BOSEアンプ撤去法

スピーカーはBOSE無車では、4スピーカー（ドア×2、ツイーター×2）、BOSE車は7スピーカー（ドア×2、ツイーター×2、リア×2、センター×1）となっています。

　[ナビ・オーディオ]→[BOSEアンプ]→[スピーカー]

と接続してしまうと、アンプが2機となり音が爆音になる。ドアスピーカー以外のスピーカーからの音が小さい等の弊害が出てしまいます。それを防ぐ為、

　[ナビ・オーディオ]→[レベルアダプター]→[BOSEアンプ]→[スピーカー]

のように、オーディオコネクターにレベルアダプター等を挿入します。またはプリアンプ出力がある一部の高級機の場合は、レベルアダプターを省略出来、プリアンプ出力でBOSEアンプにつなぎます。

http://kanatechs.jp/tbx/x001.html


またBOSEアンプの電源をACCとして供給した場合、オーディオを聞いていない時にも、これに電源が供給されノイズ（ホワイトノイズ）が出るという弊害もあるようです。


BOSEを好む人には、純正のBOSE対応ナビ・オーディオであることがベストだと思います。しかし、グレードや装備の選択によっては、希望するしない関わらずBOSEアンプがついてくることもあるかと思います。

BOSEアンプを撤去したいという声も聞いたことがあるので、撤去法を考えてみました。内容は配線内容と接続先だけです。実際にはやっておりません。また音響的な知識・立場からの改造法ではありませんので、ご了承ください。

BOSEアンプには24Pと8Pのコネクターが挿さっています。黒色と灰色のコネクターです。どちらが黒で灰かは不明です。アンプの場所は、運転席裏辺りでバックトリムの後です。

リアスピーカーは並列に接続され、左右同じ音が出ています。左右のリアスピーカーが束ねられている箇所は、ジョイントコネクターと呼ばれる6Pコネクターです。1の図でコネクターの上側が左右リアスピーカーへ繋がっており（どちらが左右か不明）、下側がアンプから繋がっている端子です。場所は運転席側のルーフ（屋根）のヒンジ辺りにあると思われます。


推測ですが、ナビ・オーディオからスピーカーまでの経路は以下の通りです。

配線はインパネのオーディオコネクターからセンターコンソールを通り、運転席裏のBOSEアンプに接続されます。そこからリアスピーカーへ、フロント側は運転席側スカッフプレート下を通りインパネ中央に戻ります。そこからセンタースピーカーと、左右のドアヒンジへ接続されドアスピーカーに繋がるようです。

こちらがBOSEアンプのコネクターの配線内容です。紫の背景色箇所は、ナビ・オーディオ側から音声が出力されている線です。これらにアンプからスピーカーに行く線をつなげれば、音が出ると思います。

なお「センタースピーカー出力」の箇所は、オーディオオコネクターでは、通常「リアスピーカーR」の配線を繋ぐ箇所です。ジョイントコネクターの箇所でリアスピーカーの左右を線を別々にして接続すれば、左右別々の音が出ると思います。

また一般的なオーディオがインピーダンス4Ωに対して、BOSEの7スピーカーは、ドアスピーカーが1Ω、センタースピーカーとリアスピーカーが3.6Ωになっているようです。

【スピーカーの内容】
　　http://www.mazda.co.jp/inquiry/faq/57/71/72/qa.html