リアブレーキの左ハンドブレーキ化に挑戦!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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gangon127氏の投稿に触発され、リアブレーキの左ハンドブレーキ化に挑戦してみることにしました!
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パーツが揃ったところで作業開始!
まずはマフラー・左右のカウルを取り外します。
マフラーを外すのが少し手間なものの、作業自体は簡単なので写真は割愛^^;)
次いで以下の作業を行います。
1.リアのカップの蓋を開けて既存のフルードを抜き出す
2.キャリパーのブリーダーボルトを緩めてシリコンホースを接続し、ブレーキペダルを踏んでホース内のフルードを排出
3.フルードを抜き取った後、既存の圧力ホースを取り外す
カップからフルードを吸い出す際にはシリンジがあると便利。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0037K1II8
ブリーダープラグに接続するシリコンホースは内径5mm、外径8mmのものを用意し、排出先には飲料の空ペットボトルを使いました。※ペットボトルは倒れやすいので何らかの対策をした上で使った方ががいいかも。
ブレーキフルードがこぼれてもいいように、カップ周り・マスターシリンダー周り・リアキャリバー周りはウエスや紙タオルなどで養生することを忘れずに。
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リアのフルードカップは使わないので取り外しておき、代わりにリアブレーキに割り込ませるこのアダプターをマスターシリンダーの外した箇所に取り付けます。
https://www.webike.net/sd/23611899/
このアダプターに、左ハンドブレーキのマスターシリンダーから延ばしてきたブレーキホースを接続します。
本当はAxxLが販売しているおフランス製のアダプターを使いたかったけど在庫切れということでこちらをチョイスしました。
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あまりにも精度が高く、手で押し込むだけではなかなかハマりません^^;
ゴムハンマーで優しくトントンしながらはめ込み、純正のホース固定に使われていた(+)ボルトを流用して固定します。
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アダプターを取り付けた後、バンジョーアダプターとバンジョーボルトを仮組みし、サイドカバーを取り付けてみます。
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アダプターの形状から予想していましたが、バンジョーボルトがカバーに少し干渉するようです(^^;;
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干渉するならカットしちゃえ! ということで手持ちの工具を使って切り欠きを作りました。
この部分は真下にくるところなので、カバーを取り付けた後は全く見えません。なのである程度テキトーでOKかも。
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カバーを嵌め込むときの作業性を向上させるために、少し左右に余裕を持たせてカットしていますが、これでバンジョーボルトをかわすことができます。
手間がかかるのはここだけ。AxxLのおフランスアダプターを入手できるなら、この作業も不要ですね😭
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左ハンドマスター部から伸ばしてきたホースをアダプターに取り付け、マスターシリンダーとキャリパー間のホースも取り付けました。
2個のバンジョーアダプター間のクリアランスが狭いので、角度に気をつけて締め込むと良いと思います。
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リアのブレーキキャリパーに取り付けるバンジョーアダプターは20°ではなく、ストレートタイプの方が良いと作業後に思いました。
エア抜き時にブリーダープラグにメガネレンチをかませるのですが、アダプターが近くてメガネレンチの操作が少しやりにくかったです。
なので後日交換したいと思います。
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左ハンドブレーキマスターから延びてくるホースは、メーター下を通してこのように取り回しています。
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左ハンドブレーキレバー位置の調整をする際、バンジョーアダプター固定用の爪が邪魔をしするので、程よいポジションが得られません...。
なので躊躇なく切り落としました。
アルミキャスト製なので金鋸で簡単に切れます。
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この中華マスターは短命ではあるものの、一応錆止めのペイントをしています^^;
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これで右のブレーキマスター&レバーと同じ角度になりました。
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作業中の写真はありませんが、新しい純正フルードを入れてエア抜きをして作業は完了です。
ブリーダープラグに1wayバルブ付きのチューブを差し込んで、ブレーキレバーをあおる・プラグを緩める、の昔ながらの方法ですけれど^^;
1wayバルブ付きのチューブはこれを購入して使ってみました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07TZSLVNK
30年ぶりにバイクのブレーキのエア抜き作業をしましたが、当時の思い出がいろいろと蘇るとともに、歳をとったことをしみじみ実感しました^^;
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なお、取り付けた左ハンドブレーキマスターのブレーキスイッチが使えるよう、右側の純正配線に割り込ませるハーネスを作成して取り付けています。
旗型の端子じゃないとハンドルバーに干渉するので、コレを使ってハーネスを作成しました。
https://amzn.asia/d/fjLurHY
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作業の手順はリアと同じく、既存のフルードを排出して純正ホースを取り外してから取り付けますが、純正ホースの取り外し時にちょっとだけ手間取った箇所だけ書いておきます。
(キットには丁寧な説明書が付属してあるので、全体作業の写真は割愛します。)
左サイドのブロックに接続されている純正ホース(ゴムではなくパイプ)を取り外す時は、ブロックとホースの先を上に持ち上げる必要があります。
ブロックを固定するステーのクリアランスが少なく、ブロックを自由に動かすことができないのと、右側の純正パイプも奥で固定されているので動かせる範囲が狭いためなのですが、もしかしたらもっと簡単に外すコツがあるのかもしれません。とりあえず注意するポイントとして。
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ブロックへの新しいホースの取り付け・既存のホース取り付けは問題なくできました^^
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右側は逆に取り外しは簡単で、取り付けの時にちょっとだけ手間取りました。
キットに付属するブロックにホースを接続するのは問題ないのですが、ブロックを既存のステーに取り付けるのが少し難儀しました。
ナットを入れるスペースに指が入らないので、スパナにナットを挟み、落ちないように裏からマスキングテープを貼ってステー裏にそっと配置。
そのままボルトを差しながらナット位置をあわせて締め込みました。
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これでホースの交換作業は終了。
リアと同様にフルードを注入&エア抜きしておしまいです。
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左右のハンドブレーキマスターから伸びるホースは細身になってハンドル周りのスッキリ感を得られますが、キャリパーへ伸びるホースはABSセンサーのケーブルが変わらないせいか、あまり印象の違いを感じられませんでした。
今日はテスト走行ができなかったのでブレーキタッチのフィーリングがどのように変わるかは不明です。
でもホース交換はほぼドレスアップ目的なので無事に作業が終了して大変満足しました。
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また、右側の外装も取り外したのでついでに点火系のアップデートも行いました。
問答無用の3点セットですね。
未走行なれどセルスタート時の始動性が確実にアップしているのがなにげに嬉しいです。走行が楽しみですね!
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