キャブレター用電磁ポンプの圧力低下
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
エンジン稼働中燃圧ゼロ、見たくない光景だ。
2
今年の夏は特に暑い。去年の真夏日にドライブから帰って停車してボンネットを覗いてたら燃圧が下がりだした。その時はポンプの調子が悪いのかなと思っていたがまた燃圧が上がってきたので一応点検程度はしたがその後問題は起きなかった。で、今年の夏は暑いのでここ1ヶ月真夏日になることも多々ある。その都度、炎天下の下で急に停止すると燃圧が下がることに気がついた。何が関係しているかと言えば、その原因は外気が30℃を超えるからであり、それ以下の場合は起きないことがわかった。面倒な車だwww
3
外気温32℃で太陽にさらされ焼けたアスファルトは60℃に迫っている。このような焼けたアスファルトの上で停車すれば、ふく射熱にさらされモノコックボデーの温度は急上昇、同時にポンプも加熱。
北海道でこれなんだから、本州の大都市のでの炎天下の中での渋滞を考えたら恐ろしいわ。
4
で、瞬間的に燃圧はゼロとなる。外気と燃圧低下の統計を取ると、外気が30℃以下の場合にはこの現象は確認できない事がわかった。そうだ、やはり温度によるガソリンのパーコレーションである。
5
燃圧が低下しだすと燃料フィルターのガソリン部分が減り気層部分が増えてくる。燃圧が戻らなくキャブに燃料が行き届かなくなればエンストだが、実際エンストに至ったことはない。
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燃料系の構成は、キャブ用電磁ポンプをデフ前に設置、燃料フィルターを通りソレックスへ。
焼けたアスファルトに停車した際、電磁ポンプはふく射熱により相当熱される。また電磁ポンプ自体の発熱も相まって急激に温度が上がるものと予想される。
7
電磁ポンプ内でパーコレーションが発生し、ガソリンが沸騰することで気層部分が出来ればガソリンの送りだりが正常に出来なくなるものと予想される。
8
走ってる際は常にガソリン消費がされるため熱がこもりづらい。一度停止し焼けたアスファルトにさらされた瞬間ガソリンの流れが急に止まりポンプ内部で局部的に熱されたガソリンが沸騰するものと思う。
レギュレターを設置し常にガソリンが循環するようにしてあげれば温度は下げることが出来ると思う。
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実際燃圧低下が発生した際、電磁ポンプ本体温度測定をしてみると60℃に達する勢いである。おそらく停車する場所のアスファルトが焼けてれば頻繁にこの現象も起きているものと思う。
おそらく信号待ちでもなってるに違いない。燃圧計が車内にないので確認できないが、頻繁に一瞬燃圧が落ちていることも考えられる。気が付かない方が精神的に楽かもしれない。
だがここで考えて置かなければならないのは、不意に焼けたアスファルトに長時間停車しなければならなくなる状況になることだ。
キャブが燃料切れとなればエンジン停止もありうるということ。つまり炎天下で急に渋滞に巻き込まれるような場合があればエンストもあり得るということ。
そのような問題が起こりうる時は、エンジンを吹かしてキャブの負圧で新しいガソリンを引っ張ってやれば燃料が流れやすくなるのだろう。
新しいガソリン供給が始まれば温度が下がり、パーコレーションは収まり予防的な対策になるかも知れない。
改善という意味での整備をするのなら、やはりリリーフ系統を作り、ガソリンをタンクに戻し循環させてあげなければダメだと思う。だが逆にこれほど真夏日での稼働により熱されたガソリンがタンクに戻ればタンク内に熱がこもることとなりタンクのガソリンが沸騰することも考えられるな。
どっちがいいんなか。
ガソリンキャップだってまともにパッキン仕事してないからな。常にキャップ周辺ではガソリン臭するから危ないよw
てさ、電磁ポンプ交換したほうがいいのかな?!w
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