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ダスティ・アッテンボローのブログ一覧

2014年09月10日 イイね!

妻が死にました

去る8月30日。

妻が病気で他界しました。
享年41歳。

2度の死線を乗り越えて頑張ってきたけど、結局、こうなってしまった。
もっと早くに異変に気がついてあげられれば、こんなことにはならなかったのかな。
どうせなら、彼女じゃなくて私が死ねばよかったのにね。

幸い、1,2年は無収入でも特段困らない程度の蓄えはあるし、私が死ねばローンは全部免責されて無くなる。
私の死なら、デメリットよりもメリットの方がずっと多かったのに。
娘のこれからを思えば、父親よりも母親が必要なのに。

なんで、死んじゃうかな。
孫の顔を見るまでが、親の務めでしょうが。


辛いのを我慢して、気丈に振る舞う・・・それは、すごいことなんだろうけど、頑張る方向間違えてませんでしたか?
手遅れになるまで耐え、隠すことに、何の意味があったというのですか?


2度ならず、3度も医者に、

「もう助からないので覚悟しておいてください」

そう言われる私の気持ち、理解してくれてましたか?

呼吸が止まり、心音が聞こえなくなり、唇の赤い色が徐々に消え、少しずつ冷たくなっていくお前を娘と二人で必死に呼び戻そうとしていたのを少しでも認識してくれていましたか?

鼓動が止まる直前、全く反応のない状態で、一筋だけ涙を流しましたね。
私たちの声が、聞こえていたのですか?
何を思って泣いたのですか?ただの生理反応ですか?

隣のベッドに誰もいないのはさみしいです。
家から徐々にお前の臭いが消えていくのがさみしいです。
声が聞きたいです。

体の状況から、元々長生きは出来ないだろうとは思っていたけど、少し、早すぎるよ。
もう少し、一緒に生きたかった。生きて欲しかったよ。

結婚する時に、約束したよね。
自身に障害があり、結婚しても負担になるかもしれないと不安がるお前に、

「50年後、結婚して本当に良かった、そう思える家族を作ろう」

まだ、14年しか経ってないよ。
約束まで後36年もあるよ。

約束守れないよ・・・。
Posted at 2014/09/10 23:56:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | 独り言 | 日記
2013年11月23日 イイね!

ヘッドマウントディスプレイ買ったった

ヘッドマウントディスプレイ買ったった視界いっぱいに画面が広がるから、映画見るのにいい感じ。

PS3のオフゲーほか、キーボードを必要としないゲームは楽しめそう。
でも、視界ギリギリだから、FPSとかは意外と厳しい。

さて、どう活用しようかしら・・・。
Posted at 2013/11/23 19:10:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 独り言 | 趣味
2013年11月17日 イイね!

超久しぶり

今日、出掛けた帰り道、気になる車に遭遇した。

青いトヨタ車で、リアウィンドウの左下に懐かしの生茶パンダ(ユリアン)のデカール。

もしや、彼では・・・というか、十中八九間違いないと思ったのだけど、残念ながら、すぐに自分が曲がる交差点に達してしまい、話しかけることが出来なかった。

思わず興奮してしまって、2年ぶりにみんカラにログインしてしまいましたよんwww
Posted at 2013/11/17 16:58:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | みんカラ | 日記
2011年09月11日 イイね!

( ^ω^)はあらゆるチート達と戦うようです 最終話

21 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 20:44:28.82 ID:LjdBD0NRO
とある川原に、子供が二人。
背中には、赤と黒のランドセルがある。
二人は、下校中。

「……ショボンさぁ」

「え?」

「なんでついてくんの?」

「………え、えぇええ?ついてくるって……し、シューは嫌なの?」

「別に嫌でもないけど、なんでついてくんの?って不思議。なんで私?」

「………あれ、僕たち、付き合ってなかったっけ………?」

「そうなの?」

「そうなの」

「そう…なの…?」

「そうなの」

「そうn「そろそろ止めてくれないと僕も胸が痛いよシュー!!」

26 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 20:50:06.55 ID:LjdBD0NRO
「てゆーかさ」

「ショボンは、楽しそうだね人生」

「君とこうやって二人で帰れる。そりゃ幸せだよ」

「そっかそっかふーんそんな事より私が立てた腹筋スレは伸びてるかなっと………」

「ちょ、ちょっと待ってなんでスルー?こっち見て。携帯じゃなくて僕見て。頑張ってかっこつけた僕を見て」

「………んぉ、なんだこのスレ」

「え?」

「なんか、変な……ブーン系小説…かな?」

「………ん、バトルものみたいだね……なんか、すっごい惹かれる。…いいなぁ」

「………」

「こんな世界、行ってみたいね」

「………」

そうだなぁ。
――――――しみったれた現実とおさらば出来るなら、こんな世界も………


例えば彼女は、現実が欲しかった。

33 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 20:55:49.34 ID:LjdBD0NRO
ここはある、ビルの屋上。
一人の男が携帯とコーヒーを構えてため息をついた。
ご自慢の青山製のスーツが風になびかれる。

「………ったく、なんだってみんなこんなにガミガミがなってるかねぇ」

「第一、あれは俺の仕事じゃなくてシラネーヨ課長の仕事だろうよ。いつのまに俺のせいになってんだ」

「社会人ってのは金もらって気苦労をしょいこむ世界なんだな。つくづく変態の集まりだと理解しますマジで」

「………」

「……うん…コーヒーちゃんだけは、俺の味方だ。愛してる」

「…うん……ん?なんだこのスレ」

「……ふぅん…」

「いいな。いいなぁ。俺もこうやって、力を鼓舞して暴れ回れたらなぁ」


例えば彼は、そんな世界が欲しかった。

41 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:02:27.19 ID:LjdBD0NRO
自分のベッドの上。
それが少女の唯一無二のスペースだった。
再婚した向こうの親や義兄弟と上手く馴染めない彼女にとって、安らげる場所はここしかなかった。

だった。なかった。と過去形なのは、もちろん理由がある。
義兄弟の2人が、少女が寝ている間に部屋に勝手に忍び込み
その体を狙ってきたのだ。

ショックだったのは、自分の親ですらその事実を信じてくれなかった事。

「もうここには、私の居場所はどこにもないのかも知れないな」

「………」

「ん」

「なんだろう、これ。小説?」

「………」

「いいな、こんな世界」


例えば彼女は、居場所が欲しかった。

52 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:11:06.28 ID:LjdBD0NRO
昼間でなく深夜にパソコンをいじりたくるのは何故だろう。
PCだけが照らすその部屋は、ひどく散らかっていた。
まぁいい。どうせこの部屋にくるのは、ブーンと………たまにツン、かな。

これは引きこもりと呼ばれるのだろうか。
しかし俺はほとんど学校に行ってないというだけで、バイトもしてるし親に迷惑もかけていない。
………いや、そんな事は言い訳にならないか。

あんな場所は、いやだ。
何かが集団心理を働かせ、弾き者を作り上げる。
俺はそれが嫌だった。でも、嫌だっただけじゃ終わらなかった。

………この話は、まぁ、やめとくか。
気分転換に、タスクバーの左端をクリック。
そこには、自分は打ってつけのアンダーグラウンドが広がっている。

「………ん」

なんだろう、何かのスレが………。




例えば彼は、何が欲しかった?

60 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:15:11.93 ID:LjdBD0NRO
「なぁなぁツン、見てみろお!」

「この小説、面白いんだお!」

自分の髪を解かしながら、携帯電話を見る。
少女は無言のままそれをスクロールし、一言。

「なんか、ブーンみたいな主人公」

「………ふぅん」

「こんな世界なら、ブーンと………」

「………い、いやいやいや!!ない!!ないわ自分!!何考えてんの自分!」

「……うん、でも…」


例えば彼女が、求めたものは?

62 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:19:28.89 ID:LjdBD0NRO
「………」



( ^ω^)

つよい能力を手に入れた。
楽しい世界を手に入れた。
好きな現実を手に入れた。

求めたものを、手に入れた。

( ^ω^)



でも俺は、歪んでしまった?

( ^ω^)「………またこのスレ、立ってんのかよ」

さて、また。
あの楽しい戦いを始めようか。
どこからどこまでも規格外。

あらゆるチートを支配できるあの世界へ。

65 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:21:25.66 ID:LjdBD0NRO
( ^ω^)はあらゆるチート達と戦うようです

最終話。



68 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:22:36.11 ID:LjdBD0NRO
登場人物とその能力

( ^ω^)【気分次第《アンカーテイク》】(vip)

( メ^ω^)【人間《チート》】(vip)
・目下、戦闘中。

74 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:24:10.59 ID:LjdBD0NRO
ブーンの能力、【気分次第《アンカーテイク》】。
安価で自分の能力を決める能力。



今まで出てきた能力


全部で、丁度90個。

たくさん。本当にたくさん。
読者のみなさん、今までありがとう。

90 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:34:28.58 ID:LjdBD0NRO
川#゚ -゚)「誰だよお前は!!」

(;´∀`)「………?」

二人の戦闘に割って入るものがいた。
それは、クーが本気で浴びせた弾幕を全て掻き消す。

「落ち着いて」

「あなたの力も、必要なの。クーちゃん」

川 ゚ -゚)「………?」

「あなたの仲間………ブーン君が、ピンチなんだ。早くいかないと、全てが終わるかもしれない」

川;゚ -゚)「………え?ブーンが………?」

「このままじゃいけないの。あなたも私も。お願い、ブーン君を助けてあげて」

( ´∀`)「……あんた、誰モナ…?」

「私の事は、どうでもいいの。とにかく、ブーン君を助けてあげて」

「そして」

ζ(゚ー゚*ζ「早く内藤さんを、助けてあげて」

そう、静かに言った。

95 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:41:56.78 ID:LjdBD0NRO
ζ(゚ー゚*ζ「もし力になれなくたっていい。でも、見届けなくちゃいけない。あの二人の、末路を」

川 ゚ -゚)「………そんな」

そんなの、どうして信じろと。
クーが言おうとしたと同時。
デレの後ろから、ひょっこりと姿を表す二人。

(´・ω・`)「そうだよ。クーさん」

川;゚ -゚)「ショボン!?」

(,,゚Д゚)「なぁモナー。どうやら、大変な事になってるらしいぜ」

(;´∀`)「ギコ!!」


ζ(゚ー゚*ζ「お願い、信じて」


「私と共に、飛んで」

地面に蛇のように、術式が地に張り巡らされる。

103 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:48:24.76 ID:LjdBD0NRO
「あははははははははははははははははははは!!!!」

狂ったように笑い始める、それ。

(;メ゚ω )「やった!!やってやった!!ついに、ついに自分を………!!ブーンを!!」

「乗り越えたんだ!!!」

内藤。

(;゚ω゚)「あ゛………ぁぁ………!!!」

なんとか、急所はそれたはず。
しかしラオウの100倍の能力値を持ってしても、腹を手で貫かれては急所も糞もない。
また、一手遅れてしまったのだ。
内藤はその間に能力の換装を終え、ガード不可の一手を繰り出した。

結果が、内藤に貫かれた今のブーンにある。

(;メ゚ω゚)「はぁっ…はぁっ……ははははははははははは!!!」



( メ^ω^)「………回復」

ピンチの末の大逆転。
内藤がどの回復系統能力を使ったかは知らないが、それは味気ないものとなった。

121 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 21:57:23.34 ID:LjdBD0NRO
(;゚ω゚)(――――――!!)

ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン!!」

( メ^ω^)「さぁ」

( メ^ω^)「死ねよブーン!」

ツンが叫ぶのと、内藤が余った手に力を貯めたのは同時だった。

(;'A`)「………!!」

ドクオがブーンを助けんと動いたのも、同時。

从'ー'从「『やれやれだぜ』」

渡辺が動いたのも、同時。

でも、同時では遅い。
しかし二人には不安はなかった。

lw´  _ ノv「いきなさい我が子達」

二人の真後ろからもう一人、動き出していた人物がいたから。

134 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:02:25.10 ID:LjdBD0NRO
( メ^ω^)「………?」

気付いた頃には、ブーンは内藤の腕から奪いさられていた。

( メ^ω^)「………チッ。ちょこまかと……」

自らの葉を真っ赤にたぎらせた、大量のピクミンによって。

lw´‐ _‐ノv「ナイス」

( メ^ω^)「うっとォしいんだよ糞が!!」

内藤が両手を上げる。
そこに一瞬のうちに用意されたのは、弾丸と呼ぶには凶悪すぎる
全てを焼き尽くす兵器


焼夷弾。

152 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:07:35.82 ID:LjdBD0NRO
( メ^ω^)「【ブレイズオブグローリー】!!!」

【ブレイズオブグローリー】。
武装錬金の、火渡の力。
全長2mほどのナパーム弾を起爆させ、周囲を瞬間最大5100℃の炎の海に仕上げる圧倒的破壊の力だ。

結果、ピクミン達は赤色を残し瞬間的に蒸発してしまう。
雑魚払いには、打ってつけだったのかもしれない。

しかし内藤は、総計すぎた。

('A`)「でかしたシュー」

全てを反射してのける選択者《アレンジ》が、もうそこまで接近しているというのに。

169 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:13:23.24 ID:LjdBD0NRO
( メ^ω^)「………ッ!!」

('A`)「おらァ!!」

ドクオの右上の一振り。
しかし、それは絶対ガード不可の一撃。
触れればそのガードすら加算され、威力となる。
内藤が取った行動は、回避だった。

('A`)「!?」

( メ^ω^)「………ふぅん」

ドクオの手は、空を掻ききるだけとなる。
瞬間移動。
内藤がデレの力を使い、遥か上空に移動していた。

が、その内藤の背後。

从'ー'从「『私女だけど、一手終わって油断する人ってモテないと思う』」

まだ攻撃は終わっていない。

194 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:20:54.29 ID:LjdBD0NRO
从'ー'从「『あはは』」

渡辺がネジを突き刺す、その手前。

( メ^ω^)「……悪いな、お前に付き合ってる暇はないんだよ」

内藤は、また瞬間的に移動する。
移動先は、もちろん。

(;'A`)「ッ!!」



(;゚ω゚)

lw´;‐ _‐ノv「!!」

( メ^ω^)「お前に回復されちゃまずいんでな。先に、お前からだ」

ブーンの元へ。

208 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:26:43.10 ID:LjdBD0NRO
( ´_ゝ`)「【強制規制《ストッパーテイク》】!!」

だが、内藤の障害はまだまだ増える。

( メ^ω^)「……『それは、効かない』」

【黄金錬成《アルス=マグナ》】を使い、その障害もなんなく乗り越えてしまうのだが。

ξ;゚⊿゚)ξ

(;*゚∀゚)

二人の少女は、動けなかった。
ツンの気波系統を覗けば打撃しか持たない二人にとって、この敵には何も出来なかったから。
奇襲ならいざ知らず、動くだけ邪魔な存在という事だ。


lw´;‐ _‐ノv「………」

そんな二人より役に立たない、小さな頼りない軍隊を持つ少女。
その少女だけは、しっかりとした目で目の前の敵を見据えていた。

232 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:31:43.54 ID:LjdBD0NRO
(;´_ゝ`)「くッそ――――――!!!」

( メ^ω^)

そうして今度こそブーンを始末しようと、足を前に出した時

「させるかあああああああああああああああ!!!」

また、阻害される。

(;´・ω・`)「うわあああああああああ!!!」

( メ^ω^)「ッ!!」

現れた少年の、手の一振り。
それだけで内藤の体は宙を舞い、遥か後方へ投げ出された。

242 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:35:54.24 ID:LjdBD0NRO
(;´・ω・`)「ブーンを、守るんだ………!!」

それは、ショボン。

川 ゚ -゚)「………そうだな」

そして、クー。

( メ^ω^)「次から次へと………!!」

(; ω )「み…んな……」

lw´‐ _‐ノv「凄いでしょ?ブーン」

(; ω )

lw´‐ _‐ノv「あなたを守る為に、こんなにいっぱい人がきたの」


………あぁ。

265 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:41:06.87 ID:LjdBD0NRO
川 ゚ -゚)「ちょっと待てブーン。すぐに傷を塞いでやろう」

('A`)「わかってるか渡辺。いまアイツにちょっぴりだけ抵抗出来るのは俺とお前だけだ」

从'ー'从「『ブーン復活まで、頑張ってハイパー時間稼ぎタイムってわけだね』」

ζ(゚ー゚*ζ「………内藤さん」

( ´∀`)「大変な事になってるモナ」

(,,゚Д゚)「楽しそうだな」

(´・ω・`)「ブーン、守りは任せて」

( ´_ゝ`)「応援は俺に任せて」

(*゚∀゚)「あんたは黙ってろ」

ξ゚⊿゚)ξ「ブーン、大丈夫………?」

lw´‐ _‐ノv「ほら、ブーン」

「みんな、あなたの味方なんだよ」

(; ω )

284 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:45:58.10 ID:LjdBD0NRO
(; ω )

(; ω )「みんな」

「ありがとう」

('A`)

从'ー'从

「待ってろ。すぐ回復して、そっちにいくお」

「だから、ちょっとの間だけ」

「助けて、力を貸して欲しい」


ようやくわかったよ内藤。

【気分次第《アンカーテイク》】は、自分じゃ何も出来ない能力。
みんなの力があるからこその能力。

みんなに、『助けてもらう能力』なんだ。

内藤、お前は


誰かに助けて欲しかったのか?

( メ^ω^)

301 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:50:07.33 ID:LjdBD0NRO
('A`)「………だ、そうだぜ渡辺よ」

从'ー'从「『そうだね。10秒………いや、一週間くらいなら助けてやってもいいかな』」

('∀`)「………はっ、同感だね」


( メ^ω^)



( メ^ω^)



( メ^ω^)「ははは」


( メ゚ω゚)「あはははははははは!!!!」

内藤とて、まだ終わらない。
突如、黒煙に体を包み込む。
全てを塗りつぶし染めあげる、黒に。

331 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 22:57:03.05 ID:LjdBD0NRO
(;'A`)「は?」

从'ー'从「『………え』」

( メ゚ω゚)「なぁてめぇら!おかしいと思わなかったのかよ!?」

( メ゚ω゚)「俺の力を持ってすれば、お前らを即死さす事なんか余裕綽々だ!!じゃあ、なぜそれをしなかったか!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?」

( メ゚ω゚)「たまには追い込まれるもんだなァブーンよ!!お前の力、そしてお前が集めたこいつらの力で!!」

( メ゚ω゚)「俺はもう少し、高みに行けそうだぜ!!」

黒い何かが、内藤を包みあげていく。
黒い翼。黒い手足。黒い角。

その姿は、まるで

ξ;゚⊿゚)ξ「『悪魔』――――――!!?」

( メ゚ω゚)「さぁ、行かせてもらおう!!」


「――――――【人間次第《チートテイカー》】!!」

348 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:02:20.51 ID:LjdBD0NRO
(;'A`)「………なん、だ?」

( メ゚ω゚)「いやぁ!!気分がいいねぇ!!心配すんなよ、別に俺は何が変わったってわけでもねぇよ」

( メ゚ω゚)「ただ、な。今の俺は――――――」

「対峙した人間に対して勝てる能力を自動で引き出し扱う事が出来る」

( メ゚ω゚)「それだけだ」

(;'A`)「………!?」

ドクオが異変に気がついたのは、その時だった。

(;'A`)(体が――――――!!?)

( メ゚ω゚)「動かない、だろ?」

375 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:07:26.03 ID:LjdBD0NRO
(;'A`)「お前、何した………!?」

( メ゚ω゚)「何がだよ。お前には、反射出来ないもんがあるだろ?」

(;'A`)「………?」

( メ゚ω゚)「今なら、例えばお前は俺の声を聞いている。つまり、音は反射してないんだろ?だったら」

【少女趣味《ボルトキープ》】。

( メ゚ω゚)「お前を洗脳する『音』を出したら、それでイチコロじゃねえか。例えば、声でな」

それは戯言シリーズの番外編、零崎一族の一人が使う、人を操る音。

(;'A`)「な………!!」


403 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:12:26.64 ID:LjdBD0NRO
从'ー'从「『いや私を忘れんなっつの。ボケ始めたおじいちゃんかてめぇは』」

( メ゚ω゚)「………【大嘘憑き《オールフィクション》】、か。なんでもなかった事にし、それは自身の死すらも塗り替える」

( メ゚ω゚)「………別に大した事ないな」

从;'ー'从「『え』」


瞬間、渡辺を取り囲んだのは


謎の、人間の頭蓋骨。
大量のドクロだ。

421 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:17:24.62 ID:LjdBD0NRO
( メ゚ω゚)「――――――【十の死】」


【十の死】は屍姫に出てくる、「撲死」「斬死」「餓死」「病死」「毒死」「溺死(窒息死含む)」「焼死」「感電死」「凍死」「圧死」の死因を司る指輪の能力。

上記の死因では内藤は絶対に傷一つつかず、そしてそれぞれの死因を呪いとして使い攻撃する事も出来る能力。

从;'ー'从(『あれ?もしかして、私やばい――――?』)

思考すると同時。
点在するドクロが、口から大量の黒煙を撒き散らす。
同時に、銃声。

从;'ー'从「『あぐっ――――!!』」

それは、弾丸。
渡辺を射抜く弾丸とり襲いかかる。
「撲死」の極地、銃弾を操っているのだ。

( メ゚ω゚)「死なねぇ、っつってもお前自身の死が無効化されるだけだろ。死ぬ事は死ぬわけだ。殴っても死ぬし。斬っても死ぬ」

( メ゚ω゚)「だったら、殺し続けときゃお前は自分の死をなかった事にするので精一杯。はい終わり」

458 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:24:19.47 ID:LjdBD0NRO
从; ー 从「『う゛――ぁあ゛ああ゛゛ああ゛あ゛あ゛―――!!』」

動けなかった。
一瞬の遅れにより、ドクロ達の猛攻を止める事が出来ない。
防御に回るしか、ない。

( メ゚ω゚)「さてと………長らくお待たせして悪いな、ドクオ君」

( メ゚ω゚)「お前も、能力を解けよ」

(;'A`)「う――――――!!!」

いきなり、自分の体が重く感じる。今まで能力に体の負担を軽減してもらっていた反動だろうか。

そして渡辺を殺し続けていたドクロの一つが、ドクオの体を目掛け、飛来。
そして

(;'A`)「う゛がああああああああ!!」

大量の火を放つ。

486 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:28:37.83 ID:LjdBD0NRO
(;'A`)(まだなのかよ、ブーン!!)

( メ゚ω゚)「あらあら、早くしないと仲間が一人黒焦げになっちゃうぞ」

( メ゚ω゚)「なぁ、ブーン」

ξ;゚⊿゚)ξ「まだなの!?クー!!」

川;゚ -゚)「待てよ、まだ――――――!!!」

(; ω )

( メ゚ω゚)

( メ゚ω゚)「よえぇ。よえぇよお前」

内藤は、まるで自分に言い聞かせるかのように復唱した。

530 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:38:00.88 ID:LjdBD0NRO
( メ゚ω゚)「期待してた割には、だな。一人で戦う俺を、仲間の力で倒す?そんな熱い展開なのになぁ」

( メ゚ω゚)「………まぁ、チートが共闘、ってのも変な話だな。一人いるだけでバランス崩すような輩が、共闘なんか出来るわけもないのにさ。互いに邪魔しあっちめェよ」

( メ゚ω゚)「それは、人間にも言えるとこだけどな。一人一人が、世界を変えちまう力を持ってる。なのに、潰し合う」

( メ゚ω゚)「馬鹿ばっかりさ。この世界は」

「うるせぇお」

( メ゚ω゚)

(; ω )「てめぇはいつからそんなに歪んでしまったんだお。わかってるんだお。お前は、狂おうとしてるだけって事だって」

(; ω )「自分の力が巨大すぎて、回りを潰しちまうから………そうやって狂ったふりして、回りを拒絶してるんだろうがお」

(; ω )「何に怖がってんだ。何も怖くねーお。自ら拒絶して、狂おうとしなくたっていいのに」

ξ゚⊿゚)ξ「え………?」

それは、見間違いかもしれない。
そう思わせるほど弱く、でも確かに。
ブーンから、白い輝きが。

573 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:45:30.27 ID:LjdBD0NRO
「先に一つ、言っといてやるお」

ブーンが、立ち上がり、

(; ω )「お前は絶対に僕には勝てない」

その白い輝きが、ブーンを包む。

( メ゚ω゚)「………は?」

(  ω )「お前が言えない一言を、僕は言えるから」

「仲間に頼る事が、僕は出来るから」

それは、最後の【自分次第《アンカーコール》】。

『二重能力』を司る、両手。
『多重能力』を司る、大翼。
『強欲能力』を司る、日輪。
『時限能力』を司る、時計。
『混成能力』を司る、羽衣。

その全てが、一度に発現される。

それに白い光が相まって、その姿は


――――――内藤とは真逆の、『天使』を思わせる。

604 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:50:10.80 ID:LjdBD0NRO


( ^ω^)「さぁ」

ξ゚⊿゚)ξ「ブーン………」


( メ゚ω゚)


( ^ω^)「スレのみんな、僕に力を貸してくれお」


「――――――【自分次第《アンカーコール》】」



「『最終信号《ラストアンカー》』」


名を呼ばれる、ブーンの最後の救難信号。

630 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:53:55.42 ID:LjdBD0NRO
( ^ω^)「………みんな」

( ^ω^)「今までありがとうな」




――――――指定アンカー、無し。

このレス以降に出た能力の全てを、ブーンが勝手に取捨選択して使う。




(;メ゚ω゚)「なっ………!!!」


( ^ω^)「覚悟はいいか、なぁ僕」


「さぁ、最後を始めようか」

905 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/29(水) 23:59:18.93 ID:LjdBD0NRO








そこから先はもう





何が起きたかは、覚えていない。








68 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 00:06:51.72 ID:Wg/GL9BcO

まぁ、予想は出来ていた事だ。


時限能力の時………有限の時でさえ、僕は自分の能力に殺されかけた。


無限となったこの能力を体で受け止めるなんか、かなりの負担なんだろう。


ただ僕は………




(#゚ω゚)「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」


121 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 00:15:22.09 ID:Wg/GL9BcO
( メ゚ω゚)

(;メ゚ω゚)「………ふ」

「ふざけんなよ………」


僕はまず手始めに。

死んだ仲間を全て蘇えらせ、ついでに全員をアレンジ化させ、仲間のみんなの部分にバリアを貼った上で、空から無制限に完成したスカイツリーとゴキブリ1京匹と惑星コーラの小さいバージョンと直径1kmはあるガムとT.M.Revolutionのメンバーを全て

凄い勢いで空から落とした。

179 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 00:24:14.70 ID:Wg/GL9BcO
( ^ω^)

もちろんそれじゃ終わらない。





そのままでは内藤に反撃されてしまうので内藤の能力を奪い取り完全に封印した上でとりあえずガッキーと幼女を召喚したらツンに凄くにらまれたので消しといて涙の数
だけ強くなったパンチを高速で繰り出したら内藤が死にそうだったから内藤が死ぬ事をゼロに戻し生き返らせて鼻毛真剣でさんざん弄んでパンツを盗んで体の隅から隅にアンモニアをぶっかけたら臭かったのでアルファベットA~Zを使って切り刻んでか
ら歪曲させて生き返らせてありとあらゆる部位を破壊してからちんちんを膨張させ全身を臭くした上で恥辱にまみれるポーズをとらせた泣きそうだったから爆発させた。

261 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 00:35:30.30 ID:Wg/GL9BcO
さすがにかわいそうだったから内藤を救ってあげたらのびたのくせに生意気穴と言う穴から指を突っ込んで奥歯とかをガタガタいわせながら6万回ほど今までの人生を後悔させ精神崩壊させたらいきなり攻撃してきたけど絶望を希望に変えてなんとか復活。
愛してるの響きと涙の数だけ強くなってスリラー踊りながら打ち勝つ事に成功し割り箸で綺麗に割り殺したらさすがに懲りたのかなんか反応がうすくなり始めたので完全体に戻ってしまったから間髪入れずに無条件で勝った。



( ^ω^)「………」




勝った。

338 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 00:44:24.48 ID:Wg/GL9BcO
( ^ω^)

( ^ω^)「みんな」





      ξ゚⊿゚)ξ lw´‐ _‐ノv
   ('A`)   川 ゚ -゚)(´・ω・`) ( ・∀・)
( ´_ゝ`)
ζ(゚ー゚*ζ
     _
   ( ゚∀゚)( ´∀`)(,,゚Д゚)
(*゚ー゚)(*゚∀゚)
     (#゚;;-゚)/ ,' 3
<ヽ`∀´>




「ぜんぶ、終わったお」

ブーンが、内藤をうち下した瞬間であった。

390 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 00:49:53.03 ID:Wg/GL9BcO
( ^ω^)

( ^ω^)「………がふっ」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?ブーン!?」


そして



………もうこの展開は、予想出来ていた事だろう。


視界が、流転する。

僕はそのまま、暗闇の中に落ちていった。


………あぁ。
まだ、やる事あるのになぁ。

415 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 00:55:06.12 ID:Wg/GL9BcO

僕はずっと探していた。

自分を産み出した人間を。

自分の能力を与えた人間を。

内藤を………もう一人の撲を狂わせた人間を。


それは、このゲームの創始者。


【起動《ウェイクアップ》】。
【開始《スタートライン》】。
【運営《メンテナンサー》】。
【管理《マネージメンツ》】。
【終了《シャットダウン》】。


この五人が作り上げたこの戦いの中で。


【起動《ウェイクアップ》】。

全てを起動させた、真の創始者を。

447 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:01:37.14 ID:Wg/GL9BcO

「これで良かったのですか?」

『………なぜ、そんな事を聞くのですか?』

「あなたが動く事は、始めてでしたので。『全ての父』」

『………そう、でしたっけ。私自身、よく覚えてませんが』

「内藤さんはともかく、私がブーンを知っていたのは、そういう事でしたか?あなたが全部、作り上げたシナリオでしたか?『全ての父』」

『………そう、言われましても』

『私は、この戦いを見届けるだけですから』

『デレちゃん』

ζ(゚ー゚*ζ「………」

『内藤くんは、見ていて楽しかったです』

468 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:05:45.77 ID:Wg/GL9BcO
ζ(゚ー゚*ζ「ブーン君は、恐らくあなたを探しにきますよ」

『まぁ、そうでしょうね』

ζ(゚ー゚*ζ「………不安は、ないのですか?」

『ありまくりですよ。あの子には、全てを根底から覆されかねない』

ζ(゚ー゚*ζ「………」

『でもまぁ、安心しなさい。私を、誰だと思っているのですか』

ζ(゚ー゚*ζ「………『全ての父』………」


|(●), 、( ●)、|


『今回の戦いは………まだ当分は楽しめそうですね………』

494 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:09:01.88 ID:Wg/GL9BcO



『……そうですね。このチート争いも、バトル形式は少し、飽きてきた所です』


『次は………鬼ごっこなんてどうでしょうか?』


『それもそれで、楽しめそうな気がします………』




525 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:14:58.73 ID:Wg/GL9BcO

――――――あれから数日。

簡単に言うと、ブーンが目を覚ましました。

起きて早々にシューが抱きついていたのを見て剛掌波かましたくなりましたが

渡辺がいきなりちゅーしやがったのでシューと一緒になって渡辺をおいかけまわしました。

モララーは媚びっぷりが半端じゃないです。
進化してます。やばいです。全世界アマチュア奴隷選手権でもあればぶっちぎりで優勝します。

しぃ、つーは相変わらずガチンコ勝負をしています。
あの二人が取っ組み合いをするとそこらかしこがぶっ壊れるので困ったものですが
まぁ仲がいいのは良いことだと思います。

571 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:23:19.51 ID:Wg/GL9BcO
クーは相変わらずショボン一筋ですが、ショボンはシュー一筋。
ここらへんは相変わらずですね。


ロマネスクさん、ジョルジュさんとそのお仲間さんは………何処かへ行っちゃいました。
モナーさんがクーを悲しい目で見ていたのが、やたらと記憶に残りました。

ロマネスクさんに関しては、「力不足だった、すまない」と一言残していきました。

彼は、【終了《シャットダウン》】という能力を強制的に働きかける事により
自分の命と引き換えに、この戦いを止めるつもりだったらしいです。

589 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:27:57.05 ID:Wg/GL9BcO
えっと………あと、ニダーは………


………あ、いいですね。やめときます。


とりあえずまぁ、そんなとこ。

ξ ⊿ )ξ「俺達の戦いはまだまだこれからだー………」

ξ*゚⊿゚)ξ「なんつって………」


(;^ω^)「は?なにか?」

ξ゚⊿゚)ξ「なんも言ってない!それよりあんたは」


ξ゚⊿゚)ξ「目の前の敵に集中なさい!!」


川д川

616 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:31:53.44 ID:Wg/GL9BcO
( ^ω^)「おっとそうでした!!ごめんね可愛い子ちゃん」

川д川「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す………」

(;^ω^)「………おいちょっとツンさん、変わってもらってよろしいか」

ξ゚⊿゚)ξ「やだ」

(;^ω^)「だよね。まぁいいお………相手がどんなチートだろうが」


( ^ω^)「僕は必ず、それを乗り越えてみせるお!!」



「――――――【気分次第《アンカーテイク》】!!!」







( ^ω^)はあらゆるチート達と戦うようです

終わり。

680 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:35:19.90 ID:Wg/GL9BcO
以上です。なんか………今までホントにありがとうございました。
ラストぐだって申し訳ない。
とりあえず、第二部を考えてたりはするんですが………うん。そんな感じ。
この作品を大半を作り上げたのは、僕じゃなくてみなさんです。
本当に、感謝してもしきれないです。
ありがとうございました。

 

 

 

 

 

721 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 01:37:33.88 ID:1jhZYaBt0 ?2BP(137)
第2部はプロットはできてんの?
それとも頭の中?
できればいつ投下するか教えて欲しい

755 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:41:51.91 ID:Wg/GL9BcO
>>721
プロットは一応出来上がってます。
みんなのチート能力を使ってちょっと特殊な鬼ごっこをする、みたいなものと、それから色々
………のつもりでしたが、自分だけ面白いと思っちゃってるパターンですねこれ。
まぁ色々と手直しさせてもらって
来年には投下出来たらなぁって思ってます。
そのさいに鬼ごっこ発言がなかった事になっててもスルーしてあげてください

772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 01:44:10.54 ID:KiUNv7Rl0
>>755
あらチー以外に今まで書いた作品とかある?よければ読みたいな

789 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:47:12.17 ID:Wg/GL9BcO
>>772
黒歴史ですので掘り起こさないでくれるとありがたいです。
完全な無名作者です。

809 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 01:54:27.19 ID:ehcV6YHvO


某週刊誌でダラダラ続き、終わり所を見誤った漫画達について、クパァ一言お願いします

816 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:56:47.69 ID:Wg/GL9BcO
>>809
正直何してんだって話ですよね。
もう少しキリのいい終わり方あっただろwwwwwwワロタwwwwww

ワロタ………

810 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 01:55:00.74 ID:OiK4zTez0


荒いけどあらチーキャラ
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1328259.jpg

821 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 01:58:03.81 ID:Wg/GL9BcO
>>810
すげぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!ありがとうございます!!
毎度、ホントにありがとうございました!!

822 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/30(木) 01:58:04.44 ID:HEwbt7AFO
>>816
例のどや顔発言について一言くださーい

828 名前: ◆BnhUepkPaA :2010/12/30(木) 02:01:19.59 ID:Wg/GL9BcO
>>822
一度言ってみたかっただけなので、正直もうあれ言えただけで感無量でした。

Posted at 2011/09/11 20:45:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブーン系小説 | パソコン/インターネット
2011年09月10日 イイね!

( ^ω^)はあらゆるチート達と戦うようです 第27話

10 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 20:28:38.83 ID:RuD+guwIO
( ^ω^)はあらゆるチート達と戦うようです

第二十七話。

『前回までのあらすじ』
最強能力決定戦と称し様々なチート能力者と戦うはめになったブーンは、安価内容をそのまま使える能力【気分次第《アンカーテイク》】を駆使して強敵を倒していく。
復活した渡辺と共に、ドクオを助ける事に成功したブーン。同時に、内藤がロマネスク一同を襲う。

今回の敵は!?今回の安価は!?
サンタもトナカイもみんなみんないなくなれ。リア充は爆発して幸せになれ。

13 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 20:33:48.96 ID:RuD+guwIO
一応、登場人物とその能力

( ^ω^)【気分次第《アンカーテイク》】(vip)
( ´_ゝ`)【強制規制《ストッパーテイク》】(vip)
('A`)【一方通行《アクセラレータ》】(禁書)
(* ∀ )【鬼《オーガ》】(バキ)
・VIPタワー跡

( メ^ω^)【人間《チート》】(vip)
lw´; _ ノv【オニヨン】(ピクミン)
  _
(  ∀ )【本質晒し《フシアナテイク》】(vip)
ξ゚⊿゚)ξ【拳王ラオウ】(北斗の拳)
( ・∀・)【世界《ザ・ワールド》】(ジョジョ)
・???

(´・ω・`)【弱者のパラダイム】(PSYREN)
(,,゚Д゚)【荒々しい空気《ラドンテイク》】(vip)
・戦闘中

川 ゚ -゚)【火水木金土日月を操る程度の能力】(東方)
( ´∀`)【百式観音】(HxH)
・戦闘中

16 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 20:36:51.19 ID:RuD+guwIO
※ブーンの能力【気分次第《アンカーテイク》】について
指定アンカーにかかれていた能力をそのまま使える能力
「~能力」と、最後に能力とかかれていなければ再安価。
一人の敵につき一回ずつ出来、その戦闘が終了した時点で能力は消える。

今まで出てきた能力
『手から溢れんばかりのコーラを出す能力』
『座布団を一週間近く回し続けられる能力』
『髪の毛を急速に成長させる能力』
『超反射神経が身に付く能力』
『アンサートーカーを取得しそれを100%使いこなす能力 』
『手の平からピクミンを無限に出現させる能力』
『指定した範囲の空間の疎密を固定する能力』
『ワリバシを上手に割れる能力』
『尻から毎秒50トンの土石流をほとばしらせる能力』
『目視したものを任意で捻る能力』
『口からもの凄い勢いで腐った牛乳を出す能力』『どんな状況下においてもフワッフワのパンケーキを作ることができる能力』
『体外に射出した自らの精子をミニサイズのキタキタおやじに変化させる能力』
『すべての攻撃の対象をドクオに変える能力』
『自分の爪を折ると相手の歯が折れる能力』
『脈絡なく死を与える能力』
『FFに出てきた全ての黒魔法が使える能力』『明日の正座占いが一位になる能力』『スタンド”ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム”を自分に発現さ せ、120%使いこなす能力(オリジナルも超える)』『未元物質 の能力』『理想を現実に変える力を100%使える能力』
『同じ物を4つ以上揃えると消せる能力』

20 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 20:40:41.52 ID:RuD+guwIO
『殲滅眼(イーノ・ドゥーエ)を使いこなす能力』
『任意の寓話付きになれる能力』
『ガッキーを召喚する能力』『btcmに出てきた全ての指輪の力を自由に使える能力』
『両腕がドクオに股間がモララーになる能力』『大嘘憑きを100%使いこなせる能力』『事象の確率を操作する能力』『体がものすごく臭くなる能力』
『チープ・トリックを目の前に山積みにする能力』『自分の黒歴史を一つ言うごとに相手の攻撃を一回無効できる能力』『オナニーしている最中ステルス状態になる能力』『人間サイズのデモンベイン(フル装備)に変身できる能力』
『手から任意の大きさの文房具を出す能力(何個でも出せる)』『七鍵守護神を使用できる能力』『蟲を自由に呼び出し、自由に扱う能力』『対象に不安を植え付け増長させる能力』『プレインズウォーカーになる能力』『物体の大きさを自由に変えられる能力』
『相手をふたなりにする能力』『奇跡を起こす程度の能力』『ものすごい速さで頭突きできる能力』『アドン・サムソン並にマッチョになる能力』『イマジンブレイカーが使えるようになる能力』
『周囲で発生した音を記憶し、音の発生源で起こった現象を相手に発生させる能力』『任意の人物に下痢を伴う猛烈な腹痛(※だがうんこは絶対に出ない)を与え続ける能力』
『チャリオッツ・レクイエムを使える能力』『任意の仮面ライダーに変身する能力』『デリヘルをいくらでも呼べる能力』『物理的なダメージを無効にする能力』
『能力を100%扱えるようになった渡辺を再びこの世に存在させる能力(能力が消えても渡辺は消えない)』『金玉袋を四時元ポケットにする能力』『息を止めている間自分以外誰も能力が使えなくなる能力』
』『既存の法則を無視できる能力』『「ブーン系」のSSに出てきたブーンが使ったことのあるすべての能力』『ドラえもんの四次元ポケットに入ってる道具が使えるようになる能力』『ピカピカの実の能力』
『魔法律の使者を召還し自由に使役できる能力』『相手の髪の毛が急速に発達する能力』『手から洗剤を出せる能力』『光の速さで縦横無尽に飛び回れる能力』

22 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 20:43:33.36 ID:RuD+guwIO
『黒魔神闇皇帝を呼び出し、自由に操れる能力』『( ,'3 ) 中嶋が有する主謀者《オリジナル》任意の空間への入口(URL)を設置、触れた者をそこへ強制移動させる【未知への誘い《ジャンプテイク》】が選択者《アレンジ》になった時の能力』
『「盗」を距離制限無しで使える能力』『相手の頭の中をピンク色にする能力』『↓の能力を無効化する能力』『熱気バサラ以上の歌エネルギーを用いて歌で争いを終わらせることができる能力』『ガイルの能力』
『涅槃寂静・終曲を完全に使いこなす能力』『一度だけ好きなタイミングでベヘリットを使用できる能力』『右手からドラクエの全呪文を左手からドラえもんの秘密道具を出す能力』
『T.M.RevolutionのHOT LIMITの衣装を着て、PVのダンスを完璧踊りきるとスタンドが解除される能力』
『安価で決めたことがそのまま起きる能力』
『今まで出会った人たちの全ての能力』
『ウィジャ盤を瞬時に完成させる能力』
『ランダムで周りの人物の黒歴史を華麗に抉る能力』
『大嘘憑きを使用できる能力』
『相手を限界まで不幸にして自分を限界まで幸せにする能力』
『異界をさまようSDKの能力』
『【人間《チート》】を超越するチートになる能力』
『任意の相手に対し強烈な思い込みをさせる事の出来る能力』
『手から溢れんばかりのソーダを出す能力』
『渡辺が完全復活する能力』
『自分の体に触った者は触れている間不幸を打ち消すことが出来る能力』
『好きなポケモンを召喚する能力』
『信じる」と言う言葉は英語で「believe(ビリーブ」であると知ることができる能力』
『戦場カメラマン渡辺陽一のモノマネをしながらクリスマスカップルを呪う能力』
『引力と斥力を自在に操る能力』

24 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 20:48:21.24 ID:RuD+guwIO
静かだった。

誰かが遠くへ逃げようとする足音だけは、かろうじて聞こえる

( メ^ω^)

( ・∀・)




( ・∀・)「………く」

(  ∀ )「そ」

とてもとても

静かだった。

静かなままにその場には

(  ∀ )


死体がまた一つ、増えた。


( メ^ω^)「………」

36 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 20:55:56.84 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)

(  ∀ )

( メ^ω^)「ま、その勇敢さだけは誉めといてやるよ」

最後の最後まで諦めなかった、その根性だけは。

しかし、相手が悪かった。
悪すぎた。

ただの『模倣者《フェイク》』の分際で、この俺に向かってくるなんて。

( メ^ω^)

俺の能力、【人間《チート》】。

この世界の全ての能力を、自由自在に使える能力。

必ず相手の上を行く、無敗無敵の能力。

この戦いは、俺のものだ。

43 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:01:58.66 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)「………さて」

出来立ての死体を眺め飽きた内藤が次に視線を移したのは
遠くへ見える、小さな後ろ姿。

それは、ツン。

ξ;  )ξ「――――――!!」

内藤から見れば後ろ姿なのでよくわからないが、かなり必死になって逃げているようだ。
今足元に転がっている死体が命を賭けて逃がした結果だ。

( メ^ω^)「………」

【黄金錬成《アルス=マグナ》】。

( メ^ω^)「『ここまで戻ってきな。ツン』」

ξ;゚⊿゚)ξ「え」

そんな努力も、一言でぶち壊される。

48 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:06:21.76 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)「久しぶり、ツン。俺だよ」

ξ;゚⊿゚)ξ

だが、ツンは内藤を見ていない。
見ているのは、その向こう側。

(  ∀ )

自らが作った赤い池に沈みこむ、仲間。

ξ;゚⊿゚)ξ「もら、ら………?」

(  ∀ )

モララーが、死ん、でる。

もう、他に立ってる人間はいない。

ξ;゚⊿゚)ξ「…い、い」

私が、最後。

ξ;⊿;)ξ「いやああああああああああああああああ!!!!!」


( メ^ω^)「………おいおい、仮にも親友だろ」

「無視はひでぇだろお前。悲しいなぁ」

58 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:13:36.13 ID:RuD+guwIO
ξ;⊿;)ξ「あんた、誰よ!!」

( メ^ω^)「内藤ホライゾン。お前の大親友だろ。何言ってんだ」

ξ;⊿;)ξ「違う!!あんたなんか、親友じゃない!!」

( メ^ω^)「何言ってんだ」

( メ^ω^)「この世界にお前を誘ったの、俺じゃねえかよ。忘れた?」

ξ;⊿;)ξ「え……?」

………『誘った』?

( メ^ω^)「無理もねぇか」

( メ^ω^)「まぁでもな、俺も死ぬのは嫌なんだ。あいつとかなり深く関わったお前に、イレギュラーの因子があっても嫌だしな」

( メ^ω^)「悪ぃ、ちょっと死んでくれ」

67 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:20:56.95 ID:RuD+guwIO
――――――

川;゚ -゚)「はぁ……はぁっ…!!」

(;´∀`)「……しつ、けぇモナ…!!」

睨み合う二人。
辺りには、広範囲高火力の二人の衝突が生み出した残骸が散らばる。

川;゚ -゚)「そろそろしんどいんじゃないか?大きな汗をかいてるぞ、お兄ちゃん…!」

(;´∀`)「ん?ああ、平気平気。義理の妹にめちゃめちゃにせめられて興奮してるだけだモナ」

川;゚ -゚)「……気持ち悪い」

(;´∀`)「ドMを馬鹿にすんな」

川;゚ -゚)「あんたが気持ち悪いって言ってるんだ。性的な話をして、私のトラウマでもえぐってるつもりか?」

川;゚ -゚)「……あんたが犯そうとした、この体に…!!」

78 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:28:50.80 ID:RuD+guwIO
ぴくり、とモナーの体が揺れる。

( ´∀`)「まだそんなに気にしてんのかモナ……」

川 ゚ -゚)「当たり前だ。勘違いするな気持ち悪い」

川 ゚ -゚)「『義理の親から嫌われて、家庭で居場所がなかった義妹を救ってやる救世主』ってか?」

川 ゚ -゚)「気持ち悪い」

川 ゚ -゚)「気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い……!!」

( ´∀`)「おいおい………」

川 ゚ -゚)「嫌いなんだよ、お前なんか。汚れてる。心のどっかで、女を見下してやがる」

川 ゚ -゚)「子供が好きなんじゃない。お前みたいな、年上の男が大ッッッッッッッッ嫌いなんだよ私は。汚れきった、お前らが!」

( ´∀`)「………」

84 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:34:14.69 ID:RuD+guwIO
( ´∀`)「………僕は…」

川 ゚ -゚)「気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い…」

( ´∀`)「……クー。僕だって、そんなつもりじゃなk」

川# -゚)「気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い」

クーは、まるで呪詛のように繰り返す。

( ´∀`)「なぁクー」

川#゚ -゚)「うるさあああああああああああああああい!!!」

また魔導書が開かれて。

そして、無数の小さな弾が――――――

100 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:45:30.22 ID:RuD+guwIO
――――――

(;´・ω・`)「あ゛…ぁ……!!」

(,,゚Д゚)「………終わりか?」

ギコの技、『ブラウザクラッシュ』。
ギコに対して能力を使用した者に、【荒々しい空気《ラドンテイク》】の不快感を少し植え付ける。
この能力により、ショボンはなす術を絶たれる。

(;´ ω `)「…はぁ…はぁ…」

ショボンは【弱者のパラダイム】に頼る他ない。
本来なら、数秒先の危機を感知出来る。それで回避し続けるのが最良なのだが。

(,,゚Д゚)「『大炎上』!!」

(;´゚ω゚`)「っ!!」

(ま、また――――――!!)

こうやって逃げ場を無くしてしまえば、回避のしようもない。

【弱者のパラダイム】に、頼る他ないのだ。

111 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:52:09.44 ID:RuD+guwIO
(;´・ω・`)「………うっ………!!!」

(,,゚Д゚)「………さぁ、どうする」

(;´・ω・`)「………」

(;´ーωー`)(………)

迫る、黒弾の雨。一発でも当たれば最後、精神から喰いつくされ肉体の行使権は失われるだろう。
その状況。ショボンが下した、決断とは。

(;´・ω・`)「…う」

(;´・ω・`)「うわあああああああああ!!!!」

【弱者のパラダイム】、行使。

(,,゚Д゚)「……またか…」

119 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 21:59:44.02 ID:RuD+guwIO
どくん、と。
体に大きな不快感が流れ込む。

(,,゚Д゚)「………『ブラウザクラッシュ』」

(;´ ω `)「あ………」

あまりのその不快感に膝が言うことを聞かない。
たまらず、その場に倒れこむ。

(,,゚Д゚)「……ありがとうな。お前に勝てて、俺は自信がついたよ」

(;´ ω `)「………」

(,,゚Д゚)「………」



(,,゚Д゚)「………?」

(;´ ω `)

ギコは、動かなかった。
自分は勝った。そのはずだ。
なのに。

(;´・ω・`)

なんだ、このガキの目は。
なんだ、この違和感は。

122 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:03:53.05 ID:RuD+guwIO
(,,゚Д゚)「………おい、なんだよガキ」

(;´・ω・`)

(;´・ω・`)「………ひとつ」

それは、消え入りそうな声で。
風前のロウソクの火のような声で。

(;´・ω・`)「一つ、聞きたいんだ」

(,,゚Д゚)「………?」

(;´・ω・`)「……あなたの…その、能力」

「それ、楽しい?」

(,,゚Д゚)

ショボンがギコに対して放った
最後の、質問だった。

127 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:09:21.17 ID:RuD+guwIO
(,,゚Д゚)

(,,゚Д゚)「………は?」

(;´・ω・`)「あなたのその【荒々しい空気《ラドンテイク》】。他人に不快感を撒き散らす、強力な能力だ」

(;´・ω・`)「…そしてそれは、今やあなた自信の不快感になっている」

(;´・ω・`)「あなたはそれに、何も感じないの?」

(,,゚Д゚)「………」

(,,゚Д゚)「……うるさい…」

ギコがショボンにゆっくり近づき

(;´ーω・`)「あぐっ!!」

無抵抗の少年の顔に、蹴りを入れる。

133 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:13:57.20 ID:RuD+guwIO
(;´ーω・`)「うぅぅぅぅぅぅ……!!」

ショボンの頭を足蹴にするギコ。
そのまま、憎しみを込めた声で、語り始める。

(,,゚Д゚)「いいか、小僧。お前はまだ知らないだけだ」

(,,゚Д゚)「この世界は、糞なんだ。俺なんかよりよっぽど不快な人間の、肥溜めなんだよ」

(,,゚Д゚)「その不快なやつらを不快にさせて何が悪いんだよ?」

(;´ーω・`)「……それはっ…本心ですか……?」

(,,゚Д゚)「………っ」

「本心だ!俺は、間違っていない!!」

144 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:18:40.83 ID:RuD+guwIO
(,,゚Д゚)「間違ってないんだよォ!!間違ってるのは、この糞な世界の方だろうが!!」

(;´ーω・`)

(;´ーω・`)「………そうですか………」

蹴られ、足蹴にされ。
ショボンはもう、立つ気力すらなかった。
だからこれは、ガキらしい最後の悪あがき。

(;´ーω・`)「ならば……」

「『糞』くらえ」

ショボンの行動。
自分を足蹴にする憎いそのギコの足を。

ぽん、と。

手を置いただけ。

160 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:24:35.96 ID:RuD+guwIO
(,,゚Д゚)「………」

(,,゚Д゚)「………あ?」

(;´ーω・`)「………」

【弱者のパラダイム】は、数秒先に脅威の光を祓い飛ばす力。
しかし、その光を集め、まとめ上げ

脅威の結晶を作る事も出来る。

(,,゚Д゚)「………ま」

ショボンはギコに手を置いたのではなく。

(,,゚Д゚)「ま、さか」

いつの間にか作り上げていたその脅威の結晶を、ギコに還したのだ。

(,,;゚Д゚)「――――――!!!」

(;´ ω `)

周りから、脅威が。
弾かれていった【荒々しい空気《ラドンテイク》】が、ギコをめがけて戻ってきた。

170 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:27:37.11 ID:RuD+guwIO
(,,;゚Д゚)「糞ガキ、お前こんな――――――!!!」

(;´ ω `)

(,,;゚Д゚)(またっ…また俺は……!!)

(,,;゚Д゚)「うおおおおおおおおおおおお!!!」


ギコを

大きくどす黒い、不快感が押し潰した――――――

182 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:32:52.09 ID:RuD+guwIO
――――――

半狂乱に近かった。

ξ;⊿メ)ξ「うわあああああああああ!!!!!」

もう何度目になるだろう。
大きく放たれた、剛掌波。
闘気が、かろうじて残った左手のみから繰り出される。

ゴウッ!と空気を巻き上げ、飛ばしながら
内藤の元へ突き進んで行く。

( メ^ω^)「………」

が、届かない。

【大嘘憑き《オールフィクション》】

( メ^ω^)「そんなもん、なかった」


ぱっ、と。

まるで初めから存在していなかったかのように消失する。

ξ;⊿メ)ξ「くっ――――――!!」

190 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:38:32.56 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)「………まったく、よお」

ξ;⊿メ)ξ「うわああ、あああああああ!!!」

( メ^ω^)「………」

( メ^ω^)「なんでまだ戦おうとするかなぁ」

【メラメラの実】。

炎を無尽蔵に生み出し、自身の体も炎と化す力。

( メ^ω^)「火拳」

ξ;⊿メ)ξ「――――――!!!」

ツンが、その突き進む業火にまるごと飲まれてしまう。

209 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:46:08.89 ID:RuD+guwIO
ξ;⊿メ)ξ

もはや、動けなかった。
制服がほとんど燃え尽き、そこから見える女の子らしかった肌も黒くひび割れを見せ始めている。

( メ^ω^)「………あっ、いけね」

またやってしまった、と思う。内藤の悪いクセの一つだ。
常に勝利する事が約束されているような自分の能力故か

つい、一撃で殺すのを躊躇う。
いつまでも、必死になって向かってくる相手と遊びたくなるのだ。

例えば【クリア・ノート】の力を使ったなら、今頃ツンは髪一本ないはず。
そうだったら、ツンも楽だろうに。

ξ;⊿メ)ξ

( メ^ω^)


焼死体………いやいや、まだ生きてるな。焼生体となったツンを見下す内藤。

ξ;⊿メ)ξ

( メ^ω^)「………」

顔まで黒焦げたツンは今や表情が読めない。
だが、このツンから確かなる強い意思を内藤は感じていた。

225 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 22:55:26.08 ID:RuD+guwIO
ξ;⊿メ)ξ「………あんた、なんか………」

( メ^ω^)「いや、しゃべんなくていいよもう」

( メ^ω^)「死ね」

そうして、右腕が振り上げられる。
それはまるで、自分の命を刈り取る刃物。

斬頭台のギロチンのようにも、ツンには感じられた。

ξ;⊿メ)ξ(………あぁ)

ごめんねブーン。
あなたは今、無事なのかな。
こんなやつと戦わないといけないなんて、あなたの背負う運命はとても重いんだろうな。
でも、私はあなたを信じてるよ。先に逝っちゃうから確認は出来ないのが残念だけどね。

………最後に。

本当にごめんね、ブーン。

( メ^ω^)

ごめんね、ブーン。

ξ;⊿メ)ξ

「ごめんn「うるせぇよお前」

249 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:03:21.27 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)「」

ふと、いま。
何かが聞こえたような気がした。


そして、天高く振り上げた右腕を見る。


( メ^ω^)「………」



右腕が。

ばきべきと

折れ曲がってる。

「謝んなよツンちゃんっ!違うだろっ!?」

「ピンチのヒロインなら、ヒロインらしく」


(*゚∀゚)「『助けて』、だろォォォォォォォォォォ!!?」

( メ^ω^)「――――――ッ!!」

いきなり、背後からの不意打ちのハイキック。
その破壊力たるや、勢いあまって内藤が20m近く吹き飛ばされるほどだった。

272 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:09:46.38 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)「………!」

内藤は少し考える。

それは、右腕だ。

跡形もなく、折られた。

……何故だ。

何故、自分はその攻撃にまったく反応出来なかった………?

「『そんなの簡単だよ』」

( メ^ω^)

「『感じないかな?あなたの右腕、いま何も感覚がないんだけど………あ、折れてるし一緒かあ』」

从'ー'从「『私が、あなたの感覚をちょっぴり《なかったことにした》だけだよん』」

ξ;゚⊿゚)ξ「わたなっ………」

ξ゚⊿゚)ξ「あれ?」

体が、治ってる。傷が、嘘のように消えている。

( メ^ω^)「………なるほど」

(*゚∀゚)「あひゃっ!」

296 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:17:08.83 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)「このガキも、おんなじ理屈か……」

从'ー'从「『よくわかったね。ご褒美に私が3日前に食べ残したシーザーサラダのトマトあげるよ』」

(*゚∀゚)「なにそれっ!いるいる!」

从'ー'从「『いるんかいっ!!ズコー』」

( メ^ω^)

ξ;゚⊿゚)ξ「渡辺、なんで………」

从'ー'从「『驚いた?実はね、つーちゃんは今、私に妹を殺された記憶がなかった事になってるの』」

从'ー'从「『……ちょっと卑怯なんだけどね。この戦いが終わったら打ち明けて、謝るつもり。そしてね、私の命に変えても復活させ』」

ξ;゚⊿゚)ξ「違う!それも大事かもだけど、あなたの事を聞いてるのよ!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「なんであなた、生きてるのよ!!」

319 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:21:49.32 ID:RuD+guwIO
从'ー'从「『………それ聞くぅ?』」

ξ;゚⊿゚)ξ「だ、だってあんたは存在レベルから消えたはずじゃ……」

从'ー'从「『だから、なに?』」

ξ;゚⊿゚)ξ「え」

从'ー'从「『あなたは彼を近くで見てきたんでしょ。なら、わかるでしょ?』」

「『彼は、どんな不利も不可能も破ってくれるんだよ』」

ξ゚⊿゚)ξ





「………ツン」


( ^ω^)「待たせて、悪かったな」

ブーン。

343 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:28:02.91 ID:RuD+guwIO
( ^ω^)「こりゃ大遅刻かましちまったお。なぁ渡辺、みんなの回復、頼んだお」

从'ー'从「『あいあいしゃー』」

ξ;゚⊿゚)ξ「………」

('A`)「相変わらず、ムカつくツラだよ内藤ホライゾン………」

ドクオも。

( ´_ゝ`)「へぇ、まったく一緒だな。気持ち悪い」

兄者も。

( ^ω^)「本当だ。僕自身、そう思う」

ブーン。

ξ;⊿;)ξ「ぶぅん……うっ…うぅ…ふぇ…………」

助けに、きてくれたんだ。

( メ^ω^)「………」


361 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:31:07.93 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)「なんでだ、お前」

( ^ω^)「……は…?」

( メ^ω^)「なんでお前、ピンピンしてんだよ」

( ^ω^)

ξ゚⊿゚)ξ「………」

ブーンと内藤が、話している。
最初こそまったく一緒だと思っていたけど、こうして並んでみたら二人とも別物の人間だ。
例えるなら、同じ大きさの磁石のように。
見た目は変わらない。けど、SとNだと言うように。

ξ゚⊿゚)ξ(同じなのに、正反対――――――)

( メ^ω^)「俺のとっておきだったメタルも使ったし、すげぇレベルの覚醒を見せたドクオも使った。あいつらを倒して、何の支障もないわけがねーだろ」

从'ー'从「『………』」

('A`)「………」

( ^ω^)「……それを答えないといけねぇのかお?」

( メ^ω^)「………ん、ああ。やっぱいらねえ。正直、興味もねえわ」

( ^ω^)「なら、いいだろうがお」

こんな表現はおかしいんだけど………二人の一人が、話している。

380 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:38:24.51 ID:RuD+guwIO
( ^ω^)「僕からも、一つ質問だお………」

( メ^ω^)「僕の仲間に何をした、か?」

( ^ω^)「んなもん見りゃわかる。僕が聞きたいのは、他にあるお」

( メ^ω^)「??」




( ^ω^)「お前が僕を生み出したのか?それともたまたまなのか?それとも、他の誰かが生み出したのか?」

ξ゚⊿゚)ξ

ξ゚⊿゚)ξ「………え?」

( ^ω^)「お前と初めて会った時」

( ^ω^)「僕は、自分が生まれた理由に気付いた」

( ^ω^)「僕は――――――お前を倒す為だけに作られた」


「お前自身なんだ、って事に」

( メ^ω^)

397 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:46:05.21 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)

――――――

『今回の最強能力決定戦の優勝者は――――――また、内藤か』

「はっ……今回はひどかったな。苦戦すらしなかったぜ。ぬるすぎて優勝って感じがしねーな」

『………それで?願いは?』

「んあ?なんだそれ」

『おい。何回も経験してるだろ。優勝した際には、そいつの願いを叶えるんだろうが』

「あー、願い、な。………ねえな特に………あ、そうだ。俺の製作者《プログラム》としての実権を、もう1割よこせよ。まだまだ止めたくねぇんだよ、この戦い」

『ふざけるな。これ以上お前に実権を渡したら、この戦いそのものが成り立たなくなる。5人にプログラムをわけている意味を考えろ』

「………んん。じゃあ、新しいルール追加ってどうよ?」

『???』

406 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:50:28.73 ID:RuD+guwIO
「覚醒ってシステム、どうだ?」

『???』

「文字通り覚醒だよ、覚醒。戦いの中で経験値を積んだやつやチートどうしの特定干渉があれば、徐々に出力や応用力を身につける。俺はこれを選択者《アレンジ》と定義する」

『……なるほどな…』

「そしたら俺はもっと強いやつと戦える。そしたら、楽しい!」

『………いいだろう。次回から、それを導入しようか』

「やりぃ!」

408 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:52:26.02 ID:RuD+guwIO
『………今回の優勝も、お前か』

「……まぁ、やっぱアレンジは強いな。フツーに勝てるけど」

『………で、願いは?』

「ない。早く次の戦いをしたい」

『………そうか』

「………つまんねぇな」





「俺を倒すようなやつ、出てこないかなぁ」

429 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/25(土) 23:59:29.82 ID:RuD+guwIO
( メ^ω^)

( ^ω^)「そして僕は、『いた』。お前とまったく一緒の体を持って。記憶だけ偽造されていつの間にか、いた」

( ^ω^)「お前を倒す為に、お前が産み出されたんだ、内藤」

( メ^ω^)

( ^ω^)「しかし、人間《チート》を超える能力なんか無かった。この世界の全てを持つお前以上の力なんて、無いから」

( ^ω^)「だから僕の能力はこうなった。この世界じゃなく、外側の世界の力を借りる力を――――――」

ξ;゚⊿゚)ξ「………」

合点がいった。
ブーンがやけに能力に詳しい理由がわかった気がする。
それは、ブーンが脳が、内藤の能力………【人間《チート》】が収める能力軍の引き出しを覚えていたからじゃないか。
全てをもって全てを使える内藤の力が、ブーンにあらゆる知識を与えていたんじゃないか。

ξ゚⊿゚)ξ「………」


447 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:04:51.38 ID:5E0sQlTiO
( メ^ω^)「知らねぇ」

( ^ω^)「………?」

( メ^ω^)「それは、少なくとも俺じゃない。俺が求めたもんなら、俺がこんなに不安にかられるような存在じゃないはずだ」

( ^ω^)「………」

( メ^ω^)「まぁ、いいやどっちでも」

( メ^ω^)「つまりお前は………」










( メ゚ω゚)「俺が求め続けた人物ってわけなんだろォ!!?」

( ^ω^)「ッ!!」

466 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:08:41.77 ID:5E0sQlTiO
( メ^ω^)「俺をギリギリまで追い詰めてみてくれよ!!なぁ、俺自身よォォォォォ!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン!?」

( ^ω^)「安心しろお、ツン」

ξ゚⊿゚)ξ

( ^ω^)「僕の存在意義がなんだろうが、僕の本来の姿がなんだろうが僕は僕だ」

( ^ω^)「お前が不安にはならなくていいお」

( ^ω^)「すぐ、あいつをぶっ飛ばすさ」


ξ゚⊿゚)ξ「ブーン………」

475 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:10:44.69 ID:5E0sQlTiO
これが、最後の戦いなんだろう。

( メ^ω^)

( ^ω^)

内藤と、

ブーンが。


絶対王者と、

王者殺しが。


あらゆるチートを使い操る者と、

あらゆるチートを生み出す者が。


「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」


今――――――ぶつかり合う。

500 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:14:46.53 ID:5E0sQlTiO



二人が一様の変化を見せる。

( メ^ω^)

内藤から出でる、黒いオーラ。
それは【荒々しい空気《ラドンテイク》】の黒い塊よりもどす黒く
まるで、人間の本質にある黒さを見せるかのよう。

( ^ω^)

対し、ブーンは白い光を放つ。
体を取り巻く、布―――という表現で良いのだろうか。
しかしその光も合まって、それはまるで……

天使が纏う、『羽衣』のように――――――

( ^ω^)「【自分次第《アンカーコール》】………」

「『混成能力《プラスアンカー》』!」


その正体は、新しい【自分次第《アンカーコール》】。

522 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:17:25.68 ID:5E0sQlTiO
( ^ω^)「さぁ、みなさん」

( ^ω^)「醜い自分をぶっとばす為に」

( ^ω^)「がんばろっか。指定アンカーは………」


――――――>>530、>>540、>>550、>>560を完全一体化。

 

530 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:17:32.82 ID:ieIPM6lu0
相手と思考を共有できる能力

540 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:17:35.47 ID:ZAiSuaJ20
自分の右手に漫画 左手にコンセント右足に鎖 左足に刀 心に拳銃をだせる能力

550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:17:41.79 ID:yVb2duRr0
MOTHERシリーズのあらゆるPSIを使いこなす能力

560 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/26(日) 00:17:48.38 ID:l2OgCsxy0
この能力以外の安価能力をどんな能力であってもこちらを優先してすべて無効化する
そのかわり作者が10個まで好きな安価を指定する
その能力は無制限に使えて完璧に扱えることができブーンの身体能力をラオウの100倍にする効果を付与する能力

 

 

702 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:26:52.21 ID:5E0sQlTiO
『能力が決定しました。』

>>530、>>540、>>550、>>560

を、混成し



『MOTHERシリーズのあらゆるPSIを使いこなし相手と思考を共有でき、右手に漫画左手にコンセント、右足に鎖、左足に刀、心に拳銃をだせる能力が無制限に使えて完璧に扱えることができブーンの身体能力をラオウの100倍にする効果を付与する能力 』



( ^ω^)

「さぁ、戦おうか」

825 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:37:47.79 ID:5E0sQlTiO
( メ^ω^)「おらああああああああああ!!!!」

( ^ω^)「おおおおおおおおおおおおおお!!!!」

( メ^ω^)「『火水木金土符:賢者の石』ッ!!」

巻き上がる、パチュリーの最高弾幕。

( ^ω^)「『PKスターストーム』!!!」

降り落ちる、PSI能力で現れし流星群。

853 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:46:33.23 ID:5E0sQlTiO
( ^ω^)「ああああ!!!!!」

( メ^ω^)「ッ!」

駿速。
ブーンは全力を一気に爆発させる。
瞬時に内藤の裏に周り込む事に成功する。

さらに

( ^ω^)「だおおッ!!」

左回し蹴り………否、足刀。
左足から出る刀が、一瞬のスピードで。
弾丸を追い抜くような速度で内藤に繰り出される。

( メ^ω^)

【一方通行《アクセラレータ》】――――――

しかし、だからなんだと。

(;^ω^)「………!!」

刀が瞬時に反射され、自分を襲う。

しかしそのままの体勢で、反射神経を躍動させて紙一重の部分で回避。
一瞬でも遅れていれば、今頃脳天に突き刺さっていただろう。

ここまでで、わずか10秒。

872 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 00:56:20.01 ID:5E0sQlTiO
『MOTHERシリーズのあらゆるPSIを使いこなし相手と思考を共有でき、右手に漫画左手にコンセント、右足に鎖、左足に刀、心に拳銃をだせる能力が無制限に使えて完璧に扱えることができブーンの身体能力をラオウの100倍にする効果を付与する能力 』………

つまり、今の自分は半永久式全身凶器になっている。

常人の倍速………否、累乗速以上。
例えば平均男性の50m走タイムがだいたい7、8秒なら
簡単に計算しても自分は0.07、0.08秒で動ける事になる。
しかも、それも常人なら。ラオウともなればそれはさらに………。

そして右手に漫画 左手にコンセント右足に鎖 左足に刀 心に拳銃をだせる能力という部分。
凶器のオンパレードだ。
捕らる事も、穿つ事も、切る事も、充電する事も、スラムダンクの山王戦終盤の感動を味わう事も自由自在に出来る。

そして手足で足りないなら、PSI能力がある。

さらに、思考共有。

『あいつが次にどのチートを出すか。』

それが、完璧に読めるのだ。

(;メ^ω^)「………!!!」

895 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 01:04:49.47 ID:5E0sQlTiO
( ^ω^)「おらあああああああ!!!!!」

(;メ^ω^)「くっ――――――」

内藤は狼狽する。やはり、こいつとは戦いたくなかった。
今まで戦った相手なら、焦る必要は少しもなかった。
なぜなら、それはどれほど強くても
自分が持っている能力の一つに過ぎないから。


【チェシャ猫】――――――

( メ^ω^)「空間の断裂ッ!!」

( ^ω^)「うっせぇよっ!!」

全てを切る刃も、なんなく交わしてしまう。

( メ^ω^)「なら、これなら――――――」

【超電磁砲《レールガン》】。

( メ^ω^)「どうだよォォォォ!!!」

(;゚ω゚)「ッ!!!」

思考共有でわかっていても、回避が間に合わない。
なぜならそれは、音速の3倍で射出される

巨大な電気の波動砲。

917 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 01:12:42.61 ID:5E0sQlTiO
(  ω )

だから、ブーンは回避なんかしなかった。
その雷の槍を全て、受け止めた。

(;メ^ω^)「は!!?」

( ^ω^)「………」

ただ、左手を前に出している。
そこには
巨大な巨大な、コンセント。

( ^ω^)「………充電完了」

(;メ^ω^)

( ^ω^)「………超特大」

( ^ω^)「PKサンダァァァァァァァ!!!!」

雷がその場を席巻する。
逃げ場は、ない。

(;メ゚ω゚)「――――――」


(;メ゚ω゚)「【フォルテッシモ】!!」

かろうじてすれすれに、内藤の周囲の空間が切れた。

952 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 01:22:41.74 ID:5E0sQlTiO

そして、内藤が空間を切り全てを打消した頃………

( ^ω^)「……隙だらけっ!!」

(;メ^ω^)「な――――」

既に、ブーンは内藤の後ろにいた。

( ゚ω゚)「おおおおおお!!!」

(;メ^ω^)「【一方通《アクセラ――――――」

( ゚ω゚)「させねええええええ!!!!」

その時


どこかで、銃撃音が鳴る。

(;メ゚ω゚)「う゛!!!」

心に拳銃を持つ、ブーンが。
思考共有する内藤の脳内に、直接弾丸をぶちこむ。

(;メ゚ω゚)「ああ゛………!!!」

34 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 01:34:11.59 ID:5E0sQlTiO
(;メ゚ω゚)(こんなもの――――――!!)

そう。脳内に弾丸を打ち込まれたからと行って、だからなんだと言うのだ。
内藤は瞬時に回復するチートや、既に不死身のチートすらも持ち合わせている
回復すれば、いいだけの話。

【大嘘憑き《オールフィクション》】。

(;メ゚ω゚)(なかった事にする――――――)


そう、一瞬だ。
こんな作業、一瞬で済むのだ。


まぁ。



(;メ゚ω゚)「―――――え」

「消え――――――」



その一瞬が、命取りなのだが。

40 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 01:39:14.48 ID:5E0sQlTiO




( ゚ω゚)

(;メ゚ω゚)(あ――――――)


ξ゚⊿゚)ξ「いけ………」

ξ゚⊿゚)ξ「いけえええええええええええ!!!」

( ゚ω゚)「うらああああああああああああああああああ!!!!!!!」


ガゴォォォォォン!!!!!、と。

人間を超越したブーンの全力の一撃が、

無防備な内藤の頬を


全力でぶん殴った。


60 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 01:46:29.80 ID:5E0sQlTiO
(;メ゚ω゚)「がぁっ………!!!」

しまった。
完全に一撃を決められた。
おい、逃げろ俺。いや、逃げなくていい。
【一方通行《アクセラレータ》】や【フォルテッシモ】を張r

(#゚ω゚)「もう一丁ォォォォォ!!!!」

(;メ゚ω゚)「なっ――――」

大きく吹き飛ばされる内藤に追いつき、そのまま二撃目。
狙い撃ったのは、アゴ。
骨が砕ける感触が内藤を包み、同時に脳を揺さぶられる。

思考すら、剥奪される――――――

(#゚ω゚)「まだまだァァァァァァァ!!!!!」

空中にかち上げられた内藤を叩き落とすように、3撃目。
地面から剥がすように、4撃目。
反動のままに横から、5撃目。

(;メ゚ω゚)「あ゛………ッ!!」

6。7。8。9。と

内藤に考える暇を与えず、連撃を繰り出す。

82 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 01:52:17.31 ID:5E0sQlTiO
(#゚ω゚)「散々仲間を痛め付けてくれやがって………!!!」

(#゚ω゚)「能力を使うなら使え!!!全てが終わるまで殴り続ける!!!!全てが終わっても殴り続ける!!!」

(#゚ω゚)「絶ッ対に!ブチ殺ォォォォォす!!!!」

(;メ゚ω゚)(まずい、能力を)

10撃目。

(;メ゚ω゚)(能力を)

11。

(;メ゚ω゚)(の)

12

(;メ゚ω゚)(n)

131415161718――――――

(;メ゚ω゚)

そこから先は

(#゚ω゚)「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!」


もはや数えられるスピードではなかった。

98 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 01:59:59.31 ID:5E0sQlTiO
外から見れば

从;'ー'从「『うわ、ブーン君すごい………』」

ξ;゚⊿゚)ξ「ブーンが………いっぱい………」

(# ω )「――――――!!!!」


数十、否。
数百にまで分裂したように見えるブーンが内藤を囲み

決して逃がさない攻撃結界を作り上げたようだった。

(;メ ω )

そう。こいつ、内藤の能力は完璧なんかじゃない。
考える時間が、必要なんだ。
なんでも使えるこいつは、例えるなら四次元ポケットからなんでも出せるドラえもん。
しかしなんでも出せるドラえもんも
四次元ポケットの中から、どれを出すか探す時間が必要だ。
それはこいつも同じだ。自分の能力を、取捨選択する時間が必要なのだ。

だから、その時間もなくなった今では――――――力など、無いに等しい。

(#゚ω゚)「どうだ内藤ォォ!!!」

(#゚ω゚)「勘違いすんな!お前なんか………『人間』なんか、チートでもなんでもない!!ちっぽけで脆弱なモノなんだお!!!」

(;メ ω )

112 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:05:44.92 ID:5E0sQlTiO
(#゚ω゚)「そんなお前が、勝てるやつ探し求めて弱いものイジメして神様気取りか!!?」

(#゚ω゚)「ふざけんのも大概にしろお!!!」

(#゚ω゚)「そんなお前は人間でもなんでもねえ!!それ以下の、クズだ!!!」

(;メ ω )「あ………」

(#゚ω゚)「だから僕が、お前を倒す!!自分を倒し、全てを変える!!」

(#゚ω゚)「もうこれで、終わらせてやるおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

最後の一撃と言わんばかりに。



大きく、右拳を構える。

(;メ ω )「ま、待――――――!!」

121 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:09:55.63 ID:5E0sQlTiO

握り拳から血が吹き出す。
限界まで固めた拳が、自らまで破壊してしまう。
そんなでたらめな破壊力を以て。


(#゚ω゚)「おおおおおおおおおおおおおお!!!!」




(;メ ω )(――――――!!!!)

最後の一撃が、真正面から完全に


内藤を撃ち抜いた――――――。

148 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:16:09.85 ID:5E0sQlTiO
(#゚ω゚)

(;メ ω )

内藤は、完全に意識を断絶。
指先一つ、ぴくりとも動かさなかった。

(#^ω^)

( ^ω^)

(;^ω^)「……ハァ……ハァ…!!!!」

(;^ω^)「勝った………」

ξ゚⊿゚)ξ
从'ー'从
('A`)
( ´_ゝ`)
(*゚∀゚)




「勝ったおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」


ブーンの雄叫びが、大きく木霊する。

66 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:20:23.31 ID:5E0sQlTiO
(;^ω^)

(;゚ω゚)「………お」

さすがに疲れたのか、糸が切れたようにその場に倒れこむブーン。

ξ;゚⊿゚)ξ「あっ、ブーンだいじょ」

从;'ー'从「『ブーン君大丈夫!?』」

ξ゚⊿゚)ξ

(;^ω^)「お………渡辺」

从'ー'从「『ちょっと待ってね。疲れなんか………』」

从^ー^从「『私が、なかった事にしてあげるよ』」

ξ゚⊿゚)ξ

(;^ω^)

( ^ω^)「………お、おお!」

从'ー'从「『お疲れさま、ブーン君』」

189 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:24:31.22 ID:5E0sQlTiO
ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、ブーン」

異常に殺気が込もっているツン。

(;^ω^)「は、はいいい!!?」

やばい、殺される。
マジかよ。ラスボス登場かよ。

ξ゚⊿゚)ξ「………」

(;^ω^)「え、なに、なんか言ってよツンさん!!」

ξ゚⊿゚)ξ


ツンは、無言のままブーンを


(;^ω^)「ひぃぃぃぃぃぃ!!!!」





ξー⊿ー)ξ「ばか」

しっかりと、抱き締めた。

206 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:28:15.99 ID:5E0sQlTiO


(;^ω^)「………え」

ξー⊿ー)ξ「………助けてくれて、ありがと」

ξ゚⊿゚)ξ「あとさぁ、その他の子とすぐいちゃつくのやめてよ。嫉妬しちゃう」

(;^ω^)「いや、いちゃつくとか………え?ん?」

(;^ω^)「ツンさん、え?なに?嫉妬?」



ξ゚ー゚)ξ「言わせないでよ、ばか」






「私、あなたが大好き。だからもう、離れないで欲しい」

( ^ω^)

238 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:34:15.29 ID:5E0sQlTiO
( ^ω^)

ξ////)ξ「ゃっと………ぃぇた………」

( ^ω^)

(;^ω^)「どええええええええええ!!?」

从'ー'从「『あ、ツンちゃんずるい。ナベちゃんもブーン君の事はおせちの煮豆くらい好きなのに』」

(;^ω^)「嬉しくねぇよ渡辺!!つーか、え?えぇ!!?」

ξ゚⊿゚)ξ「も、もういいでしょ!!そんな聞き返すな恥ずかしい!!」

ああ、なんだこいつやばい。
どうしたツンちゃんこいつ。

( ´_ゝ`)「あらやだブーン君………バトルからラブコメへの切り返しがライトニング……」

にやつくな兄者。殺すぞお前

(* ∀ )「………」

おいつー、なんでお前まで顔を赤らめてんだ。

257 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:38:35.56 ID:5E0sQlTiO
(;^ω^)「つーか、い、いきなり言われてもわけわかんないお!!!何いってんだ馬鹿かお前!」

ξ;゚⊿゚)ξ「え、ええ!?いや、何よ!!男ならびしっと返事しなさいよ!!」

从'ー'从「『そーよそーよまじサイテー(棒読み)』」

ξ;゚⊿゚)ξ「あんたは黙って!!」


(;^ω^)「………はは」

………あぁ。
僕が守りたかったのは、これなんだな。
こういうのが、守りたかったんだ。


こういう、小さな幸せが。


280 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:43:51.20 ID:5E0sQlTiO
( ^ω^)(………はは)

幸せだな。


――――――夢なら、一生醒めないで欲しいな。






「…ハァ……ジャスト……一分だ」


( ^ω^)

あれ。

( ^ω^)「………え?」

空が、割れる。

「――いい悪夢(ユメ)は」


(;メ゚ω )「見れたかよ……?」


( ^ω^)

309 : ◆BnhUepkPaA :2010/12/26(日) 02:48:01.65 ID:5E0sQlTiO
( ^ω^)

(;゚ω゚)「あ………」

(;メ ω )「――――――!!!」

(;゚ω゚)(……しまっ)

しまった。いつから。

内藤がいつの間にか発動していた、それ。
それは、一分間だけ対象を幻影の中に陥れる目


(;゚ω゚)「【邪眼】――――――!!」

全て、幻覚――――――。


(;メ ω )「――――――!!!」

(;゚ω゚)


内藤の高速の手刀が。

ブーンの腹を、貫通し――――――


第二十七話、終わり。

Posted at 2011/09/10 06:58:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブーン系小説 | パソコン/インターネット

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