”ちりとてちん”見ながら考えてたことPart2

　今日は休日出勤だったので、”ちりとてちん”はビデオに録画しておいてさっき見ました。

　今日の放送の中では、喜代美が子供のころの思い出話をするシーンがありました。
　学校で嫌なことがあったある日、帰宅すると、喜代美のおじいさんが落語のテープを聴いていました。ちなみにそれは、後に喜代美の師匠となる草若師匠が演じてたものなのですが、それが喜代美が、落語の魅力に取りつかれるきっかけとなったのです。
　その話を聞いていた草々（注：喜代美の夫です）は、嫌なことがあった後だからこそ、喜代美の中に落語がスッと入ってきた（≒落語の魅力に取りつかれたというような意味）んと違うかというようなことを言いました。

　その言葉を聞いて思ったことは、自分にとってのカートも、喜代美にとっての落語と同じような意味合いのものではないか、ということでした。

　以前ちょっと書いたことがありましたが、自分がモータースポーツの世界に足を突っ込むきっかけとなったのは、１３年前のトラウマ体験でした。あの時はまさに、深い谷底に突き落とされたような感じでした。そこからはい上がるために何か新しいことを始めようと思い、始めたのが、Ｆ１をテレビで見ることでした。ちなみに、日本でＦ１ブームだったころもほとんど見たことがなくて、毎戦欠かさず見るようになったのは、１９９６年開幕戦のオーストラリアＧＰでした。見始めたころは、日本人ドライバー以外ではシューマッハ，ヒルくらいしか知らなくて、オーストラリアＧＰの途中までトップを快走してたVilleneuveって誰、というレベルだったのですが（笑）、それ以来、モータースポーツの面白さにはまってしまいました。今にして思えば、嫌なことがあった後だからこそ、自分の中にモータースポーツがスッと入ってきたんじゃないかと思います。
　そのうちに、ただ見ているだけでは満足できなくなり、１９９９年のＧＷにツインリンもてぎでカートデビューし、現在に至るというわけです。

　そういうわけで、自分にとってのカートは単なる趣味ではなくて、トラウマ体験から立ち直ったことを象徴するようなものと言っても過言ではないと思います（まあ、あの時受けた心の傷が１００％癒えていないことは、先日のごたごたで改めて嫌というほど思い知りましたが）。それだけに、カートのこととなると、楽しむことが第一と思いつつも、一生懸命になりすぎてしまうところがあるのかもしれません。もう少し気軽な気持ち（？）で楽しめるようになりたいとは思っているのですが…。^_^;