レイル Beatrush シフトコントロールブッシュ

同社製のクイックシフトとかいうのと併用することで真価を発揮するらしいが、そちらはもう既に販売終了している。このブッシュ交換だけでも変わるには変わるらしい。前々から気になっていたブッシュ交換、いざッ。

お値段は尼で3620円だった。この3620円という値段を覚えておいて欲しい。よそでもうちょい安く買えるかも知れないが、とりあえずこの3620円というお値段、覚えておいてほしい。後のインプレッションで使う。

純正のゴムブッシュは一体式だがこちらは硬いウレタン製で上下分割式になっている。写真は上下分割したところ。

シフトカバー周りの外し方は先輩方にお任せするとして、こっから。
四ヶ所12ｍｍのボルトを外す。頭に4って書いてあるが嘘だろオイってぐらい固い場合がある。すげえ硬かった。T字ソケットやクソでかいハンドル工具があると楽かも知れない。この時点からずっと運転席に俯せになって脚を車外に放り出して作業している。

ボルトはレンチで緩めてからあとは手で・・・という作戦が取れなかったぐらい硬いので、工具で地道に全部緩めとる。

ボルトを外して、純正カラー（金属のハトメの親玉みたいなやつ）を外す。マイナスドライバーでこじるか、ラジオペンチで摘むと取れやすい。

その後、挟まっているゴムブッシュを取り除く。これまたこじったり摘んだりすれば取れる。そう簡単に千切れないし戻すこともそうそう無いだろうから、臆せずもぎ取ってやれ。

右：純正ゴムブッシュ
左：カラー

ゴムは思いのほかクニャクニャである。カラーは使い回すから捨ててはいけません。

シフトを動かしたり持ち上げたりして、下段から入れていく。なんとなくシリコンスプレーを塗布してある。なんとなく。

うまいことハマったら、つぎ上段部品をパチっと嵌める。

最後にカラーを嵌める。固くてうまく入っていかないときは、14ｍｍ長ソケットとか適当なものを当てて、ゴムハンマーでやさしくトントンしていくと綺麗に入る。これを4箇所繰り返すだけの簡単なお仕事。

に見えたが。前方二箇所が厄介だ。内張りマットが邪魔くさくてロクに作業させてもらえない。なんとか切らないでやろうと思ったが、ブッシュが内部にコロンコロンしてしまったので堪忍袋の緒と一緒にマットを切った。別に何か問題があるわけではないが、なんとなく負けた気がする。

ブッシュが無事4箇所とも交換できたらボルトを締めてカバー類もとに戻して、終了。ここでも早回しのT字レンチあったほうが楽だと思う。

インプレッション。俺はこの製品を3620円で買ったわけだが、3620円分、シフトフィールが向上したのである。そう、これが言いたかっただけだ。別に、ブッシュ交換のみで劇的に良くはならない。

でも、掛けたお金の分だけはきっちり良くなるという事を考えると決して損な買い物ではなく、これだけでもグニャッとした感触がかなり無くなる。というか個人的にはこれでもう満足するレベル。ありがとうございますレイル様。

1，2，3速、よく使うギアの入りがかなりいい感じになる。が、若干硬くなった気もする。なので多少、力は以前より入れる必要があるかもしれない。そう、3620円分だけ強めにギアを入れれば良いのである。