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イイね!
2022年09月17日

新旧妙高大橋へ

新旧妙高大橋へ 何か既視感のあるタイトルですが気のせいです。

何やらこの1年近く間に、新潟県の主要国道では「道路の付け替え」といった大きなプロジェクトの完成が連続して迎えられています。

今回は国道18号 妙高市内で大田切川を渡る「妙高大橋」。2021年8月に新橋の現道にルートが変わりました。この橋のすぐ下には、妙高大橋が架けられる前の旧道も残っているので、旧道を探索しつつ2つの橋を見上げてみました。


まずは旧橋の北詰に。北詰、南詰共に近くには店舗や住宅があるため、前後の道は閉鎖されること無く通行可能です。地図を見る限りは国道指定されたままなようです。


工事用バリケードに加え、蛍光色が背景の標識も置かれて通行止めであることを猛烈にアピールしています。


旧橋は1年前に通行止めになってからほぼそのままです。繋ぎ目や側溝から生えている雑草を除けば現役の道さながらです。


北詰には「観測装置」なる機械箱が。旧橋は晩年、内部構造に致命傷が見られたため強度を監視するための装置が設置されたと見聞きしましたが、これがその装置なんでしょう。この機械はまだ動いているようで中から機械音が聞こえました。


ではここからは少し戻って「坂口北」交差点から旧道で巡ってみましょう。交差点付近には旧ルートの名残が見られます。
旧橋は1972年に開通したとのことなので、それ以前の国道18号のルートです。
(今は妙高市道なんでしょうか?)


「北国街道」をルーツに持つともされる旧道は一見するとただの住宅地の道路のようにも。ただ2車線分はある道幅は主要国道であったことを伺わせます。生活道としては現役で、路線バスのルートでもあります。


電柱には今も「国道」の名称が残っていました。

旧道はここから一気に下り、大田切川とほぼ同じレベルまで降ります。


途中のカーブには電光掲示板がそのまま残されていました。役目を終えてから半世紀近く経ちますが、雪の重みに耐え続け原型を留めています。


最底部まで降りるとこんな光景。手前の緑の橋が新橋、奥のコンクリート橋が旧橋です。そして撮影している場所は旧国道。前回の記事で「鉄骨組のアーチ橋は最近は見かけない気がする」とか書きましたが、ここにありましたね、ハイ
この1枚の中に「国道18号」を経験した道が3本入っているという、ちょっと不思議な光景です。


ちなみに、旧道のこの橋の名前は銘鈑が外されてしまっていて分かりませんでした。大田切橋とでも言ったのでしょうか。


旧道の橋は、当初のコンクリート製の欄干の一部が崩落したかで無くなっており、ガードレールがその代役を果たしていました。前後の道は幅に余裕がありますが、この橋だけは恐らく建造当時からのまま。大型トラックが行き交うことを考えると、ボトルネックになっていたことが想像されます。




旧道をそのまま進んで行くと2本の橋をくぐっていき旧橋の東側に出ます。ここからは上信越道の大田切川橋も見ることができます。


少し登るとまた電光掲示板の残骸と街路灯が。これら設備からもここが国道だったことが伺えます。


あとはセメント・生コン工場の脇を通っていくと旧橋のルートに合流します。


旧橋の南詰までやってきました。こちらも厳重にガードされています。


かつては大田切川より南側が妙高高原町、北側が妙高村でした。「妙高高原」のエリアに入ることに違いは無いので、標識はそのまま活用されていました。


こちらの案内の看板は今のところ新道に移設されていません。色褪せてもいますし、旧橋と共に解体されるのでしょうか。


かつては数mの川を渡るために山の斜面に沿って上り下りし、迂回までする必要があったのが、今では何十mも高さがある橋で一気に谷ごとパス。おかげで速度を落とすことなくこの区間を通過することができます。日本の土木技術の進歩を感じられた区間でした。

旧橋は早ければ2022年度から撤去作業が始まるとのことで、新旧両方の橋が並ぶこの光景は今だけです。ご覧になりたい方は今の内に。まだ間に合います(笑)

おまけ

何か秋っぽさを感じたひとコマ。
いつもなら邪魔者扱いされる鉄塔と電線が、逆に秋っぽさを引き立ててくれているように思います。。。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2022/09/18 08:00:41

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この記事へのコメント

2022年9月18日 9:23
大昔、子供の頃にその辺に行った時、バスが行き止まりみたいなところから曲がって坂道を降り行ったのをうっすら思い出しました。

そこかなぁ~って調べたら、旧大橋は昭和47年完成と言う事なので、どうやら手前の信越大橋の様ですwww

子供の頃のうっすらとした記憶を訪ねる旅も面白いかなぁ♪




コメントへの返答
2022年9月18日 10:12
長野県と新潟県の県境にかかる方の橋ですね。一之橋という橋で、旧道時代の道とともに現存しています。

道の付け替えやバイパスが開通したりすると、その前の道がどうなっていたか気になるもので、探ってみると面白いものですね。

一之橋は「長野県と新潟県上越地方を跨ぐ国道・県道まとめ」という記事に掲載していますので、そちらもどうぞ。
2022年9月18日 14:16
こんにちは。
ちょうど先週その場所通過しました。なぜにここにはたくさんの橋があるんだろう??それも比較的新しい橋が・・。と疑問に思ってましたが理解できました。
当方、よく新潟方面に行きますが、レーデクさんの新潟ローカル・ブログってはまりますね。
コメントへの返答
2022年9月18日 14:59
きっかけは4年くらい前の藤原ダムでニアミスしたことでしょうか?(笑)
以来、偶然にもmyredさんに旬な情報を届けるサイクルにハマってしまったようです(爆)
今後も狭い範囲ながら、気になったモノを気ままに取り上げていきます。

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「@精神年齢40代 さん
"新発田"どう読む?新説がいろいろ出てきそうてす(こらこら」
何シテル?   04/13 10:35
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