昨年3月、高知で白バイとスクールバスが衝突、白バイ隊員が死亡する事故があった。
この事故で、バスの運転手は業務上過失致死が適用されて高知地裁に懲役刑の実刑判決を言い渡された。
しかしこの事故、どうやら何かがおかしい。
バスの運転手は事故時、車は完全に停車いていたと主張した。
それに対して検察側は時速5キロ~10キロで動いていて、衝突の衝撃に驚き急ブレーキ、白バイを1mほど引きずったところで停止したと主張した。
当時、バスには中学3年生22人が搭乗し、バスの後ろには同行した校長先生の車が控えていた。
事故当時を校長先生は
「バスは全く動いていなかった。ソコに何かが突っ込んできたので慌てて車を駐車場に戻し、事故現場に戻ると突っ込んだのは白バイだった」
と取材に答えている。
また、バスに乗っていた22人の生徒は、急ブレーキの衝撃を全く感じておらず横からの衝撃だけを覚えていた。
他にも、事故直前に現場直前で白バイに猛スピードで追い抜かれたという証言もあった。
これに対して検察側は、
・白バイは時速60kmで走行
これは、”対向車線”を走っていた”同僚の”白バイ隊員が確認している。
・1mのブレーキ痕があり、急ブレーキの証拠
当時現場検証で130枚にもおよぶ写真を撮った中の写真である。
高知地方裁判所の判決は
・事故直前に白バイが猛スピードで追い越していったという証言があるが、”第三者”というだけで、その証言が真実であるとは言い切れない。
それに対し、白バイ隊員は常日頃から取り締まりを行っており、その証言は信頼がおける。
・ブレーキ痕がある以上、動いていたことは明白。
また、被告はブレーキ痕をねつ造だと主張するが、警察が証拠をねつ造することは考えられない。
以上のことからバスは動いていたとして、バスの運転手に実刑判決を言い渡した。
しかし・・・この事件のあまりの不自然さに気が付いたマスコミが、特集を組み始めた。
詳しくは下記のリンクをたどってもらいたい。
とりあえず、報道が本当に中立かどうかはわからないので放送内容に関しては個々の感想に任せるが、もしねつ造が事実だとしたら大変な事件だ。
しかも、地方裁判所以上に酷いのが高等裁判所。
事件を一切審理することなく、即日結審で地方裁判所の判決を支持した。
この時、被告側が申請した証人、証拠を高等裁判所は全て拒否、検察側の主張だけを聞いて判決を出している。
高知では三権分立は、本当に守られているのか?はなはだ疑問だ。
この事件を裁いた高等裁判所の柴田裁判長、もし私が高知県民であれば次回の選挙では私は貴方の留任を拒絶するでしょう。
地方裁の判断を指示すること自体は問題なくとも一切の審理を行わずに結審してしまうなど、それでは高等裁判所の存在意義が無くなってしまうのではないか?
さて。
各動画は8分前後と少々長い。
時間のあるときに、じっくりと見てもらいたいと思う。
そして、この事故を冤罪と感じたならば、関係URLの先で行っている署名活動に是非参加していただきたい。
そして、出来れば多くの人に、この事件を知ってもらいたいと思う。
んが、ちょっとだけ注意点。
私、このブログをチェーン化したくはない。
もし、力になってくれるのであれば、報道を聞き、自らの思いを込めて、自らの文章で応援して欲しいと思う。
高知白バイ衝突死①
高知白バイ衝突死②
高知白バイ衝突死③
高知白バイ衝突死④
高知白バイ衝突死⑤
Posted at 2007/12/21 14:55:21 | |
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