
((9/16 誤記訂正&Foresterまとめの箇所に追補しました))
ぶつからないミニカー欲しいなーと思いつつ、
新型Foresterに試乗してきました。
フォレスターフェア初日で営業さんも忙しいだろうな、と
思っていたのですが、親切に1時間以上も
試乗とお話しにおつきあい頂きました。
・・・専門誌の取材か(笑)
PremiumとAdvanceに乗ることが出来ました。
X-BREAKは展示のみでした。
これはPremium。
X-BREAK
試乗の走行路は、東京の市街地、最高車速40km/h程度、
天候は雨天(ワイパー速度は普通にの速度程度)です。
えーっと、先に言っておきますが、
以下の内容は、個人の感想です。
長くなっちゃったので、お時間のある方だけどうぞ。。。
●Premium
済みません、雨が結構降っていて
次の方がお待ちでしたので写真はありません。
2.5LのNAエンジンで、出足は快調。
インプレッサで見られるもたつき感は無し。
アクセル操作に追従して反応してくれる感じです。
車両重量で1.5tくらいあるけど、
かなりストレスフリー!
インプと全然違う!
ツーリングアシストは一般道では試しきれませんでしたが、
自動で操舵してくれる機能は、便利そうです。
雨が降っていたためか、自動で解除されてしまいました。
(そもそもこの機能は一般道ではなく、高速道で使用するものですので。。。)
どのグレードも共通ですが、
最小回転半径が思いの外
小さくて、取り回しは楽でした。(XVと同じ5.4m)
●Advance
ガソリン車と比べると約100kg重いです。
インパネはブルーが基調です。
メーターで気がつくのは「EV」の表示と、
「READY」の表示。READYはエンジンが掛かっていなくても
アクセル踏めばすぐ出るよ、のお知らせのための表示ですね。
試乗車はブラウン基調のシートでした。
黒一色よりも、落ち着く感じです。
このシートの色合いは個人的にはスキです!
発進時はEVになり(バッテリの充電状態によると思いますが)、
電気だけで走行中は、車両接近通報装置独特の
ほわ~~~というサウンドが聞こえます。
(車速が上がると周波数が上がるあの音です)
ちょっとアクセルを踏み込むとすぐに
エンジンが掛かる印象です。
T社のHVのような、EV走行ボタンはありません。
クルコンで、EV優先には出来るようです。
このハイブリッドで気になったのは、アクセルワークと
エンジン回転数がリニアでは無いところ。。。
市街地走行で40km/h程度で流した際は、
2200rpm位で一定回転でした。
乗ったときに車速を上下に振ってみましたが、
エンジン回転数はそれほど変わらず。
MFD表示でハイブリッドの状態を確認出来ますが、
アシスト時以外では、バッテリにチャージしていました。
走行中はアクセルワークと関係なく、
バッテリの状態に応じて(発電のために)
エンジン回転が制御されているようです。
これにより、
耳と足で感じる運転感覚にズレがあるので、
慣れるまで、妙な感じかも。
また、アクセルを離しても、エンブレがほとんど効かず、
すーっと滑っていってしまう感じがしました。
パドルシフトでギア段を下げると、
一気にエンブレが効き、こちらも感覚に慣れるまで
違和感を抱くかも。
・・・ところでハイブリッド車は
FB20直噴エンジンでエンジンカバー付きですので、
同じエンジンのインプにもエンジンカバーを流用できないか、
と思いエンジンルームの写真を
撮らせてもらいました。
エンジンカバーはどうかな、インプに流用できるかな。。。
ストラットのアッパーカバーはインプレッサで言うところの
対策品のように見えました。
また、そもそもフロントウィンドシールドからの雨水は、
ストラットを直撃しないように
「雨樋」が設計されています。
普通はこうするでしょ。どうしてGT/GKインプはああなった?(笑)
エンジンルームに12Vバッテリが2つありました。
通常の12Vと、もう1つはHV補機用かな。
リアカーゴ内にHV用バッテリが1つ。
アシスト用です。
T社のHVの某Pana製と形状が似ていますが、こちらは三菱電機製。
これがリアに乗るので、スペアタイヤは載りません。
(パンク補修キットが載ります)
カタログの諸元表で比較すると分かりますが、、
Advanceのハイブリッドは、某T社さんのHVのように
劇的に燃費が良いわけでは無く、ガソリン車と比較して
燃費に振った作り(燃費向上を主眼に置いた、と言う意味)をしていません。
じゃあ何を目的にしたのか・・・
北米EPAのCAFE燃費基準のためかも?
それとも企業イメージUPのため?
・・・真相は分かりません・・・
●X-BREAK
リアガラス周り、ゲートの外装は、
SUV系で多用されている無塗装パーツではなく、
ピアノブラックの樹脂部品が多用されています。
これはかっこいい!
ですが、キズが付きやすいのでは・・・?
展示車もすでに、ちょっとキズが付いていたような・・・
開閉するときに手を触れるところですし・・・
オレンジの外装の装飾ラインは、
好みが分かれそうです。ボディカラーに応じて
もっと色が選べたらいいのに。。。と思いました。
個人的にはもう少し赤系がいいかなぁ。STI風に。
オレンジだとXVのイメージが。。。なんとなくですが。
●主な装備
全部は書けないので、気がついたところだけ。
<AVH>
オートビークルホールド。
坂道以外でも、停車後パーキングブレーキを自動で掛けてくれ、
運転負荷を軽減してくれます。
これは楽ちん。
GT/GKインプ/XVにも、C型から付くようですよ。
<ドライバモニタリングシステム>
Advanceのみ標準装備。
MFDの上部にカメラが付いていて、ドライバーを監視しています。
これによりMDFカバー上部に厚みが付き、
重厚な感じです。
カメラで人を判別し、
シートポジションも運転者毎に覚えてくれるようですが、
シートポジションは、メモリスイッチが付いているので
無くても良い気もします。。。
居眠りすると警告してくれるのは、
ありがたい。でもそこまで疲れて運転しちゃダメですね(笑)
でも、こういう技術が自動運転技術への礎になります。
<スマートリアビューミラー>
リアウィンドウに付けたカメラの映像を
ルームミラーに映す機能。荷物を積んで後方視界が見えない場合でも
カメラがリアを映す(ディスプレイモード)。
画像はきれいで、夜間も明確に見えるそうです。
後続車のドライバーさんの表情も見えるとか。
ただ・・・私が眼鏡愛用者で目が悪いためか、
前方視界を見てから、ディスプレーモードになっているルームミラーを見ると、
一瞬ピントが合わない・・・
私の老眼気味な視力が影響しているかも知れませんが。。
ミラーモードとディスプレイモードでは、
映し出される映像の奥行き感が違うので、
すぐにピントが合わず、私のように視力に難アリの方は、
ぜひ一度お試しを。。。
(写真は公式HPより)
リアビューミラー用のカメラはリアガラスの上部に。
雨滴が付いても視界は大丈夫なのかな。
リアワイパーが届くところなのか、
未確認です。(ゲートを開けたところを写真に撮っています。)
<リアパワーゲート>
位置を覚えておけるメモリー機能付き。
先代よりも早く開け閉めできるようになったようです。
両側のダンパは思ったよりも太く、
しっかりした作りでした。
インプと違って、開けたときにゲートが
屋根代わりになるのはイイですね!
<プッシュオープンフューエルリッド>
これが付いたので、運転席右下の
リッドオープン用の取っ手は廃止。
運転席下はすっきりしています。
このリッドのロックは、ドアロックと連動です。
これが開いていると、
車速感応ドアロックが機能しないようで、
リッドを半ドア状態にされると、
ドアロック出来ないなんてイタズラが
出来ちゃうようですよ。(笑)
(写真は公式HPより)
<テールランプ>
カタログでも写真が載っていますが、
テールゲート側のランプ
(カニの爪!)は、
スモール連動で点灯します。
(制動灯とは非連動)
以前から何回も言っちゃうけど(笑)、
インプレッサもこれ作って欲しい。。。
(点灯状態と消灯状態)

●新型Forester まとめ
個人的に買うとしたら、
価格的にはどのグレードも大差無さそうで、
非常に迷うところですね。
まだインプに乗るので買い換えはしませんが。(笑)
費用面で考えるならば、
ガソリン車とハイブリッド車の燃費差を考えたときに、
車両価格(Opt含む)+保険料+燃料費
+維持費+税金+ハイブリッド用バッテリの交換費用・・・等々を
トータルで考えるべきと思います。
(私なら、ハイブリッドなら自身の使い方や走行距離を考えたときに
ペイ出来るのかどうかを考えてしまいます)
ハイブリッドは
「エコでクリーンなハイブリッドに乗っている」という
ステータスもありますし、2.0Lなのに
市街地走行では2.5Lに引けを取らない出力も魅力です。
専用装備も充実。内装もブラウン調のシートはきれい。
プレミア感があり、満足感があると思います。
ただハイブリッドは、SUBARU車の楽しさの1つである、
BOXERエンジンが、HVがつくことで魅力が
ちょっとスポイルされちゃってる??と言う気もします。
(アクセルとエンジン挙動がリニアじゃ無い、
エンブレの効きがちょっと違和感があった)
山道の上り下りをハイブリッドで走ったら
どうなるのか、試乗してみたいかなぁ。
どのグレードも車幅は1815mm、XVにくらべ+15mm大きいです。
たった+15mmの差で、室内空間のゆったりさを出しているのは凄いのかも。
室内高が高いのが効いているかも知れませんが。
大きいボディなのに
小回りが効く(最小回転半径5.4mでXVと同じ)のは魅力ですね。
((9/16追補))
試乗のとき、雨天だったので、電線や高架橋から垂れてくる
雨滴がまとまって、クルマの屋根に滴って来ているところも
通過しました。その際、ちょっとトタン屋根風の音が・・・
スバル伝統なのかも知れませんが、
(インプも同様なので)
もうちょっと質感UPしてもらっても良いかなぁ。
あとはドアの締める音。好みの問題でもありますが・・・。
室内空間が広く、ドア板が大きいので
仕方ないのかも知れませんが、
バタン、という音にもう少し高級感が欲しいかな。
全車種を聞いたわけでは無いのですが、
インプや少し前のBL/BPレガシィの音はスキです。
●XV e-BOXER
先行カタログだけもらってきました。
C型
(XVはB型ですね)が出るタイミングで、XV e-BOXERも出るようです。

内装はブルー基調が先に出て、
あとからブラック基調(今までと同じ)が出るようです。
ブルー基調は、N産さんのe-POWERとかEVなど、
エコなクルマで流行ってますね。
このハイブリッドはForesterと同じ、FB20エンジン+モータで、
エンジンとモータの諸元上の出力特性は同じ。
XVの方が車重が軽い分(車両重量1.55t。Foresterは同1.64t)、
ハンドリングは軽快かも知れません。
XVガソリン車との比較では、車重が軽い分、
諸元表上では、Foresterよりも燃費向上率がよいですね。
XVのe-BOXER専用色「ラグーンプルー・パール」が
魅力的。
この色は、カタログ写真のモデルでもあります。
ヘッドライトの専用「光輝プロジェクタリング」は、
たぶんメッキじゃないかなあ?と営業さんが言ってました。
なあんだ、イカリングじゃないんだ・・・
(上=XV、下=XV -eBOXER)
インプC型(XVはB型)出たら、試乗させてもらお!
●その他
GT/GKインプ・XVは、上述したように
C型からAVHが追加になるそうです。
でも、ツーリングアシストは付きません。。。
残念。
なにか見た目が変わるようなオプションが出ないかと
思って、レヴォーグのようなウェストスポイラーは出ないか
聞いたところ、インプ用は出ないようです。
モーターショーの展示にはインプに付いていたのに、
展示限定だったのかな~。。。
結局今回、お目当ての新型フォレスターのミニカーは貰えず。。。(泣)
このDでは、入手してないらしいです。。。
結構な大規模店舗なのに、無いって・・・
そういえば、周りはみんなミニカー貰ってなかったような。
楽しみにしてたんだけど、残念。。。
フォレスター関連の戦利品:
長くなりました m(_ _)m