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2022年03月06日 イイね!

2代目ハスラーでMT復活はあるのか?

2代目ハスラーでMT復活はあるのか?2020年1月にフルモデルチェンジしたスズキ・ハスラー。
2代目(MR52S/MR92S)となってから2年が経過しますが、フルモデルチェンジされてから個人的に気になっていることがあります。

それは、

MTの設定です。(ちなみに今回の記事内容は買うかどうかは別とした話です 念為)

今回は2代目ハスラーにMTが復活する可能性について書いていきたいと思います。

結論から書きますと「可も無く不可も無く」と言ったところだと考えています。



マイナーチェンジの度にMT復活の話が浮いては消えて、の繰り返しでかれこれ2年以上が経過しています。


私が乗っている初代(MR31S/MR41S)にはデビュー当初からMTが設定され、「松竹梅」のグレードの内「竹」と「梅」に当たるものでNAのみと制約はありましたが、MTの選択肢はありました。

しかし2代目にはMTが設定されていません。2代目は全てCVTのみの設定となっており、同時にマイルドハイブリッドも全グレード搭載となりました。この「全グレードマイルドハイブリッド搭載」というのが目玉でしたので、MTを設定しちゃうと「全て」では無くなってしまう可能性もあった(現状スズキ車のハイブリッドでMTは無い)ので、MTの設定は見送られたのかもしれないと思っています。

かと言って「今後も2代目にMTは絶対に設定されない」と割り切って考えることもできないんです(苦笑)

理由は何点かあり、1点目はMT開発の噂があるということ。(デュアルカメラブレーキサポートとMTの調整が間に合っていない?)
もう1点は運転席周りがどうもMTも想定して造られているように見えるということ。
初代ではCVT車はフロントシートが左右で一体化されたベンチシートでしたが、

2代目は左右独立のシートに。

これによって運転席と助手席の間にスペースができました。
このスペースがあればシフトノブにサイド式パーキングブレーキも設置が可能なように見えます。単に利便性より乗り心地を重視したと言われればそこまでですが。

他にも、ベースとなった6代目ワゴンRは、当初はCVTしかありませんでしたが遅れてMTが設定された例があり、初代ハスラーに対応する5代目ワゴンRも同様な経緯を辿っています。これもMT設定の可能性を捨てきれない理由の一つです。

では反対にMT設定の可能性は高いのかと言うと、そうとも言い切れないのが何とも歯がゆい所です。
理由としては、
・次世代のクルマの目標点とされる"CASE"を進めていくに当たって、MTの設定・開発はその流れに反するかもしれない。
・ハスラーへのMTの需要はそこまで高くない?
の二点が挙げられます。

特に一点目、"CASE"とMTの結びつきについては技術的に難しい問題が想像できます。

"A(自動運転化)"については、その手前の技術である「衝突被害軽減ブレーキ」の搭載義務化が迫っていることです。新車、モデルチェンジ車については2021年11月から、既存車については2025年12月以降に搭載が義務化され(てい)ます。MTと衝突被害~の組み合わせは難しいとされ、軽自動車に求められる低コストでの実現は困難かと考えられます。
→同じデュアルカメラブレーキサポートを搭載しているキャリィが2019年9月のマイナーチェンジ時にMTとの組み合わせを実現していました。また、違うシステムですがジムニーでも実現済みでした。

"E(電動化)"についてはエンジンのみで走行するクルマの販売を2030年代半ばまでに無くすという政府の目標が掲げられ、各社でハイブリッド車のラインナップを増やすなど、電動化へのシフトが進んでいます(というよりハイブリッド車を「電動車」と言うのにはどうも違和感を覚える)。「ハイブリッドでMT」この組み合わせは稀で、調べてみると↓
ホンダ・インサイト(初代)と

CR-Z

フィット(2代目 ハイブリッドRS)

の3車種くらいのみでした。

ただ、上記ホンダ車についてはいずれもIMAシステムというホンダ独自のハイブリッド機構が採用され、
「メインはエンジン、モーターはあくまでもアシスト」
「トランスミッションは従来車と同じ」
と、今のスズキ車のマイルドハイブリッドに通じるものがあると思います。「マイルドハイブリッドにMT」という組み合わせも全く不可能では無いのでは?と思いますが、実際の所はどうなんでしょう。。。もし技術的に可能でかつマイルドハイブリッドも電動車に含まれるようであれば、是非ともMTとの組み合わせも実現してほしぃなぁと思っています。

まあいっそマイルドハイブリッドにこだわらなくとも、ガソリンエンジン+MT+デュアルカメラブレーキサポートというのを乗用車モデルでも実現できればいいのですが(^^;

詰まるところ、「技術的には不可能では無くとも、そこに注力する余力があるのか」ということだと思います。

100年に一度と言われるクルマの変革期を迎え、各社は会社の垣根を越えて技術提携をしたりなど、次の100年へ向けて舵を切り始めています。そんな中、既存のクルマの延長であるマイルドハイブリッド+MTというものの開発に着手して良いのだろうか。ましてやこのコロナ禍で先行きが更に見通せなくなったのに、といったところで足踏み状態になっているのかもしれません。

そして、
・ハスラーへのMTの需要はそこまで高くない?
という点についても、初代ハスラーのMTの販売率は5%程度とされていて、かなりの少数派です。それでも乗用車全体の1%未満という数値よりは断然多いのですが(^^;

MTに乗っている者としては、やっぱりMTは可能な限り残って欲しいと思ってしまいます。
CVTやATなどよりも程よく運転に集中できると思いますし、何と言っても操作感が楽しいのは外せません。

クルマでの愉しみ方というのは、CASEによって変わってくるのかもしれません。ですが従来の愉しみ方が、ある時点でバッサリと無くなることも考えにくいものだと思っています。未来のクルマの技術が確立されるまでは従来の愉しみ方も残るものではないでしょうか。MTもそのひとつとして可能な限り長く残してほしいと願うものであります。

最近だとアルトがフルモデルチェンジを機に全グレードでマイルドハイブリッドかエネチャージの搭載によってMTが廃止されてしまいました。MT乗りとしては逆風続きの昨今ですが、2代目ハスラーのMT復活には注目し続けていきます。

以上、ある一車種の一機構のためだけにこんなにスペースを使ってしまいました。ここまで読んでくださった方はありがとうございました。そしてお疲れ様でした(笑)
Posted at 2022/04/16 14:53:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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