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2018年12月15日 イイね!

タイヤの話





















タイヤの使い方=ドライビングだと思います。















どんなタイヤでもそのポテンシャルをフルに発揮する


ピークグリップがあるわけで


その領域に行くには遅かれ早かれ特性が異なります。


もっと言えばタイヤの特性に合わせてアライメントも変えますし。






















「タイヤを温める」



と、よく言いますがどこを温めてるんですか?



例えばアタックに入るそのラップ、



何を根拠に温まったと感じてるのですか?



さぁアタックラップに入ります。



ではその時4輪の内圧は狙い通りに来ていますか?



もしくは、確認したことありますか?



では内圧はどうやって合わせているのですか?



それはチューニグカーのアタックから



10LAP前後のレースやそれ以上の耐久レース、



どこにピークを持ってくるかはそれぞれ違いますが、















まず、



タイヤを温めるということに関して、



タイヤを温める=ウェービング は 間違いです。



ウェービングが必要ないというのも間違いですが、



最初から必要な事ではありません。























では、どう温めるか?


























例えば



一般的なサーキットごとに舵を



「ゼロ」から与える回数を右と左で見てみると



(※コーナーの数とは比例しません)












筑波   右6回 左3回


富士   右8回 左4回


鈴鹿   右9回 左8回













単純にこのひとつの項目だけでこれだけバラつきがあり



更にその中にも高負荷、低負荷、高荷重、低荷重、



ゴムの表面温度、路温、気温、当たり面積と車速、と



かなりの解析項目があるので良し悪しは



何せテストしてデータを取る他ありません。

















温めるとは、



じっくりと構造に熱を入れて中から発熱させていく事で



構造の中のワイヤーを触ったらヤケドするぐらいがベストです。



(まぁ中身は触れませんけど)



ウェービングしまくって表面温度を上げても



肝心な内部構造部分に発熱が足りませんから



ピークグリップを低い所で使い終えて終了です。



表面温度を上げるってのはウェットの時など



かなり高めの内圧でアウトラップで表面温度を上げて



ピットインしカットして帳尻を合わせて予選アタックへ入る。



なんてのはやったりしますが、



何をするにもデータが全てなんですよね。












ここ2年某カテゴリーの全てのタイヤを用いて



開発テストに携わってきましたが



タイヤの特性に合わせたセッティングとドライビング。



これが伴わないと何ら発揮できないって事ですね。
















素晴らしいエンジン、シャーシ、剛性、運動性能、



理想の空力を得て吸気をし、エンジン出力がクラッチを介して



ミッションギヤからプロペラシャフトを介してLSDへ伝達され、



ドライブシャフトがハブを回し、ホーイルに付いたタイヤが



最後にどれだけそれを路面に伝えられるでしょうか。



その仕組みを逆から言えばそれら全てを操るのはドライバーであって



手足だけではなく、脳や目、人間の身体全てがそれを操り



全てのポテンシャルを全て請け負って最後に伝達するのが



「4つのタイヤ」なのであります。



そこを勝ち獲る為には「それ」を算出できるエンジニアリングと



蓄積されたデータが必要って訳で、



本気で取り組んでもそう簡単には行きません。















ただ、



ドライビングの向上ってのは



誰もが出来る事で、サーキットじゃなくても



僕みたいに月の半分は現場にいなくても



峠を攻めなくても、スピードを出さなくても、



エコタイヤでもスタッドレスタイヤでも



法定速度内の普段乗りで



普通の交差点の右左折でも修得できます。













ひとつの部品を本気で勉強するとドライビングも変わりますよね。



例えば



なにも気づかずに普段乗りしてたけど



タイヤを見てみたらスリップサインもワイヤーも全開で出ていた。



でも乗って帰らなきゃいけない。



さっきまでの適当な運転から



タイヤに負荷を与えない丁寧な運転で



ドキドキしながらより繊細な運転で帰りますよね。



全てはそういう事の延長線上にあって



いかにその適当を自分でなくしていくか、です。



その道で生きてきた生粋のドライバー人生でない限り



ここを粗末すると向上は難しいですね。



ボクも同じでここの意識を甘やかすと



ロガーにしっかりと証拠が残りますw



形はどうあれ修得する方法見出せるか見出せないか



これを楽しみながら時間を使えるかそうでないか



「遊ぶ」とはちょっとまた意味合いが違いますがね。
























まぁプロクラス以外参戦禁止と ( ;∀;)



言われるぐらいの私が言うのだから間違いない。フフ





























来年もさらなる向上を求めて



今年に続き、



ドライバー、エンジニア、監督、メカニック、マネージャーと



各所で今年以上に勉強したいと思います。





















※このブログに使える写真なくてすみません。(全部NGだし)
























んではまた来年。






















PS:忘年会案件絶賛募集中♪










Posted at 2018/12/15 12:59:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ

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