ヤマトサイコー!!ヾ( ゚ 3゚)/
年末年始はヤマト三昧でした。^^
初代ヤマトのTVシリーズを見ながら年を越し、1日には復活篇を見て、2日にはSBヤマト(実写版)の2回目を見に行ってきました!
初代ヤマトは今見ても神作ですね!
復活編も素晴らしい出来です。^^
ただし、映画版は初見の人も楽しめるように万人向けに作られているので、一部のファンには厳しい意見も多いようです。
そんなファン向けに編集されたDC版が春あたりにも完成らしいので、今から楽しみです。^^
そして、今話題のSBヤマト。
通称キムタクヤマトと呼ばれ、雪がパイロットになっている、佐渡先生や相原が女性になっている、太田がいない(どうでもいい?)、ガミラス人やイスカンダル人の設定に至っては別の生物になっているなど、原作とは明らかにが異なっている設定が多く、オマケにいきなり波動砲をぶっ放し、その後も波動砲を多用するなど、原作を見たことがある人からすればかなり物議を催す内容になっています。
実際に年末に帰省した友人達と飲んだ時も、完全なガンダム派である筈の友人ですら「完全に原作無視じゃん!」と設定変更に納得がいかない様子でした。
しかし、僕的には非常に楽しめる内容でした。^^
設定が大幅に変更されていても、原作無視というより原作のイメージを実写化でぶち壊しになってしまいかねないキャラや演出は思い切って変更したって感じですね。
あと原作のダイジェスト版にならないように、1本の映画として見れるようストーリーをまとめる為にも必要な変更だったと思います。
しかも大幅変更されたと言っても、実はちゃんと原作の設定も生かされている事が多いので、ファンとしてそれを見つけるのがとても楽しいです。
ーココからは更に長文、ネタバレになるかもしれないのでご注意くださいー
例えばマイコ相原。
佐渡先生同様男性から女性に性転換されてしまったキャラですが、相原と言いながら座っているところは大田で、仕事は森雪と太田と、旨いこと三役を一人にまとめてます。
しかも女性なので、実質的には原作の森雪役そのものです!
ちゃんと気付いた人居ましたか?
個人的には初代ヤマト序盤で見せたしっかり者の森雪みたいな感じで僕的にマイコ相原はサイコーでした!^^
因みに高島礼子版佐渡先生は、ある意味看護婦版森雪と佐渡先生の融合ですかね?
一升瓶とミーくんを連れいていること以外は面影すら無いですが、いくら佐渡先生がヤマトに欠かせないキャラと言っても、あのキャラを実写で再現するのは絶対に不可能です。
あのキャラを無理矢理原作通りにやろうとしても映画自体ぶち壊すだけなので、面影がないほうがかえって良かったと思います。
同じことはガミラス人やデスラーにも言えますね。
デスラーも他のガミラス人もヤマトでは欠かせないキャラですが、佐渡先生同様リアルな実写版だと俳優が演技するには無理があるというか、イメージが崩れるというか、むしろぶち壊しかと、、、^^:
逆に姿形が変わってもデスラー=伊武雅刀さんという方程式だけは堅持することで、下手に俳優を当てるよ断然上手く演出できていると思います。
伊武雅刀さんの声で「さらば」のあの名台詞が聞けたのも良かったです。^^
他のガミラス人がでてこれないのは残念ですが、出演させても原作の味を出すだけの時間は取れないし、戦闘シーンのなかにドメル戦の名残が多数出てきたのでよしとしましょう。
そしてメイサ森雪。
これは殆ど実写版オリジナルですね。
恐らくパイロットにでもして戦闘シーンに絡めていかないと、原作通りの雪では古代とのラブロマンスを演出する時間も、スターシアと接触する事も出来ないと踏んで、森雪役を二手に分けたのでしょう。
それでも、原作ではスターシアに似ているという設定を劇中でもちゃんと生かしているという点はかなかな細かいと思います。
原作に忠実な配役もあります。
例えば、ギバちゃんの真田さんは超サイコーです。
たぶん、一番のハマリ役でしょう!
むしろギバちゃんの役者の原点は真田さんにあるのではないかと思ったくらいです。
ギバちゃんの真田さんは、実写版をこき下ろしている様なファンからも評判は高いです。
南部も髪の毛の長さ以外は中々オリジナルに近いと思います。
かなりいい味出してます。
斉藤も体格の違いはあれどオリジナルに忠実だと思います。
坂本と山本もオリジナルに忠実ですね。
この3人の最後のシーンは「さらば」の名シーンを再現していて良かったです。^^
微妙な所で言えば、緒方島かな?
でも、キムタク古代とは親友だけど対照的な性格で落ち着いて温厚なキャラという部分はしっかり押さえられていていい感じでした。
山崎沖田艦長、西田徳川機関長、橋爪兵藤長官は遠からず近からずですかね?
違うといえば違うのですが、役を演じきれているのはベテランならではでしょうかね?
でも、あの名台詞をシッカリ抑えているところは流石です。^^
キムタク古代は、どっからどうみてもキムタクそのもの。
ただ、性格的には初期の古代に近い部分があるし、有名俳優で古代役ならやはりキムタクが一番かも?
キムタク自身が嫌いで嫌いで仕方がないって人にはどうしようもありませんが、、、
そして、アナライザー、、、
まさかあのような形で登場するとは、、、
随分とデカくてスリムで強くなっちゃって、、、
たしかにアナライザーが登場できるようなシーンは皆無だったし、普通に登場させたら何も知らない一般人からはR2-D2のパクリと思われる(ヤマトが先だけど)。
それでも、どうしても登場させたかったっていうスタッフの執念ですね。^^
ストーリーのベースは初代TVシリーズのヤマトですが、ガミラス星突入シーンは「さらば」の都市帝国、最後の特攻&波動砲は「さらば」+「完結編」ですね。
最後のデスラー艦の登場シーンは「新たなる」のゴルバかな?
ヤマト艦橋へのデスラーの登場シーンは「復活編」かも。
ランダムワープで逃げるのは完結編だし、戦略として小ワープを使うのも完結編(使ったのは敵だけど)
反射衛星砲や瞬間物質移送器などは割愛されてしまいましたが、ドリルミサイルや自爆による第三艦橋融解は健在。
ドリルミサイルは最後のシーンの伏線にもなっていて面白いですね。
本来奥の手である波動砲を序盤からイキナリぶっぱなす所は原作と大きく違いますが、実写版でみると意外と理にかなってますね。
演出も実写版ならではのリアルさがあってかっこいいです。
コスモタイガーが敵の懐に飛び込んで標準ロック→ヤマトの主砲で破壊ってのも、原作みたいにコスモタイガーのミサイルやパルスレーザーで戦艦のショックカノンすら通じないガミラス艦を破壊するより理にかなってます。
ってか、ヤマトの主砲はホーミングタイプって事になりますね。^^
そう言えば、地球との最後の交信のシーン、キムタク古代が筋トレしてますが、原作にも同じ様なシーンがあります。
結構細かいなぁ、、、
そういや実写版のコスモゼロは変形するなぁ、、、
と、だんだん独り言になってきたので、ココで終りにします。
是非、「オリジナルに忠実じゃなきゃ駄目だ」とか「佐渡先生や相原が女だなんて駄目だ」とか「あんな森雪、森雪じゃない」とか「デスラーやスターシアは人間ですら無いじゃん」とか「そもそもキムタクは嫌いだ」など仰らず、僕のような見方もあるので一度見に行ってください。
想像以上に原作の美味しい部分が盛り込まれてますよ。
駄目だった人ももう一度(笑)
おや?
調子にのって書いてたら日付を大幅にまたいでしまった!
ではではオヤスミなさい。