
ニュースでご存知の方も多いと思いますが今月18日に沖縄の今帰仁村にある運天漁港でジュゴンが死んで浮かんでいるのが発見されました。
ジュゴンは人魚のモデルといわれる国の天然記念物、絶滅危惧種で国内では沖縄本島北部周辺にしか生息せず、確認されているのは個体A、B、Cと呼ばれる3頭だけです。
沖縄は世界の生息域の北限で米軍普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設に先立つ環境影響評価で、沖縄防衛局が3頭を確認してます。
私自身は、生きているジュゴンは観たこと無くテレビのニュースで名護市の辺野古沖を泳いでる姿だけでした。
今回ジュゴンネットワーク沖縄が死骸を調べ、体の特徴から3頭のうちのBと断定し、親子とみられる2頭のうちの親の方である事が分かりました。
この個体Bは、私の住まいからもそれほど遠くない古宇利島の周辺を住処にしていたジュゴンです。
古宇利島のこの辺で海藻を食べていたそうです。
今帰仁村の運天漁港からも古宇利島は目と鼻の先の位置であるので運天漁港で発見されたのもうなずけます。
最後に目撃されたのは、今年の1月8日が最後だそうです。
実は私も10年位前に今帰仁村に1年程住んで居たことがあり運天漁港からはすぐの場所でした。
運天漁港は、今帰仁村運天のホテルバルパライソの前のウッパマビーチから続くクンジャー浜に隣接しています。
今回発見された漁港の場所などは、かつての愛犬ココアと毎日散歩コースにしていた場所でした。
運天漁港の堤防で散歩するかつての愛犬
ココア
この頃から散歩がてらに海を見ては、ジュゴンでも見られないかと思ったものでした。
近年では、今帰仁の海や古宇利島に行くたびに心の中ではジュゴンと遭遇しないかと思ってました。
他の2頭もジュゴンAが嘉陽沖、Bの子とみられるCは古宇利島から辺野古沖で確認されていたが、Cは2015年6月以降、Aは18年9月以降、行方がわからなくなっているそうです。
今回死骸で発見された個体Bは、体長約3メートル、頭部や胸ビレに傷、出血がみられ、ところどころ皮がむけた状態だったそうだが、サメにやられた傷や船舶と衝突した痕跡は無く、死因の特定には時間がかかるそうです。
個体Cは辺野古の大浦湾の海藻を食べて生活しており以前には、大浦湾でよく個体を発見されていたので道の駅わんさか大浦パークにもジュゴンの大きな置物があります。
辺野古の新基地建設の土砂投入との因果関係は、私には分かりませんが他の2頭も行方不明になってると言うことは、沖縄で3頭しか確認されてない国の天然記念物が危機的状況になってる事は、間違いない事実です。
辺野古に居た個体Cは、昨年の9月以降目撃されてない事から土砂投入と関係が無いとも言えません。
今回の件で米国の12の自然保護団体は19日に、米下院軍事委員会に対して
環境を著しく破壊している名護市辺野古の新基地建設工事の一時中止を米国防総省に命じ、米連邦議会が監査権を行使して同省に米環境法を遵守させるよう求める連名の書簡を送付したそうです。
どうか他の2頭が生存している事を望むばかりです。
またきれいな環境を守っていけばまたジュゴンは戻ってきてくれるんではないかと思います。
古宇利島に遊びに行ったらジュゴンに会えたなんて最高じゃないですか。
おわり
(^ー^)
Posted at 2019/03/24 01:04:17 | |
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