アナログ回帰とカブとの別れ

最近めっきり涼しくなって、と言うより寒くなって季節も冬ですね。

数多い趣味の中でもインドア系の暑い時期は苦しいオーディオ（音楽鑑賞）にも最も適した季節です。
最近ハマっている『アナログレコード』
真空管アンプの発熱で、室温もちょうど暖房要らずの環境になるので独りになった時にジャズを中心に聴いています。

先日中古オーディオを扱うお店でネット購入したレコードプレーヤーのターンテーブル上に敷くアルミ製のマットを装着してみました。
厚さ５ｍｍ程の丸いものですが、内側に向けて緩やかに『すり鉢状』に凹んでいます。
これによって、レコードの中央に『レコードスタビライザー』と呼ばれる錘を置けば、多少ソリのあるレコードも修正されてほぼ真っ直ぐになるというもの。
アルミの円盤自身の慣性（イナーシャ）によって、レコード回転の安定性も増すのは物理的には事実なので多少は音質も良くなるのでしょう。　そんな気はします　（笑

冷却用やブレーキパッドのクリーニング用では無いですが、穴が開けられているのでまるで『ブレーキローター』ですね！


**************


話は変わりますが、昨日１６年つき合ってきた『スーパーカブリン』こと、愛車のスーパーカブ９０カスタムを廃車手続きしてきました。

近所の買い物、通勤、カフェカブ参加、近くのカブキャンプツーリング、北海道へのロングツーリング、雨の日、風の日にも走り、北海道の海岸線を走っただけでチェンジペダルに錆が浮いたり、１度も換えたことが無いバッテリーのため押し掛けしたり。
所帯持ちになっても、維持費が掛からないために唯一残した独身時代からの乗り物との別れはとても複雑です。

お付き合いのあるバイク店に事故現場から引き揚げてもらい、４ヶ月にも亘って保管して頂いていましたが、いつまでもお世話になることもご迷惑ですし、フレームが逝ってなければたぶんＤＩＹで修理可能かと思うものの、現在の自分の不自由な身体では修理作業をする自信がありません。

もの凄く複雑な気持ちで、バイクにも済まない気持ち、被害者とは言え、何らかの手段で避けることも出来たであろう出来事。

多少は一瞬の出来事の記憶が恐怖感となることも事実ですが、いつか何とか再びカブで旅に出たいです。