裂けたスタビリンクのブーツを交換

先日ストラット周りをリフレッシュした際、スタビのブーツが裂けているのを見てしまいました。
半年後 車検なので、交換しておくことにします。

スタビリンクは片側がスタビ、もう一方はストラットに結合されています。
ネジ周りのサビ具合で、手こずることがあるかも知れません。
前もって、WD40などを塗布しておくと、多少は楽になるでしょう。

ヘキサゴンレンチでファルクラムの空転を押さえ、メガネレンチでナットを緩めます。
スタビ側はビヨンビヨンと力が逃げて、緩めにくいです。

ジョイントのどちらかにマークを付けておくと、組み時に迷わずにすみます。

ブーツに傷をつけないよう、固定スプリングを外します。

ブーツは完全にパックリなのですが、意外とグリスはキレイに見えます。
ただ水分が入っているかも知れないので、拭き取れるだけ拭き取って、等速ジョイント用グリスを塗っておきました。

ジョイントの潤滑は球面の樹脂ベアリングが担うので、たぶん特別なグリスでなくても大丈夫でしょう。

ブーツの内面にもグリスを塗っておきます。
ないとは思いますが、ブーツ自体がドライで擦れ合うこともあるかも知れません。

上下を間違えないように合わせます。
外す時と同様、ファルクラムをヘキサゴンで押さえます。
だいたいの場合 、ある程度のトルクがかかれば空転は止まります。
最後はトルクレンチで締め上げます。
39±5N･m

クロスメンバにあるスタビブッシュに隙間がないか確認してみました。
先端を針状に尖らせた0.5mmの針金が入らなかったので、大きな摩滅はないでしょう。
摺動部にはオートバイ用のチェーングリスを塗っておきました。