 安康露頭 地蔵峠 しらびそ高原
2023年11月05日 02:22 - 17:22、
580.08 Km 15 時間 00 分、実走行 13h48m、
6ハイタッチ、燃費計 26.8km/L

デミオディーゼルは９年目でこれだけ狭い山道を走ったのにさすがの燃費性能。