釧路湿原は西側に位置する
「鶴居村」
自宅から40分ほどのドライブになります
久々の地元観光スポットの紹介なんで、ガチで攻めることに
満を持して、初めての本格的なオープン走行
第1村人発見
畑で何かを食べてますね
第2村人発見
首が茶色いので、今年生まれたばかりの幼鳥の兄弟ですね
給餌場その壱 鶴見台
ムヅカシイコト カイテアリマス

英訳があったので助かりました
いろんなところ その壱
給餌場その弐 鶴居・伊藤サンクチュアリ
いろんなところ その弐
さて、本日の影ペディア
久しぶりにたくさんの野生のタンチョウを見たため、むちゃくちゃテンションが上がったので、ネットや文献をいっさい見ずに、自分の記憶だけで書いてみました。
文字どおり影ペディア...
本気です
《影ペディア》
タンチョウ(丹頂鶴)
日本ではそのほとんどが釧路湿原で営巣、生息しているツルの一種で、名前の由来は頭のてっぺん「頂」が、赤い「丹」ことだと言われてます。
タンチョウは外形はもちろん、雌雄とも140〜150センチと、体高の違いもほぼないため、自称鶴マイスターの影虎でも、♂と♀を区別するには、鶴の一声ならぬ鳴き声がなければ、はっきりとわかりません。
♂は「クヮー」と一鳴き
♀は「クッ クッー」と二鳴き
よく晩冬(春先)の求愛シーズンに見られる「クヮー クックー」との三鳴きは、実はつがいで掛け合いをしてたんですね。
参考までに、タンチョウは縄張り意識が非常に強い鳥で、上空はもちろんのこと、テリトリーに外敵が近づいただけでも、興奮して威嚇鳴きを開始します。
実は頭頂部(おでこ)の赤い部分には毛が生えておらず、皮膚がむき出しとなってます。
ですから、赤い部分って通常はちょこんと申し訳程度の広さしかありませんが、興奮するとそのおでこはみるみる後頭部まで広がります。
写真などでお馴染みの赤いおでこは興奮の証だったんですね。
間近にタンチョウを見ることが出来るのは、岡山県の後楽園や、釧路空港の真下にある釧路市丹頂鶴自然公園など限られてますが、人間が近づくとその興奮の模様が顕著にわかります。
鳴きながら人間に近づいてくるのは、人馴れしてるからではなく「自分の縄張りに近づくな!」との合図だったんですね。
ちなみに銭湯の壁画などでご存知のように、タンチョウはもともと、ロシアや中国と日本を往き来していた渡り鳥でしたが、現在は釧路湿原に生息する(※1)留め鳥となってます。
留め鳥になった理由で有力なのが、知られてるようにタンチョウは寿命も長く(※2)、夫婦の絆が非常に強いため、冬を釧路湿原で過ごしたカップルのどちらかがケガをして、春に渡ることができなくなりそのまま営巣し、子孫が繁栄してしまった説です。
なお、タンチョウの縄張りは、明確な広さや基準はなく、容易に餌が取れ(※3)、かつ寝ぐら(※4)となる水(川や池、湖など)から水までの範囲と言われており、一度確保した縄張りからは終生移動することがないそうです。
ですから長いカップルほど、冬でも確実に餌が獲れる、そして寝ぐらとなる凍らない河川のそばに住みかを構えてるそう。
しかし、なぜか厳冬期だけは縄張り意識が薄れるようで、凍らない川に集団で夜を過ごし、日中は保護活動がされている給餌場で集団にて餌のトウモロコシなどを食べてます。
自身がタンチョウに関心を持ち始めた20余年前は500数十羽だったと記憶してますが、保護活動が定着した現在では1500羽を超えたのではと言われてます。
大正時代には絶滅したと思われ、昭和27年に国の特別天然記念物に指定されたタンチョウ。
鶴居村や釧路市阿寒町では、カラスやスズメよりも多く目にする鳥ですが、自身が一番大好きな鳥に違いありません
※1)600羽を超えた頃から釧路湿原では営巣地が確保できないほど飽和状態と言われ、十勝管内の池田町や豊頃町、大樹町でも目にする機会が増えました。報道によると夏は胆振管内のウトナイ湖近辺や留萌管内の湿地でも姿が確認されてるようです。
※2)鶴は千年と言われてるように長寿の種であることは確かですが、自身の記憶では釧路市丹頂鶴自然公園での記録は34才ぐらいだったような...
※3)タンチョウは雑食ですが、土中の昆虫や水中のドジョウやウグイなどの魚類を好みます。凍らない川をテリトリーにしているベテランはともかく、若くて後発の個体は、冬を凌ぐために人里で給餌するトウキビなどを好むようです。
※4)一番の外敵であるキタキツネから身を守るために川の浅瀬で立って睡眠します。具体的には片足で立ったまま寝て、疲れるともう一方の脚に交代します。(キタキツネは地中に穴を掘るのが得意ですが、水は大の苦手とのこと)
なので、厳冬期でも凍らない川がなければ、それは即、死を意味します。
本日のベストショット
寝ぐらに帰るタンチョウの親子
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北海道のウラ...
地元民でも知らないマル秘スポットをご案内いたします。
Posted at 2017/12/23 18:42:14 | |
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