ねこえもんのブログ一覧

　ご安全に。


　パンクの話を挟みましたが、続きです。
　そゆわけで、計りに行ってきました。リップがあると前の牽引フックが使えないんですよね～。なので、タイヤ交換してもリップを付けなかったのですよ。
　いわゆる「馬力チェック」です。下にあるローラーをブン回してクルマの出力を計る装置。計測中、洗剤をローラーとタイヤにかけてました。滑り止めらしい。洗剤だと滑りそうな気もしますが、逆に滑らないんだって。へぇへぇへぇ。ちなみに、トラクションを稼ぐ為にトランクにも２人乗ってます。

　前の岡山国際サーキットを走ったときに感じた出力低下。それを数値で調べようと思ったのです。
　以下、計測した状況。 愛用しているＨＫＳ・ＣＡＭＰとｄｅｆｉにはピークホールド機能がありますので、それを見てみましょう。



　７５００ｒｐｍほど回して貰いました。最高速度はＨＫＳは反応速度が悪いので１５０キロ表示ですが、ｐｉｖｏｔのメーターでは１９１キロでした。



　　左・燃料噴射量。右・インジェクター開度。３速４速で計って貰ったのですが、インジェクターは９０％も開いてませんね。経験上、高ギアだと開ききらないようです。
　燃料は最高で１分当たり１３００ｃｃほど噴いていたようです。前の岡山国際サーキットでの走行会で１時間経たないうちにガッツリと減ったのも致し方ないということでしょうか（サーキットの燃費、３キロ切ってました）。



　問題のブースト。やっぱり、オーバーシュートしても常時ブーストである０．８までかかって無い…。担当さん曰く「すぐに下がって０．５位をウロウロしてた」そうです。前はそれなりに０．８はかかっていたのですが。ということは、ブーストは０．１～０．３ほど下がっているみたいです。


　結果。



　３速。


　４速。

　共に、赤・実測馬力、緑・修正馬力（損失等を考慮した数値）、水色・修正トルク、の値となります。 エボじゃ無いのはお約束。

　見てみますと、３速では低回転からどーんとトルクが立ち上がり、３５００～４０００回転で最大トルクが出てます。馬力の方は５０００～６０００回転くらいで最大になるようです。
　４速では３０００回転くらいで最大トルクをマーク。馬力の方は３速と同じで５０００～６０００回転くらいで最大になるようです。修正値で１７０馬力くらいというと、コルトVer.Ｒと同じくらいになるのかな？　そゆわけで仔馬使いの皆様、これからよろしくお願いしますね♪

　この低回転でのトルクの出方、乗りやすいはずですね～。さすがは低回転型ターボエンジンです。そして、高回転を使う意味があんまり無いことも分かりますね。５Ａの４Ｇ９３ターボは７５００回転まで使えるのですが、御覧のようにあんまり出力がありません。７０００回転未満でシフトアップしていった方が速いでしょうね。というか、実際、速いらしいです。元５Ａ乗り・今インテＲ乗りである方が調べて表で見せてくださいました。それによりますと、２速くらいまでは７５００回転まで回しても速いけど、３速以降は７０００回転くらいでシフトアップした方が出力的にも繋がりが良いそうです。残りの５００回転は、シフトアップするには距離が短いとかでそのまま回し続ける為の領域として使った方が良いとか。なるほどね。 いやいや、クルマの運転って難しいよね。知識も必要なんだもんな。「一生、勉強」ですかね。

　しかし、３速使用時の出力の低さがなんともかんともですね。岡山国際サーキットでは、３速が一番使うギア。長めの直線へ立ち上がるときに使います。なので、ここで出力が出ていないと速度が伸びにくくなります。なるほどね。前回の速度が出なかった原因はコレかも…。


　５Ａを買って１ヶ月後にも計っているのですが、その時は４速・５速で計ってました。同じ４速を見てみますと、当時は実測１５３ｐｓ・修正馬力１８２．９ｐｓ・修正トルク２８．１キロ出ていたようです。この時から約５年・９万キロほど走行している事を考えると、通常の劣化具合・出力具合ですね。というか、頑張っている方かも。ブーストがキッチリと掛かっていれば同じ数値、運良くば、これ以上が出たかも知れません。エンジン本体は絶好調のようですね。そこは嬉しい部分でした。

　さてさて。ブーストかからない病はどうしましょうかね。これでも十分に出てる気もしますので、奥義・「見なかったことにする」を発動してもいい気がしますが。アレの劣化だと簡単ですが、交換は簡単じゃないんですよね。ちょっと考えますか。