清水「そーなんですよ。とどのつまり、先生が何者でもオレ達どーでもいいんです。騒ぐ気もないし」
横田「キビシイけど生徒うけはいいしな!」
百池「このリングがはずせて、今まで通り生活できればそれで十分幸せ」
立花先生「うんうん。キミ達のそういうところ先生、好きよ」
冨樫義博「レベルE」
私は読み返すタイプの本読みですが、連休はひたすらギリシアって二周しておりました。
ギリシア人って基本的に中学二年生くらいエロスのことばっか考えていると思う。
仲悪りーし、政治向いてねーのに政治好きだし、とことん性格悪そうなのに百般において2500年経っても色褪せない黄金の足跡。
変な人たちです。
なんだかんだと毎日、ぷぺぷぺ走っている我が家のセロニアス・ザ・バップの高僧。
凡そこのケロリ以外のバイクに乗ったことのない拙僧ですが、返す返すも私にうってつけのバイクだなと感じ入っております。
そんな我がピロリの数ヶ月乗った感想をば。
いちおう2004年製で「セロー225」としては最終年の最新モデル。
だからどうということもないんですが、鮮やかなブルーは気に入っています。来たときからガリキズやタンクのヘコみはあったけど、そういうところも歴戦感があってイカス。
オフロードである
軽い。キビキビ小回り。段差や数段の階段もウェルカム。
日常の何気ない買い物や、「ちょっとそこまで」で意外と走破性が役に立つ機会は多いのです。
オフに本気すぎない。
競技に出るわけではないので、トライアル車のような本気具合は要らない。いや、欲を言えば欲しいけど、対価に差し出すことになる汎用性を思えば私には過ぎたるもの。80km/hも出せば巡航はウンザリしますが、出せる速度内なら荒れたアスファルトのコーナリングに差し掛かってもきちんと曲がれるくらいには踏ん張る足回りです。これ以上柔らかいと、走るのに神経使うと思う。
オンにも本気など出せるわけない
単気筒の225cc。かっ飛ばせるわけない。自分の周りに披瀝された風景を眺めつつ、晴れでも雨でもぷぺぷぺと走るだけで楽しいのです。自然と誰にでも道を譲ってしまいます。人徳ならぬバイク徳ですね。
パーツ安い。
アホみたいに頑丈。
ロートルなのであちこちマヌケ。
なんて言うか、きちんとされている方もいらっしゃるのは重々承知していますが、私は今日もエンジンがイッパツでかかってぷけぷけ走ってくれるだけで「おお、お前ナマイキにもなんか騙し騙し頑張るじゃないか、ガッハッハ」という具合に可愛い。
もうなんかピンシャンと研ぎ澄まされたマシーナリィなぞ望む気も起きず、燃調とかブレーキの効きとかなんやかんや六割から八割くらいの状態でアウトレイジ的に自分以外は信用せず、ワダツミもニョロリも猜疑に歪んだ暗い瞳で互いを窺いながらのんびり気持ちいい春の日を走っているというモーターサイクル・ライフ(偽りの平穏)がそこにはあるのでした。
うちにはインフォメーションの塊のようなおもちゃがおりますので、普段使いとしては凄まじくオマケの楽しさが多いステキ・マシーナリィ。
オフロードも尖っていけば奥は深いのでしょうが、今のところ「ケロリで足をつきつつお山を登って気分はラリースト」でご満悦なのでした。
皆様、ご自愛ください(とってつけた挨拶
Posted at 2020/05/06 23:31:28 | |
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セロー