完全ノーマルの排気系。(考察)

先日「完全純正排気系」になったアルトX4ですが「音が静かになった」のは勿論の事､出足が良く「乗り易い」感じになりました｡

ただしこれは「3000rpm以下で16kgm」も有った低回転時のトルクが更に向上した訳では無く､アルトが動くのに必要なトルクがもっと低い回転数から発生するようになっただけの事で､グッと踏み込んだ時のトルク感は純正センターパイプの外観と同様にかなり細くなりました。

元々アルトターボRS純正の排気系はパイプやジョイント直径が38φで作られてるので､45φのフロントパイプも50φのセンターパイプもジョイント部は38φに絞られてしまう為「太くしても意味が無い」と思われがちですが…

K2スペシャルフロントパイプやセンターパイプはジョイント部の圧力損失を低下させる加工を施してある為､太いパイプ類もその能力を最大限に発揮する事が出来ます。

市販品をただ「ポン付け」するのでは無く入り口側も出口側も「極限まで」スムージング加工。
これだけの物が一気に撤去されると中〜高回転域はすっかり元気が無くなりました。

紆余曲折しつつ苦労して作り上げた「自慢の排気系」もK6Aのような「頑丈で堅牢なエンジン」が有ったればこそ｡
「砂の城」の上では何を乗せても崩れてしまいます。

残念ですがこの後「主」が不在となる為､K2オリジナルの排気系は二束三文で売却してしまいました｡

皆さんのアルトに提供した「K2スペシャルパイプシリーズ」はアルトを手放すその日まで大事に使って下さい。m(_ _)m