おいしいコーヒーのいれ方

　タイトルを見て”何じゃこりゃ～”と思われたかもしれませんが(笑)、これは村山由佳さんの小説シリーズのタイトルです。

　毎年大体６月頃に新作が出るのですが、先日、シリーズ第１２作目となる

”おいしいコーヒーのいれ方　Second SeasonⅡ　明日の約束”
（集英社　JUMP J BOOKS）

を買いました（写真参照。表紙だけ見るとマンガ本のようにも見えるかも？しれませんが、れっきとした小説です）。

　これは、いとこ同士で、かつ高校の先生と教え子（この小説のはじめの時点では）のラブストーリーなのですが、なかなか面白いです。一部を除いて集英社文庫からも出てますので、これを読んで興味を持たれた方は読んでみてください（自分は村山さんの回し者でも何でもないですが…w）。

　自分が村山さんのことを知るきっかけになったのは、１９９７年に村山さんの小説”翼 cry for the moon”に出会ったことでした。
　その頃の自分はというと、その２年前に経験した、今まで生きてきた中で最大級のショッキングな出来事から完全には立ち直れていませんでした、正直言って（傍から見てる分にはそう見えてなかったかもしれませんが）。
　そんなときに出会ったのがこの小説でした。この小説のヒロインは、いろいろとつらい経験をしつつも、いろいろな人との出会いを通じていい方向に変わっていくのですが、自分も、この本に出会ったことが、本当の意味で立ち直る大きなきっかけとなったような気がしています。それ以来村山さんのファンになり、今では村山さんの小説はほとんど全部持っています。今でも、村山さんの作品の中では”翼”が一番好きだったりします。