先日買って、数枚撮っただけでダメだと思ってしまい、
分解したまま復活することの無かったベロフレックス 35mm F2.8 ・・
残念な結果でしたが、やはり35mmの単焦点は1本ほしいなーと。
色々探してみた結果、どうやらこのカールツァイス社製のフレクトゴンがいい感じだそうで、
思わずポチっとしてしまいました。
この頃のツァイス社のレンズ、フレクトゴンにディスタゴン、ビオゴンと、
なんだか特撮モノの怪獣の名前みたいなのが多いです。
って言うか、値段的に、新品のSONY純正 35mm F1.8 とあまり変わらないんですが、
わざわざ40年以上前の代物を買うのってどうなんだ・(笑)
ゼブラ模様が流行った時期のレンズで、製造年代的には
年代的には1950年代後半~1960年代らしいですね。
フレクトゴン35mmは見た目である程度製造の年代が判別でき、
初期:アルミ未塗装のシルバー
中期:ゼブラ
後期:ブラック
という感じ。性能は期を追うごとに良くなっていくわけですが、
見た目は中期がかっこいいですよね。
Jena って言うのは「ジェナ」でなく、「イエナ」と呼ぶそうです。
まだドイツが東と西に分かれていた頃、カールツァイス社も分断されてしまい、
イエナ市 のあった東ドイツ側が、 「カールツァイス イエナ」と名乗っていたそうです。
とまぁ、レンズ1つに大層な歴史があるのね!素敵!となっちゃうわけです。
長い年月を経て自分のもとに来たのですから、大切に使わせてもらいしょう?
絞りはオートのみでした。
でも、横にあるポッチを押すと、絞り羽が動いて設定の絞りになる機構みたいです。
オートとマニュアルの切り替えがあればベストだったんですけどね。
このレンズの凄いところは、最短撮影距離が18cmという、
マクロ並の近接撮影が出来るところでしょうか。
ヘリコロイド(ピント合わせるためのリング)が360°近くグルグル~っと回ります。
伸ばすとこんなに飛び出てきます。
さて、このままでもいいけどその前に・・
やっぱり撮るたびにレンズ横のポッチを押すのはめんどくさい。
その辺にあったプラスチックの破片を利用してちょっと加工
(ピンの部分が少し飛び出るので穴あけが必要だった。)
レンズ面に瞬間接着剤垂らしたらゲームオーバーなので、保護は流石に必須。
加工したプラスチックの破片を、ピンを押さえつける形で瞬間接着剤でつける。これだけ。
いやいや、久しぶりに使ったけどアロンアルファすげぇ!
これで、ピンを押さなくても絞りが動くようになりました。
ちょっと試写。
わざわざカメラもって会社行って、帰りに撮ろうかと思ったら見事にトラブルが発生。
外に出られなくなったのでオフィス内にて・・
絞り開放だとこんな感じです。
ピントが合っているところはまぁまぁシャープ。ボケ方は自然でいいですね。
F4位で。
使っていてん??と思ったのは、ピントあわせがちょっと難しいかな?って所ですね。
当たり前なのかもしれないけど、レンズが広角になればなるほど、ピントあわせが難しい・・
ネット上では絶賛されているレンズで、価格も落ち着いているため(何しろ40年以上前のものだし)
状態を保てば同じ価格で売ることが出来るでしょう。「資産」と同じような感じですね。
ただ、撮った時の解像度による衝撃は、放射能レンズこと
Takumar 50mm F1.4 には適わないかなと思いました。
やはりトリウムは凄いのか?
ちなみにSONY純正の35mmF1.8も、相当いい描写をするらしいです。
惜しむらくはAPS-C専用なところ。なんだかんだそのうちポチリそうですけど。
Posted at 2011/01/22 13:02:30 | |
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