
世間ではもう何年か前に答えが出ているであろうタイトルですが、今回2回目のバッテリー交換があったので、果たして「私の場合アイドリングストップ(IS)って経済的に見ているのかいらないのか」改めて検証してみました。
旧バッテリーでのIS累計時間は、

44時間34分26秒。
3年使った内の2日弱の時間は、無駄なアイドリングをカットすることができたことになります。
それをアイドリング時の燃料消費量に換算すると、

20,058ml(約20L)カットできたことになるらしいです。
初代ハスラーの燃料タンクは28Lですから、タンク丸々1個分もいかない量の燃料カットに留まったのですね。
金額に換算してみると、3年の間に燃料価格もかなり上下したので一概には言えませんが、参考として130円/Lとして計算すると、
\2,600節約したことになります。
やっす
野口さんは2人帰ってきますが、樋口さんは帰ってきません(´;ω;`)
こんな程度なんですね。。。
ちなみに初代ハスラーにはエントリーグレードにAというのがありましたが、これにはISが搭載されていませんでした。
一般的にIS車用のバッテリーは、在来のバッテリーより値段が高くなるとされています。
今回、私が購入したバッテリーは\7,500弱。
一方、ISが無いAグレードで使われているバッテリーを調べてみると、
\4,000弱から買えちゃいました。
同じパナソニック製でも\5,000弱から。
最安値品だと
3年間で私が回収した燃料代を上回る差額が付いていますヽ(`Д´ )ノ
しかもISを使うとバッテリーの寿命も短くなるとされているので、もしAグレードに乗っていたら、あるいはISをカットしていたらまだ2回目のバッテリー交換はせずに済んでいたかもしれません。
結論を言うと、
私にはISはいらなかった ということになります。
と言うより私だけではないのかもしれません。ガソリン車ではここ2年以内にモデルチェンジ、あるいは新たに発売されたクルマは
ISが無くなっていることを最近知りました。
ハスラーのベースとなったワゴンRもそのひとつ。
先代での「エネチャージ」「S-エネチャージ」搭載車は現行型で「マイルドハイブリッド」に発展・統合された一方、ISだけだったグレードはただのガソリン車に逆戻りしました。
スイフトもガソリンモデルはISが廃止されていましたね。
また驚いたことに、あのハイブリッド車を牽引するトヨタですらガソリン車モデルからはISを廃止する流れが起きています。ヤリスやカローラ、RAV4などが該当します。
各メーカー共に「ISが無くても良い燃費の数値を出せるようになった」と表向きは言っていますが、どうやら
燃費計測基準がWLTCになり、ただのガソリン車にISを搭載しても大して数値が良くならなくなった、というのが実情らしいです。
そもそもIS車のルーツを辿ってみると、2009年のリーマンショックが影響しているそうで、
不況になりクルマが売れなくなった。
↓
自動車メーカーの業績が悪くなり税収が減った。
↓
『エコカー減税・補助金』と題して一定基準を達成したクルマには優遇する措置を取って何とか自動車関連産業の景気を回復させよう(税収を回復させよう)。
↓
基準の一つは旧燃費測定基準(10・15モード、JC08モード)を適用。
↓
旧燃費測定基準ではISが大活躍。
↓
どのメーカでもISを採用。
という流れがIS車がここまで普及した要因だとか。
ですが実態は私のように全く経済的でも無く、むしろ高くついている人が多かったのでしょう。普及し始めて約10年経った頃に結果が出揃ってきて、各メーカーが方針転換?をしているのだと考えられます。
まだエネチャージ搭載車のように、別途バッテリーが搭載されていたクルマでは鉛バッテリーへの負荷は私のクルマ程かかってはいなかったと考えられます。ですが私のクルマでバッテリーはボンネットの中のモノひとつ。

ひとつのバッテリーだけで停車の度に各電装品への給電やエンジン再始動時の放電、そして走行中の再充電というのを繰り返していると、かなり酷なんだなと思わされました。
「純内燃機関車」を10年後くらいには新車から廃止する予定など、クルマの駆動方式は大きな転換点を迎えようとしています。
ハイブリッドとなるとまたバッテリーとの付き合い方も変わって来るのでしょう。ですが、当面の間「純内燃機関車ユーザー」である私は、少しでもバッテリーの寿命を延ばすため、今度のバッテリーからはISをOFFにしていくようにしていきたいと思います。
Posted at 2020/12/21 22:32:48 | |
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