冬になってから、
あ、マフラー擦った話じゃないですよ。
バイクの方ですが、エンジンが全くかからない!
口コミでは、「冬かからなくなるので始動性よくするためにアーシングする」とか見かけますが、その話を会社の人と話したところ、こんな情報を寄せてもらいました。
『リチウムイオンバッテリーについて聞いてみよう!』
そうか、KTMはリチウムイオンバッテリーを採用しているため、低温に非常に弱い!
今朝も、セルを回してもキュキュっとも言わず、再起動がかかってしまいました。
というわけで、寒中始動ではひとつ、儀式が必要なようです。
上記のサイトのやり方は、ウィンカーを点滅させて放置、とのことですが、恐らく1290SuperDukeは灯火類がすべてLEDなので効果は薄いかと。
かといってセルを回し続けるとバッテリーが上がってしまう…
そこで、以下のような手順でやってみました。
・キーをONにしてインジェクションなどの電装類を起こす
・10秒くらいしたらOFF
・またONにしてセル一回回す(2秒くらい)
(当然かからない)
・キーをOFF
・またONにしてセルを…
を3セット!
すると、どうでしょう。だんだんセルが元気になってきました。
イメージとして、
「起きてー!」と声をかけても
"んー…" としか言わない状態が、
''ムクーっと起き上がって、ボーっとしてるけど目は開いた'
かな?という雰囲気。
そこで、ビンタでビビビビ!!!
のつもりでエンジンかかるまでセルを回し続けます。
すると、火が入り、
ボボッ… ボッ… ボッ…(わーった、わかーった、…起きたから!も、ビンタやめて!あー…もうー…)
と、寝ボケぎみにエンジンがかかりました。
鉛バッテリーに慣れていると、最初のセル回しの反応みると絶望(バッテリー上がりきったかと)しか感じませんが、リチウムイオンバッテリーの特性を理解すればそんなにドキドキしなくなりました。
そういえば、何年か前にリチウムイオンバッテリーのバイク用が出たてのころ、バイクやのお兄さんに、「リチウムイオンバッテリーは、負荷をかけるほど元気になるのでオススメ!」とか言ってて、何いってんの?電気消費したら弱るに決まって( -_・)?んじゃん?
と思ったのを思い出しました。
当たらずも遠からず、といったとこですかね。
常温状態で弱ったリチウムイオンバッテリーを酷使しても復活するはずないですが、
「充電量は十分で」「寒冷時に電子移動がしぶってるとき」なら、ある程度の電気負荷あたえることで熱を持ち、性能が復活する。
こんな感じかな?
全固体のリチウムイオンが実用化されれば、この寒冷時の儀式は要らなくなるのだろうか?
いずれにせよ、また一つ、1290SDのクセをつかんだ。
『寒冷時の始動ではバッテリーを"叩いて"起こす必要があります』
ということで!
Posted at 2020/01/11 08:13:57 | |
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